更年期でイライラしやすい…
最近腰が曲がって背が小さくなった気がする…
健康診断で骨密度が低いと言われた…
そんなことに悩んでいる方はいませんか?
骨は何もしないと年を取るにつれてもろく、骨折しやすくなってしまいます。
高齢者になってから骨折してしまうと、最悪寝たきりになってしまうんです。
「私、カルシウム摂っているから大丈夫!!」と思っている方。ちょっと待ってください!
カルシウムだけでは骨を丈夫にするには不十分なのです。
カルシウム同様「ビタミンD」にも骨を丈夫にする働きがあるんです。
カルシウムだけでなくビタミンDも一緒に摂ると相乗効果で、さらに骨を丈夫にする効果が期待できるのです。
そして、野菜不足解消や便秘解消のために飲まれていることも多い青汁にも、ビタミンDは含まれているんです。
骨を丈夫にしながら、野菜不足や便秘も解消できるのは一石二鳥でいいですね。
というわけで、今回はビタミンDの効果・効能などを詳しく見ていきましょう!
そもそもビタミンDって何?
ビタミンDは脂溶性ビタミンの1つです。
ビタミンDは椎茸など植物に含まれる「ビタミンD2」と動物性食品に含まれる「ビタミンD3」の2種類に分けられます。
どちらも体内での作用に違いはなく、効力もほぼ同じです。
ビタミンDを含んだ食品というのは多くありません。主に、魚介類やきのこ類に含まれています。
では、ビタミンDが不足した場合、どんな症状が現れるのでしょうか?
ビタミンDが不足するとどうなるの?
ビタミンDが不足したら次のような症状が見られます。
①子供は「くる病」になりやすい
子供がビタミンD不足になると「くる病」という病気になりやすくなります。くる病とは成長期に骨のカルシウムが作られなくなり、骨が曲がったり、骨が軟らかくなったり、骨折しやすくなる骨の病気の事です。
子供は自分がビタミンDが足りているかどうかなんてわかりませんよね。ですので、お父さん、お母さんが気をつけてあげる事が大切です。
②脚の形がO脚・X脚になりやすい
ビタミンDが不足すると、O脚やX脚になりやすくなります。女性は誰もが綺麗な脚になりたいと思っています。そんな女性にとってビタミンDはとても大事なビタミンだと言えますね。
③妊婦さんは「骨軟化症」のリスクが高まる
骨軟化症とは、骨の組織からカルシウムが減少して、骨がもろく軟らかくなり、骨格が変形してしまう成人の病気です。
妊婦さんは、自分が摂った食事の中から栄養をお腹の中の赤ちゃんにあげています。特に、カルシウムは赤ちゃんの骨を形成するのにとてもたくさん必要になります。そのカルシウムは妊婦さんの骨の中のものが使われます。なので、骨がもろくやわらかくなってしまいます。
では次に、ビタミンDの効果・効能を見ていきましょう。
青汁に含まれるビタミンDの効果・効能
青汁に含まれるビタミンDには次のような効果・効能が期待できます。
①骨や歯を健康に保つ
ビタミンDには、カルシウムは腸からスムーズに吸収されるようにする働きがあります。そして、血管を通して骨にカルシウムを運び、それを骨に沈着する働きもあります。
なので、食事でカルシウムだけを摂っていても、ビタミンDも一緒に摂っていないとカルシウムを上手く利用する事が出来ません。
②血液中のカルシウム濃度を調整する
体内にあるカルシウムの約99%は骨に蓄えられていて、残り1%は細胞や血液中に一定の濃度で存在しています。
カルシウムは、筋肉を収縮させたり神経伝達などの非常に大切な働きをしています。この働きを正常にしておくには血液中のカルシウム濃度を一定にしておく必要があります。
このため、血液中のカルシウム濃度が高くなるとビタミンDとホルモンが余分なカルシウムを骨に蓄えたり、体外に排出します。
その逆に、カルシウム濃度が低くなると、骨からカルシウムを血液中に送り出し、濃度を一定にするように働きます。
また、食事から摂取するカルシウムが少ないと、尿に含まれるカルシウムを再吸収する働きもあります。
③免疫を高めたり、精神状態を改善してくれる
ビタミンDは骨の形成だけに関与していると思われていましたが、最近ではインフルエンザやガン、花粉症などのアレルギー、うつ状態の改善などにも効果が期待できる栄養素だと言われています。
では、ビタミンDの働きを知った上で、ビタミンDを摂取する時に気をつけたい事やビタミンDを効率よく摂取する方法を見ていきましょう。
ビタミンDを摂取する時に気をつけたい事
過剰摂取にも注意が必要!!
「くる病」や「骨軟化症」などビタミンD不足にも注意が必要ですが、過剰摂取にも注意が必要です。
耐容上限量よりも多く摂取すると、全身の倦怠感や食欲不振、嘔吐などの症状が見られます。
次にビタミンDを効率よく摂るにはどんな事をしたらよいのでしょうか?
ビタミンDを効率よく摂るには?
①日光浴をして体の中でビタミンDを作ろう!!
私たちの皮膚には、ビタミンDの前駆体である「プロビタミンD3」が存在します。これは、紫外線を浴びると、ビタミンD3に作り替えられます。ですので、天気が良い日などは日光浴をするとよいでしょう。
しかし、日光浴をしすぎると皮膚がんの発生率も高くなるので、注意が必要です。
また秋や冬は春や夏に比べて日照時間が短かったりして、体内のビタミンD濃度も低くなりがちです。なので、秋や冬は食品から積極的にビタミンDを摂取する必要があります。
②椎茸は太陽光で干して「干し椎茸」で食べよう!!
椎茸にはビタミンDの前駆体の「プロビタミンD」が多く含まれています。
ビタミンDは太陽の光を浴びるとビタミンDに変わります。このため、天日干しした「干し椎茸」の方が生の椎茸よりもビタミンDの量が多くなっています。
ただし、最近の干し椎茸は人工的に乾燥して作られている物が多いので、使う前に日光に当ててあげるとよいでしょう。
③きのこ類を、炒めものや天ぷらにして食べよう!!
ビタミンDは、脂溶性ビタミンできのこ類全般に含まれています。吸収率を高めたいならきのこを炒めものにしたり、天ぷらなどにして、油と一緒に摂ると効率よく摂る事が出来ます。
では、私たちは1日にどれくらいのビタミンDを摂ればいいのでしょうか?
ビタミンDの1日の目安量と耐容上限量
ビタミンDの不足と過剰摂取に気をつけるためにも目安量と耐容上限量を年齢別に見ておきましょう。
年齢 | 男性 | 女性 | ||
---|---|---|---|---|
目安量(μg/日) | 耐容上限量(μg/日) | 目安量(μg/日) | 耐容上限量(μg/日) | |
0~5ヶ月 |
5.0
|
25
|
5.0
|
25
|
6~11ヶ月 |
5.0
|
25
|
5.0
|
25
|
1~2歳 |
2.0
|
20
|
2.0
|
20
|
3~5歳 |
2.5
|
30
|
2.5
|
30
|
6~7歳 |
3.0
|
40
|
3.0
|
40
|
8~9歳 |
3.5
|
40
|
3.5
|
40
|
10~11歳 |
4.5
|
60
|
4.5
|
60
|
12~14歳 |
5.5
|
80
|
5.5
|
80
|
15~17歳 |
6.0
|
90
|
6.0
|
90
|
18~29歳 |
5.5
|
100
|
5.5
|
100
|
30~49歳 |
5.5
|
100
|
5.5
|
100
|
50~69歳 |
5.5
|
100
|
5.5
|
100
|
70歳以上 |
5.5
|
100
|
5.5
|
100
|
妊婦 |
-
|
-
|
7.0
|
-
|
授乳婦 |
-
|
-
|
8.0
|
-
|
ビタミンDを摂取するのにおすすめの青汁は?
ビタミンDを摂取するにあたっておすすめする青汁を2つご紹介します。
①エバーライフ「飲みごたえ野菜青汁」
「飲みごたえ野菜青汁」は合計30品目の野菜や食材を使用して作られた青汁です。その30品目の中には和食の伝統から生まれた健康の合言葉「まごわやさしい」の食材である「まめ」「ごま」「わかめ」「やさい」「さかな」「しいたけ」「いも」も使用されています。
青汁の材料に椎茸や魚などビタミンDは含まれている食材を使っているのでビタミンDの摂取にはおすすめと言えます。
牛乳などと混ぜて飲むと飲みやすくなり、なおかつ、カルシウムと一緒に摂取できるので一石二鳥と言えますね。
また、「飲みごたえ野菜青汁」にはヒアルロン酸やローヤルゼリーなどの美容に良いとされる成分も含まれているので女性にとっては嬉しいですね!!
②えがお「えがおの青汁満菜」
「えがおの青汁満菜」は青汁の3大原料の「大麦若葉」「ケール」「明日葉」をはじめとした18種類の素材で作られている青汁です。
えがおの青汁満菜を飲むと、ビタミンDが3.07μg摂る事ができ、これは成人の目安量のほぼ半分の量を1杯飲むだけで補えてしまうという青汁なのです。
また、風味豊かな抹茶と緑茶を配合して、コクのあるまろやかな味わいに仕上げてあるので、とても飲みやすい青汁になっています。
青汁を飲んでビタミンDを摂ろう!
これまで、ビタミンDの効果・効能や不足した時・過剰摂取した時に起こる症状などをみてきて、私たちが年を取っても元気に動くのに必要な「骨」や美味しくご飯を食べるのに必要な「歯」を健康な状態にしてくれる大切な栄養素だという事がわかりました。
しかし、これからどんどん日照時間が短くなり、体内でのビタミンDの合成が少なくなるのに加えて、食材からビタミンDを摂っていくのは難しいと言えます。
そんな時には、青汁を飲んでビタミンDだけでなく、不足しがちなビタミンやミネラルを摂って、いつまでも健康で元気に過ごす事が出来る体を手に入れましょう!!
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