「美味しくない」「まずい」「苦い」というのが昔からの青汁のイメージではないでしょうか?
ただ、ケールの青汁はお世辞にも決して美味しいとは言うことができません。
そこで最近では青汁を飲みやすくするためにも大麦若葉や明日葉が使用されるようになってきました。しかし、ケールと言えば、青汁の主原材料の1つになります。
そこで、今回は昔からの青汁の主原材料のケールについて説明していきます。
これぞ野菜の王様!青汁の原料ケールの栄養がすごい!
ケールとは、昔から青汁の主原料になっています。ケールは地中海原産のアブラナ科の野菜でありキャベツやブロッコリーに似た野菜であると言われています。
そのためヨーロッパでは食卓にケールがあがることもあるようですが、日本では食事で食べるという方は少ないのではないでしょうか?
日本ではケールと言えば、青汁というイメージをする人がほとんどでしょう。
ケールの栄養価
ケールは緑黄色野菜の王様と呼ばれるほど栄養価の高い野菜になります。ケールは各種ビタミンが豊富に含まれています。特にビタミンCの含有量は1番多く、明日葉の約2倍、大麦若葉の約11.5倍であると言われています。
ビタミンCには抗酸化作用があり、細胞の老化(アンチエイジング)を防いだり、免疫力を高めたり、ストレス改善や貧血予防・疲労回復・がん予防などに関与している栄養素になります。
また、ミネラルも豊富に含まれています。特にその中でも、カルシウムとマグネシウムはケールの含有量が1番多く、それぞれ明日葉の約3.4倍、約1.7倍、大麦若葉の約7.3倍、約2.8倍になります。
ケールの7つの効能。便秘・ダイエット・健康に効果あり!?
では、緑黄色野菜の王様とも呼ばれるケールにはどのような効果があるのか詳しく解説していきましょう。
①美肌効果でお肌もつるつる
美肌のために欠かすことができない栄養素と言えば、ビタミンCになります。ビタミンCはコラーゲン生成に関与することで、傷の治りをよくしたりしわをできにくくしたりします。
また、シミやそばかすの原因になるメラニン色素の生成を抑制する働きがあり、シミやそばかすを抑えることもできるので、美白効果を期待できるのです。
②ストレス軽減で心身ともに元気な毎日を
生きている以上、そして、現代はストレス社会と言われるほど、ストレスを抱えている人が多いと言われています。
ストレスを全くなくしてしまうストレスフリーになるということは難しいですが、ストレスを和らげて精神的な安定をもたらすことは努力次第で可能であります。
ビタミンCは抗ストレスホルモンの生成に関与します。ストレスを感じると体の中でビタミンCが消費されて、抗ストレスホルモンが作られてストレスを和らげることに役立つのです。
逆に言うと、ビタミンCが不足すると、抗ストレスホルモンが十分に作られないためにストレスに対抗できない弱い体になってしまうのです。
③豊富なカルシウムで丈夫で健康な歯と骨をゲット!
現代人は昔に比べて、歯や骨がもろくなってきていると言われています。
実際に骨粗鬆症の患者は日本において1000万人をこえており、特に女性に多いのが特徴とされています。歯や骨を丈夫にしてくれる栄養素としてカルシウムをあげる人がほとんどではないでしょうか?
カルシウムと聞くと牛乳を思いつく方がほとんどだと思いますが、実はケールもカルシウムが豊富に含まれているのです!
牛乳が動物性のカルシウムを含んでいるのに対して、ケールは植物性のカルシウムを約2倍豊富に含んでいます。
そして、動物性に比べて植物性のカルシウムの方が体への吸収力が高いということとケールはカルシウムと骨と歯を結びつけるのに役立つビタミンKを豊富に含んでいることから、歯と骨の健康にはより効果的であると言えます。
④豊富な食物繊維でしつこい便秘ともさようなら
最近では小さな赤ちゃんの中でも増えてきていると言われており、女性のお悩みの上位にも必ず挙がる便秘。
便秘とは腸の動きが正常ではなく、腸内に排出しきれない老廃物がたまってしまっている状態になります。
これを改善するのに効果的なものが食物繊維になります。食物繊維には、腸の動きを促し便意を起こしたり、善玉菌のエサとなり働きを活性化させることで腸内環境を整えたりすることで便秘の改善を促してくれるのです。
ケールは100g当たりの含有量で見ると、3.7gも含まれており、その量はレタスの3倍以上であり便秘の改善にもおすすめになります。
⑤目の健康のためには豊富なルテインが効果的!
パソコンやスマホの普及により昔に比べると日々目を酷使している人が増えてしまっています。目の酷使は眼精疲労や視力の低下を促す原因にもなります。
そんな目を酷使している方にとっていただきたい栄養素の1つに別名天然のサングラスとも呼ばれている「ルテイン」になります。
ルテインにはブルーライトや紫外線と言った私たちの目にとって有害な光から私たちの目を守ってくれるという働きがあると言われています。
ルテインはもともと私たちの体に存在してはいますが、体内で作ることはできません。そのため、加齢や生活習慣で少なくなる一方で、食材やサプリといったもので外から補ってあげることでしか増やすことができない栄養素でもあります。
ルテインが豊富な野菜としてはほうれん草が有名ですが、ケールはほうれん草の約2倍ルテインが豊富に含まれているので目の健康には最適なのです。
⑥メラトニンで毎日上質な睡眠を
睡眠と覚醒の切替えをスムーズに行ってくれる栄養素にメラトニンがあります。
メラトニンが不足することで睡眠の体内時計がくるってしまうので、なかなか良質な睡眠がとれなくなってしまうのです。
そのため、スムーズに眠れるためにもしっかりとメラトニンが必要になってくるのですが、ケールはそのメラトニンを豊富に含んでいるのです。
ケールが豊富に含まれていると言われている食材(オート麦:180μg、とうもろこし:139μg、米:100μg 可食部100gあたりの含有量)と比べても4,300μg/可食部100gの含有量と圧倒的に多いのです。
そのため、寝つきが悪い、不眠に悩み中という方にはぜひ1度摂ってみることをおすすめします。
⑦女性に嬉しいダイエット効果
女性なら一度は挑戦したことがあるのではないでしょうか?
現在、いろいろな種類のダイエット方法がありますが、中には過酷なものもあり、途中で挫折したり、無理がたたり逆に体を壊したり、成功はしたものの終わった後にリバウンドしてしまったなどのお悩みがある方も多いと思います。
そんな方におすすめなのがケールの青汁なのです。緑黄色野菜の王様とケールは栄養価非常に高くミネラル類・ビタミン類・食物繊維が豊富に含まれています。そのため、食事量を減らした分の栄養を補ってあげるのに最適な食べ物になります。
また、食物繊維を豊富に含んでいるので、腸内環境を整えて老廃物をしっかりと排出して代謝が活性化されることで脂肪も燃焼されやすくなります。そのため、脂肪がたまりにくく、太りにくい体つくりにも役に立つのです。
ケールと大麦若葉・明日葉は何が違う?栄養・飲みやすさを比較!
ケールは緑黄色野菜の王様と呼ばれるほど栄養価の高い野菜になるので、大麦若葉や明日葉に比べるとたくさんの健康効果を期待することができます。
唯一の弱点をあげるとすれば、ケールは苦味や独特の香りがあり、昔の「苦くてまずい」と言われていた青汁に使用されていた代表選手ということもあり青汁初心者には飲みにくい味になります。
しかし、現在では大麦若葉や明日葉に匹敵するほど飲みやすくなっているケールの青汁もあるのでぜひ試していただきたいです。
ケールは副作用あるの?妊婦さんが飲んでも大丈夫?
基本的には食材なので薬のような副作用は存在しませんが、栄養価が豊富であるため飲みすぎた場合には特定の栄養素を過剰に摂りすぎる場合があるので摂取には少し注意が必要です。
ケールの副作用は?
注意が必要な栄養素にはケールに豊富に含まれている鉄分とビタミンKがあります。
鉄分の過剰摂取により、胃腸障害による吐き気、嘔吐、下痢、さらには動脈硬化、肝臓障害、血色素症などの症状を引き起こされる可能性があります。
特に鉄分のサプリメントを服用している方は過剰摂取に陥りやすいので、摂取目安量に注意し主治医に相談して飲むことをおすすめします。
ビタミンKには血液凝固の働きがあることからワーファリンなどの薬を服用している方には薬の作用を弱めてしまうことからおすすめできません。
青汁、ケールに限らず、ワーファリンとビタミンKとの併用は禁忌されていますので、服用しないように注意が必要です。
妊婦は飲んでも大丈夫?
ケールに豊富に含まれている葉酸には、DNAを合成したり細胞分裂を促したり血液を作ったりという働きをしてくれるため、胎児と妊婦さんの健康に欠かせない栄養素でもあります。
葉酸が不足していると、妊娠初期の胎児の神経管閉鎖障害を引き起こすリスクも高くなったり、授乳期までは貧血のリスクも高くなったりするのでしっかりと摂取してあげることが大切になります。
ケールの青汁ならファンケル本絞り青汁ベーシックがおすすめ!
ケールの青汁と一言で言ってもいろいろな会社からたくさんの種類のケールの青汁が販売されています。
そのたくさんあるケールの青汁の中からおすすめしたいのがファンケル本絞り青汁ベーシックになります。
この青汁をおすすめする理由は3つです。
①1回量に含まれるケールの量が生葉で約40g分
1回量で厚生労働省が推奨する緑黄色野菜の1日の推奨量120g以上を補えます。だからと言って、食事で野菜を取らなくても大丈夫というわけではありません。基本は食事から摂るのが大前提なのはお忘れなく
②飲みやすく続けやすい美味しさ
ケールは苦くて飲みにくいと言われる青汁の原料の代表選手でもありますが、ファンケルのこちらの青汁はファンケルマイルドテイスト製法によりクセがなくスッキリ飲みやすい仕様になっております。お子様でも飲みやすい仕様になっています。
③国産ケールを100%使用の安心感
主原料であるケールは鹿児島県・愛媛県・長野県の契約農家化学農薬を使用せずにミネラル農法で栽培されているものを使用しているので、安心して飲むことができます。
もちろん製品自体も国内工場の徹底した品質管理の下、着色料・保存料・食塩・香料を無添加で製造しているので子どもにも安心して飲ませることができる商品になります。
毎日1杯!青汁をとりいれよう
昔に比べると「苦い、まずい」のイメージはなくなり飲みやすくなった青汁。
基本的には食事から摂り入れることが大前提ですが、食事では補え切れない部分をサポートするためにぜひ、まずは毎日朝の1杯青汁を取り入れてみませんか?
毎日続けることできっと何らかの効果を感じることができるはずですよ!
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