青汁の残留農薬は危険!?本当に安心できる青汁はどれ?

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青汁・残留農薬1

青汁と言えば健康のために毎日飲んでいるという方も多いのではないでしょうか?

毎日飲むことを考えれば、飲みやすくて美味しいに越したことはありません。しかし、健康のために飲む健康食品だからこそ、その安全性も一層気になるものではないでしょうか。

いくら安くて美味しいものであっても毎日飲む青汁が農薬や食品添加物まみれでは安心して飲むことができません。そして、青汁に関しても例外ではありません。

特に、妊婦さんや産後のママなど体がデリケートな時期の人が飲む場合には、普段は気にしない細かい部分の安全性まで気になりますよね?

そこで青汁の残留農薬ってどうなの?というところからじっくり解説していきます。

残留農薬はなぜ危険?農薬を使うメリット・デメリットとは

青汁とアレルギーの関係2

農薬と一言で言ってもその種類はさまざまです。

農薬と呼ばれるものには殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤、殺鼠剤、防カビ剤、除草剤、植物成長調整剤などがあります。

これらの農薬は栽培の作業効率を高めたり収穫量を安定させたりするために多くの農作物に使用されています。

農薬はなぜ危険?

農薬には毒性があります。そして、その中には人の健康や自然環境に悪影響を引き起こす危険性があるものも少なくありません。そのため、国によって使用の制限が決められています。

基本的には人や環境に害が及ばないように使用をされています。

また、摂取量によっては命に危険が及ぶ場合もあったり、よく使用される除草剤や殺虫剤には神経障害を引き起こす危険性があったり、残留農薬に関しては急性症状だけでなく慢性症状を引き起こす体内への蓄積の危険性があったりすることが指摘されています。

農薬規制の基準値と現状は?

日本においては現在、農薬取締法や食品衛生法において、使用することができる農薬の種類や使用量、残留農薬の基準などが厳しく制限されています。

農薬の使用量は農作物(+栽培地域)ごとに規定されており、残留農薬の基準については厚生労働大臣によって一日摂取許容量(一部の作物を除き一律基準0.01ppm)が規定されています。

高度成長期には農業が発展されるために農薬は幅広く使用されていましたが、80年代に入ってから健康被害や環境の悪影響が注目されるようになってから現状では毒性が少ないものが少量使用されるようになったのです。

なお、基準値を超えてしまったものに関しては集荷停止などの措置がとられるため一般に流通することがありません。

農薬を使うメリット・デメリット

危険性もある農薬ではありますが、メリットがあるためにここまで普及したという歴史があります。

では、農薬を使うメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

農薬を使うメリット・デメリット

メリット デメリット
・農作物を雑草や害虫、病原菌などから守ることができる。
・農作物の安定供給が可能になる。
・農作物の大量生産が可能になるので、消費者にとっては安価で購入することが可能になる。
・農薬は少なからず私たちの体に悪影響を及ぼす危険性がある。
・農薬は自然環境を破壊する危険性がある。

国産の青汁だったら安心?無農薬青汁と有機栽培青汁はどうなの?

青汁・フリーズドライ製法7

中国産の安い農作物は農薬が多量に使用されているからという理由で食べるのが怖いということで、中国産は避けて国産を選ぶという人も多いのではないでしょうか?

そして、最近の中国の食品偽装をはじめとする食に関する問題のため、とりあえず国産を選べば安心という人も多いでしょう。

しかし、本当に国産と書かれていれば安心して大丈夫なのでしょうか?

国産青汁の思わぬ落とし穴!生産は工場でも原材料は諸外国!?

基本的には外国から輸入される農作物や製品に関しても残留農薬の検査は行われています。しかし、その量はとても多いのですべてのものが検査されているわけではありません。

そして国によってその基準値は変わるので、検査されずに輸入されてしまったものの中には日本における残留農薬の基準値が満たされていないものが混じってしまっている場合がないとは言えないのです。

一方、日本で販売されている国産原材料を使用して製造された製品はしっかりと基準はクリアされているので基本的には残留農薬の心配は必要ありません。しかし、「国産」という表記には少し注意が必要になります。

「国産」という表記ですが、原材料を外国から輸入して、その原材料を使用して国内の工場で製品を作った場合でも使用することができるのです。

また、製造場所は外国であっても、日本人スタッフが常駐して日本と同等徹底した衛生観念と管理体制のもの作られたものであっても、この場合は「外国産」になってしまいます。

そのため、「国産」「外国産」という表記だけで判断してしまうのは危険な場合も残念ながらあるのです。

無農薬青汁と有機栽培青汁であれば残留農薬の心配なし!?

青汁を選ぶ時に100%国産の原材料を使用したものを選べば、基本的に残留農薬の心配をすることはありません。

しかし、より安全性を求めるのであれば、もともと農薬を使用せずに栽培された原材料を使用しているものを選ぶことをおすすめします。

そんな青汁を選ぶ時に、私たちがよく目にする表示が「無農薬栽培」と「有機栽培」になります。

では、無農薬栽培と有機栽培であれば本当に残留農薬の心配はないのでしょうか?

無農薬栽培とは

その言葉の通り、栽培期間中に、農薬や化学肥料を使わず栽培することになります。この場合は「農薬不使用」と表示するように定められています。しかし、ここで注意が1つあります。

あくまでも栽培期間中に農薬を使用していなければ「農薬不使用」と記載できるのです。

そのため、前年度まで農薬を使用しており、その成分が土地に残留している場合もあるので、正確に知りたい場合はその土地でどのくらいの期間農薬が使用されていないのか確認する必要があります。

有機栽培とは

農薬や化学肥料を使わずに栽培することになります。別名オーガニック栽培と呼ばれることもあります。

農林水産省によって有機農産物の日本農林規格(JAS規格)が設定されており、認証を受けたものにはJASマークが表示されているので、それで判別する方も多いのでないでしょうか。

しかし、ここでも注意が必要です。勘違いされがちですが、有機栽培=無農薬ではありません。

有機農産物(JAS規格農産物)の定義は下記のように決められています。

1.農薬と化学肥料を3年以上使用していない田畑で栽培したもの
2.栽培期間中に農薬や化学肥料を使用していないもの
3.遺伝子組み換え技術を使用していないもの

しかし、有機栽培においては、極めて安全性は高いとは言われていますが、天然に存在するものから作られた30種類の農薬は使用することができるのです。

そのため、有機農産物を使用して作られる青汁は残留農薬の危険性はかなり低くなりますが、100%無農薬ではないということは知っておいていただきたいです。

有機栽培のメリット・デメリット

では、そんな有機栽培のメリット・デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

有機栽培のメリット・デメリット

メリット デメリット
・味が良い
・栄養価が高い
・農薬の使用量が限りなく少ない
・放射性物質が含まれていない
・遺伝子組み換え野菜ではない
・栽培に手間がかかる
・販売価格が高い
・100%無農薬ではない
・形がふぞろい
・なかなか手に入らない(購入場所が限られる)

本当に安心安全な青汁を選ぶための4つのチェックポイント

青汁とアレルギーの関係6

では、残留農薬の危険性がない青汁を選ぶにはどのようなことに注意する必要があるのでしょうか。そのような青汁を選ぶ時に気をつけるポイントが4つあります。

①青汁の原材料の産地

パッケージの国産という記載ではなく、各原材料の産地が具体的に記載(◎◎県産ケール)されているかを確認すること。また、原材料が外国産である場合は、それが詳しく説明されていること。

②青汁の原材料の栽培環境

農薬や化学肥料、添加物などの使用について説明されていること。記載がない場合は使用されていると考えて良いでしょう(添加物に関しては、原材料表示で確認できます。)。

また、この使用に関しては製造メーカーの商品ページのQ&Aなどのページに記載されていることも多いです。

③青汁の製造過程の環境

青汁の原材料はもちろんですが、製品を製造する工場についても確認しましょう。所在地や管理体制、品質管理がどのように行われているのかを知ることもとても重要です。

④青汁の残留農薬のチェック体制

青汁の残留農薬や放射性物質の測定を自社や外部に依頼で実施しているメーカーもあります。そして、その結果を自社のホームページで公表したり、お客さまセンターに問い合わせると教えてもらえたりするところもあります。

少し手間はかかりますが、安全のためにはチェックをすることが大切です。

残留農薬チェック済み!安心安全な青汁3選

青汁・トマトジュース比較5

①えがおの青汁満載

青汁満菜の口コミ体験レビュー

えがおの青汁満載は、栽培期間中に化学合成農薬・化学肥料不使用の九州産の大麦若葉を使用していること。
・18種類の健康グリーン素材を使用していること。
・商品自体は有機JAS認証の商品ではありませんが、10種類が有機JAS認証の原料を使用していること。
具体的には以下のものになります。

・有機抹茶粉末
・有機緑茶粉末
・有機ケール粉末
・有機桑葉粉末
・有機モロヘイヤ粉末
・有機ゴーヤ粉末
・有機はと麦若葉粉末
・有機明日葉粉末
・有機キダチアロエエキス
・有機ゴマ若葉粉末

・健康食品GMP認定工場で商品を製造し、第三者機関で残留農薬や有害物質の検査を徹底して行っていること。

②ふるさと青汁

ふるさと青汁

ふるさと青汁は、農薬・化学肥料に頼らず昔ながらの農法で栽培された八丈島産の明日葉、島根県産の桑の葉、熊本・大分県産の大麦若葉を原材料として使用していること。
・甘味料や香料などの添加物が使用されていないこと。
・各地より届いた原料は、厳重に品質管理された国内のGMP認可工場で混合・造粒・整粒され、いくつもの検査を経て丁寧に包装されて製品化されていること。また、人の目視に加え秤のセンサーでも確認するなど何重もの厳しいチェックを通過していること。


③サンスター 健康道場 粉末青汁

サンスター健康道場粉末青汁

・原材料は100%国産野菜を使用していること。具体的には下記になります。

ブロッコリー(宮崎県産、鹿児島県産、岡山県産、北海道産)
ケール(宮崎県産、大分県産、熊本県産、島根県産、静岡県産)
大麦若葉(福岡県産、大分県産、熊本県産)
明日葉(東京都(八丈島)産)
モロヘイヤ(島根県産)

・砂糖や食塩、香料や着色料、保存料などの食品添加物が不使用であること。


安心安全な青汁を選ぼう!

青汁とアレルギーの関係8

健康のために飲む青汁ですが、選び方しだいでは体に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。

せっかく毎日青汁を飲むのであれば、安心安全に飲みたいですよね。

ぜひ、青汁を選ぶ際のチェックポイントを参考にして安心して飲むことができる自分にとってピッタリな青汁を見つけて、青汁生活を楽しんでください。

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管理人プロフィール

こんにちは!青汁美人の管理人のアオノワカハです。 私も昔、不摂生な食生活をしていて栄養不足の悩みを抱えていました。 でも、「青汁」を生活に取り入れたことをきっかけに徐々に栄養不足に悩むことも減っていき、今ではヘルシーなライフスタイルを送っています。 このサイトでは私が数々の青汁を試した経験を元に、「賢い青汁の選び方」を伝えていくと同時に青汁を使ったライフスタイルのご提案もしていきたいと思います♪

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