腎臓や肝臓に問題を抱えている場合、特定の成分を摂りすぎないようにしなくてはいけない場合があります。
青汁はさまざまな栄養素が含まれているため、「もしかしたら自分は青汁を飲んではいけないのでは?」と思っている方もいるのではないでしょうか?
そこで、青汁に含まれている成分と、腎臓や肝臓にどんな関係があるのか、腎臓や肝臓が悪い人は青汁を控えた方が本当にいいのかなどを紹介します。
腎臓や肝臓が悪い人は青汁は飲んではいけない!?
腎臓や肝臓が悪い人が青汁を飲んではいけない、と言われる理由はなぜでしょうか?
それは、高カリウム血症という命に係わる状態になる危険性があるからです。
高カリウム血症とは、体内のカリウム濃度が上がり過ぎてしまう病気です。
カリウムは神経伝達や筋肉の収縮に関する重要な役割を持っています。
体内に取り入れたカリウムは腎臓や肝臓の働きで余分な量が排出され、一定の濃度を保つようになっているのです。しかし、腎臓や肝臓の状態が悪い方の場合、余分なカリウムをうまく排出することができません。
そうなると高カリウム血症になってしまうのです。
高カリウム血症の症状とは?
血中のカリウム濃度が上昇すると、不整脈、嘔吐、下痢などの症状を引き起こします。重度の高カリウム血症になると、心室細動を起こして心停止し、突然死につながる恐れもあります。
青汁に含まれるカリウムの量とは
青汁には様々な栄養素が含まれています。ではカリウムの量はどうなのでしょうか?
青汁の主な原料100g当たりのカリウム含有量をみていきましょう。
原材料名 | カリウム含有量(100g) |
---|---|
大麦若葉 | 2200mg |
桑の葉 | 2700mg~3100mg |
明日葉 | 540mg |
ケール | 420mg |
青汁の中でも大麦若葉と桑の葉がカリウムを多く含んでいることがわかります。ただし、青汁は他の原料とブレンドすることが多く、それぞれの青汁によってカリウム含有量が変わるので注意が必要です。
カリウムの適正量とは?
健康な方の1日当たりのカリウム適正値は男性2500mg、女性2000mgです。ただし、腎臓の状態が悪化して人工透析をしている方の場合、1500mgまでに抑えることが推奨されています。
青汁は腎機能や肝機能アップに効果的!?
高カリウム血症の話を聞くと、腎臓や肝臓には青汁は良くないのでは!?と思ってしまうかもしれません。しかし、それは間違い!
実は青汁は腎機能や肝機能をアップしてくれる効果があるのです。青汁に含まれる腎臓や肝臓の機能をアップしてくれる成分についてご紹介していきます。
①カリウムが余分なナトリウムを排出!腎臓病を予防する
血中のナトリウムが多すぎると血圧が高くなり、腎臓に負担がかかってしまいます。カリウムは余分なナトリウムを排出させる働きがあります。
余分なナトリウムを排出することで血圧を下げて腎臓の負担を減らし、腎機能アップにつながる効果があるのです。余分なカリウムは、腎臓が正常であれば尿として排出されるため摂り過ぎても心配ありません。
逆に、ナトリウムの摂りすぎは腎臓に負担をかけるため、まずはカリウムを摂ることで腎臓の負担を減らすことが腎機能アップにつながるのです。
②スルフォラファンやカルコンで肝機能をアップ!
青汁に含まれるスルフォラファンやカルコンといった成分は、肝機能を高める効果があります。肝臓の機能をアップすることで、元気な肝臓を保つことができるのです。
③食物繊維で内臓脂肪を防いで腎臓の負担を減らす!
青汁にたっぷりと含まれている食物繊維は、内臓脂肪がたまることを防いでくれます。
内臓脂肪が増えると、高血圧、高血糖、高脂血を招き、腎臓に負担がかかるのです。
食物繊維で内臓脂肪が体につきにくくすることで、腎臓の負担を減らして腎機能をアップすることができます。
④ビタミンEの抗酸化力で肝臓の血流をアップ
青汁に含まれるビタミンEには高い抗酸化力があります。さらに血流を良くする効果もあるのです。そんなビタミンEは肝臓を元気に保つ効果もあります。
ある研究によれば、ビタミンEを摂取することによって、肝臓がんのリスクが48%も下がるという結果も出ているとのこと。ビタミンEがたっぷり含まれている青汁を飲むことで、肝臓を元気にすることができるのです。
⑤ビタミンCで炎症を抑えて腎臓の機能を正常化
青汁に含まれるビタミンCは抗酸化作用が高いことでも知られています。さらに腎臓の機能を正常化して、利尿効果を高めることができるのです。
ビタミンCがたっぷりの青汁を飲むことで、腎臓を元気にすることが可能です。
腎機能や肝機能アップにおすすめの原料と青汁!
①大麦若葉
大麦若葉には様々な栄養素が含まれていますが、特に注目したいのがSOD酵素です。SOD酵素は高い抗酸化力を持っています。
活性酸素はすべての内臓に悪影響を与えますが、特に怖いのが肝臓です。肝臓は活性酸素が発生しやすい臓器の上、肝臓についた脂肪が酸化することでさらに肝機能が低下するのです。
SOD酵素で活性酸素を取り除くことで、肝機能をアップすることができるのです。
独自製法でSOD酵素を活性したままだから効果が高い!「リッチグリーン」
大麦若葉の青汁の中でも、腎臓と肝臓の機能アップを狙うならリッチグリーンがおすすめです。熱を加えない独自の「活性保存製法」だから、熱に弱い酵素の力をそのまま体に取り入れることができるからです。SOD酵素のパワーで肝臓を元気にできます。
②明日葉
明日葉の葉や茎を切ると、黄色い汁が出てきます。その中に含まれるフラボノイドのカルコンは利尿効果や高血圧を防ぐ効果があります。
高血圧は腎臓に大きな負担をかける要因となりますから、明日葉を使った青汁を飲むことは腎機能アップにつながるのです。
その他にもビタミンCやビタミンEなど、腎臓や肝臓の機能を元気にしてくれる成分がたっぷり含まれています。
八丈島で育てた元気な明日葉を根っこまで使った「ふるさと青汁」
明日葉で腎臓や肝臓の機能をアップさせたいなら「ふるさと青汁」がおすすめです。ふるさと青汁に使われている明日葉は、八丈島の豊かな土の栄養をたっぷり吸収しています。
カルコンをはじめとする明日葉の栄養成分がたっぷり。だから効果が高いのです。
③桑の葉
桑の葉には血糖値を下げる、コレステロール値を正常にする効果があります。血糖値が下がり、コレステロール値を下げることは、腎臓や肝臓の負担を減らすことができます。腎臓や肝臓の負担を減らすことで、腎臓や肝臓の機能をアップすることができます。
また、ビタミンEなどの肝臓の機能をアップする栄養成分もたっぷり含まれているのです。
無農薬の桑の葉を使っておいしく飲める「神仙桑抹茶ゴールド」
桑の葉で腎臓と肝臓を元気にしたいなら、「神仙桑抹茶ゴールド」がおすすめです。契約農園で無農薬で育てた桑の葉に抹茶をブレンドした青汁なので、安心して飲むことができます。
お茶農園が丁寧に作った青汁は、後味がすっきりしていておいしく飲むことができます。
腎機能や肝機能が悪い人は青汁を控えて!
腎機能や肝機能が悪い方にとって、カリウムが含まれている青汁は高カリウム血症の恐れがあります。もし青汁を取り入れてみたいと思う場合は、お医者様に相談して取り入れてもよいかを確認してからにしましょう。
まだ腎機能や肝機能が正常な方にとって、青汁は逆に腎臓や肝臓を元気にしてくれるうれしいメリットがいっぱいです。ぜひ青汁を飲んで、元気な腎臓や肝臓を保ちましょう。
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