ほうれん草は和食から洋食までさまざまな料理に使うことができる便利な食材で、また栄養素が豊富に含まれている緑黄色野菜としても有名です。
そんなほうれん草を青汁にいれて飲みたいと思う人やほうれん草メインの青汁を探している人もいるのでは?
でもほうれん草のメインの青汁ってあまりないですし、正直ピンとこないですよね。そもそもほうれん草メインの青汁はなぜ少ないのでしょう?
ほうれん草メインの青汁が少ない理由は?
ほうれん草メインの青汁が少ない原因はズバリ、ほうれん草にシュウ酸が含まれてるからです。
シュウ酸は尿路結石や腎臓結石の病気を発症させる原因の一つにもなるんです。
3大激痛!?尿路結石や腎臓結石
(出典:NIKKEI STYLE)
尿路結石や腎臓結石の痛みは3大激痛と言われているほどの痛みなんです。
食べものからシュウ酸が体内に入り、これが腎臓にあるカルシウム出会って結合した時シュウ酸カルシウム結石を作ります。それが尿の通り道の尿管や尿道で詰まり、これが激しい痛みの原因となるのです。
結石の成分にはシュウ酸カルシウムだけでなく、リン酸カルシウムなどといった他の種類もありますが、尿路結石の患者さんの80%以上はシュウ酸カルシウム結石と言われています。
え、ほうれん草は危険な食べ物なの!?
結石の原因であるシュウ酸を多く含む食材は葉物野菜なんです。そのなかでも、シュウ酸はほうれん草に多く含まれています。
ここまで読んだらほうれん草はなんだか危険な食べ物なような気がしますよね…。
でも安心してください!
このシュウ酸は水に溶け出る性質があるため、ほうれん草を茹でることで生のほうれん草に比べてシュウ酸を80%ほど減らすことができます。
(出典:公益財団法人日本医療機能評価機構 Minds ガイドラインライブラリ)
ほうれん草と青汁の相性は悪い!?
ほうれん草を茹でるという調理法で、シュウ酸を減らすことはできますが、それと同時に水溶性ビタミン(ビタミンB群やビタミンC)やミネラルも一緒に水に溶け出てしまうため、ほうれん草の栄養を青汁から全て摂取することは難しいのです…
そんなほうれん草ですが、その栄養素はどうなっているのでしょうか?
ほうれん草の栄養素がすごい!
ほうれん草は豊富な鉄、ビタミンC、β-カロテン、カリウム、カルシウム、ビタミンKが含まれている栄養価の高い食材なのです。
①貧血予防に重要な「鉄」
食事からの鉄の摂取は貧血を予防する上で重要となっています。鉄分は肉類や魚介類に多く含まれていることが多いですが、野菜にも含まれています。
ほうれん草は野菜の中でも鉄分が多く含まれている野菜としても有名なんです。
②「ビタミンC」が免疫力をサポート
ビタミンCは細胞を老化させ、血液をドロドロにさせる原因の活性酸素を防ぐ抗酸化作用や風邪をひきにくくするための免疫システムのサポートをしています。
また、ビタミンCは体の中への鉄の吸収を高める役割もあるので鉄とビタミンCの両方を多く含んでいるほうれん草はすごい食材なんです。
③視力低下予防にも効果的な「β-カロテン」
人参のオレンジ色はβ-カロテンがたくさん含まれている象徴ですが、実はほうれん草にも多く含まれているんです。食事から体の中に入った栄養成分のβ-カロテンは小腸で吸収されたあと、ビタミンAへ変換されます。
このビタミンAは、視力低下の予防、風邪になりにくい体を作るためのサポート、皮膚や粘膜を丈夫にするサポートとして重要なビタミンです。
④むくみ改善効果も期待できる「カリウム」
カリウムには体の中に含まれている塩分の元であるナトリウムを体の外に出してくれる働きがあります。ナトリウムが体外に出ることにより、血圧の低下効果やむくみの改善にも期待がもてます。
⑤骨をつくるのに欠かせない「カルシウム」
カルシウムは骨や歯を作る材料として欠かせない成分となっています。年齢を重ねると人の骨の強度は弱くなっていき、骨粗鬆症や骨折のリスクが高くなります。
これらのリスク予防にカルシウムは効果的です。また、イライラを鎮める効果もあります。牛乳のカルシウムは動物製品のためカルシウムを摂取する上では理想的な食品ですが、牛乳が苦手な人はほうれん草でカルシウムを補ってみてはどうでしょうか。
⑥止血に欠かせない「ビタミンK」
出血した時に、血を止めるためのプロセスに欠かせないのがビタミンKです。このビタミンKが体内に足りないと血が止まらなくなってしまう恐れがあります。また、骨を丈夫にするにもビタミンとしてもカルシウムと同様に重要なのです。
ほうれん草よりすごい!?青汁の原材料は栄養満点!
多くの青汁には大麦若葉、明日葉、ケールが使われています。これらは緑黄色野菜で、見た目はほうれん草とどことなく似ていますが栄養成分はほうれん草よりも高いんです!
①大麦若葉には便秘時に欠かせない食物繊維が豊富!
大麦若葉にはほうれん草の約15倍の41.1g(100g中)の量の食物繊維が含まれているんです。
食物繊維には便に水分を与えて柔らかくしてくれる働きがある水溶性食物繊維と、便の量を増やし腸の活動を活発化させる不溶性食物繊維があります。
大麦若葉の食物繊維のうちの約9割が不溶性食物繊維で、残りの1割が水溶性食物繊維ですが、どちらともほうれん草よりも格段に多い量が含まれています。
また、大麦若葉はほうれん草に比べて多くのビタミンやミネラルを含んでいますが、料理に使う食材としての流通が少なく、手に入れるのが難しいため、大麦若葉の栄養を摂取するには青汁が一番なんです。
②免疫力を高める!明日葉
明日葉は全体的にほうれん草よりもビタミンやミネラルがバランスよく含まれており、なおかつその栄養価も断然高いんです。
中でも、ビタミンB2が野菜のなかでも豊富に含まれており、糖質、脂質、たんぱく質を分解してエネルギーに変え、疲労回復やダイエット効果にも繋がります。
また、明日葉の葉や茎を切ると出てくるカルコンという黄色いネバネバのポリフェノールの一種が含まれています。このカルコンは抗酸化作用や抗菌作用を持っており、皮膚や体内の免疫力を高める効果があるんです。
③ケールの飛び抜けたビタミンCとカルシウム量
独特な苦味があるケールですが、その苦味の分ほうれん草に比べて2倍量の81mg(100g中)のビタミンC、4倍量の220mg(100g中)のカルシウムが含まれています。この量はビタミンCで有名なレモン100g中、カルシウムで有名な牛乳100g中に含まれているよりも多い量なんです。
ほうれん草と青汁のいいとこどり!サンスター健康道場 おいしい青汁!
サンスターから発売されている“健康道場 おいしい青汁”は栄養と味のバランスを考えて9種類の青野菜を厳選し、青汁を作っています。
①ほうれん草を含む9種類の厳選青野菜を贅沢配合
サンスターの青汁はほうれん草の鉄分をはじめ、サンスターが吟味して選んだ野菜たちからビタミンやミネラルをバランスよく贅沢に配合して作られているんです。
日本人の野菜摂取の量は厚生労働省より350gと目標設定がされています。しかし、食事からの野菜量だけでこの量をカバーするのは難しいのが現実です。そのため、青汁からの野菜摂取はその足りない量を補う方法としてとても効果的なんです。
②美味しい後味を再現!りんごが入っていて飲みやすい!
サンスターの青汁は独特な苦味を持ったケールも配合されていますが、他の野菜や果物と一緒に作られているためとても飲みやすい青汁と評判も良いです。
青汁は続けることに意味があるので、苦いものをがまんして飲み続けるよりも、飲みやすくておいしいと感じるものを選ぶ方をオススメします。
③無添加へのこだわり!砂糖・食塩・香料・保存料一切不使用
サンスターで作られている青汁は無添加のため子供からお年寄りまで安心して飲むことができるんです。また、味も野菜や果物から作られているので素材本来の味を楽しむことができます!
栄養満点な青汁を飲もう♪
食べている食事のビタミンやミネラルのバランスは思っているよりも偏っていることが多いですが、それがどう偏っているのかを知ることは簡単にはできません。
そのため、サンスターの“健康道場 おいしい青汁”のような栄養満点でバランスよく栄養素が配合されている青汁を飲むことはとても効果的なんです!
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