青汁の主原料の1つである大麦若葉の特徴は苦味の少なく飲みやすい美味しさと食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれていることです。
大麦若葉が何となく体に良いということは分かっている方も多いとは思いますが、今回は大麦若葉には私達の体にとってどんな効果があるのかを詳しく解説していきます。
大麦若葉は抗酸化成分を含む!青汁の主要原料
大麦若葉はイネ科の植物であり、大麦の若い葉のことを言います。そして、大麦が大きく成長する前の20cmほど成長した段階で収穫したものになります。
この大麦若葉は抗酸化作用があるビタミンCを豊富に含んでいます。また、食事ではなかなか摂るのが難しいと言われている強力な抗酸化力を持つと言われているSOD酵素が含まれているのも大きな特徴の1つになります。
SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)酵素とは、Super Oxide Dismutaseのことであり、老化の原因にもなる活性酸素を除去する酵素という意味になります。
この酵素は私達の体の中にも存在するものでありますが、加齢とともに生産量も少なくなると言われています。そのため、外から摂り入れることで細胞の酸化を抑えて、老化を防ぎながら元気な体を保つ効果を期待できるのです。
そして、このSOD酵素を効率的に摂るのにおすすめなのが大麦若葉をメインとした青汁を飲むことなのです。
大麦若葉の6つの効能。便秘・ダイエット・健康に効果あり!?
青汁のメイン原料となる大麦若葉には飲むことで私達が得ることができる嬉しいつの効果があります。
①豊富な食物繊維で腸内環境と便秘の改善!
大麦若葉は100g中に約42mgと食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維には水溶性と不溶性の2種類ありますが、水溶性は毒素を吸着して体外に排出したり、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を良くしたりで、便の排出を促し便秘の解消を促してくれます。
一方、不溶性は保水性が高く、腸内での善玉菌を増やして腸内環境をよくしてくれるという特徴があり、このことが排便を促し便秘の解消を促してくれます。
そのため大麦若葉を摂るとこの2種類の食物繊維の働きにより、いらないものは体の外に排出されて、腸内環境が整えられて、腸内がしっかりとお掃除されるのです。
②大麦若葉でダイエット!スッキリボディを手に入れよう!
体の中に溜ってしまっている余分な脂肪を分解して排出するためにはたくさんのビタミンとミネラルが必要になります。
そして、痩せる体質を作るには私達の体の中である心臓や腎臓の周り、首の周り、脇の下、肩甲骨の間といった限られた場所にしか存在していない褐色脂肪細胞を上手に働かせる必要があります。
この褐色脂肪細胞の中に存在している酵素を活性化させることで脂肪を燃やして消費カロリーを増やすことで痩せ体質へと導いてくれます。
この作業を上手に動かすために大麦若葉に豊富に含まれているビタミン・ミネラルが必要になってくるのです。
また、大麦若葉には体に蓄積してしまっている脂肪を分解するのに役立つリパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素も含まれているので体の脂肪燃焼を促すダイエット効果が期待できるのです。
③肌荒れ予防で美肌をゲット!
私達の肌は日々代謝され、細胞の入れ替えが繰り返し行われることで再生されていきます。しかし、加齢や紫外線による外刺激、ストレスなどにより代謝が上手くされずに老化することで肌荒れが引き起こされるのです。
美肌のために日々のスキンケアを怠らないという方も多いとは思いますが、そんな時に心強い味方になるのが大麦若葉に豊富に含まれているビタミンになります。
大麦若葉に含まれるビタミンCやビタミンB2・B6、ビタミンAを作るのに必要なβカロテンといった美肌作りには欠かすことができないのです。
大麦若葉にビタミンの嬉しい効果
ビタミンCはストレスから体を守ることで皮膚の細胞に十分な栄養と酸素を運びます。ビタミンB群は粘膜や皮膚の健康を守るために正常な皮脂分泌を行ってくれます。
そして、βカロテンは、ダメージを受けた皮膚の回復に必要な抗酸化作用があるビタミンAを作るという大事な役割があります。
④アンチエイジングでいつまでも若々しい体をゲット!
加齢により私達の体は肌だけでなく様々な部分が老化をしていきます。また、現代の私達は活性酸素を増やす原因となってしまっているたばこやアルコールといった嗜好品やストレスや紫外線といったものを減らすことが難しい中で生活しています。
大麦若葉はそんな加齢を防ぐ味方でもある抗酸化力が強いと言われているSOD酵素やビタミンE、クロロフィル、カテキンという栄養素を豊富に含んでいるのです。
そのため、体のサビと呼ばれて私達の体を老化させる原因となる活性酸素を取り除くのにとても有効になります。
大麦若葉に含まれるビタミンEの効果
大麦若葉には別名若返りビタミンとも呼ばれている抗酸化力の強いビタミンEが豊富に含まれています。このビタミンEは血流を良くすることで細胞を老化させてしまう活性酸素の働きを抑制して老化を防いでくれます。
⑤アトピー性皮膚炎への効果もあり
小さい頃から苦しんでいる人も多いと言われる疾患の1つにアトピー性皮膚炎があります。
アトピーの原因は遺伝や食べ物、アレルギーなど様々な要因が考えられていますが、大麦若葉の持つ強い抗酸化作用がアトピー改善に効果があるとも言われています。
大麦若葉には代謝機能を促し、細胞を正常化する働きがあります。そして、アトピーの原因の1つでもある過酸化脂質を作り出す活性酸素を除去するのに、大麦若葉が持つ強力な抗酸化力を持つSOD酵素が効果的であると言われているのです。
⑥大麦若葉で疲労回復・ストレス知らずな元気な体を
現代人は少なからず何らかのストレスを抱えている人が多いとともに、「休んでもなかなか体の疲れが取れない」と悩みを抱える人が多いです。
そんなストレスや疲れを解消して、生き生き元気になるために有効な栄養素に大麦若葉に豊富に含まれるビタミンCとB1そしてカリウムがあります。
ビタミンCは抗ストレスホルモンとも呼ばれているアドレナリンの分泌を促してくれます。
ビタミンB1は脳の働きを活性化させて疲労物質を除去してくれる働きがあります。そして、カリウムには排出されて不足すると、ナトリウムが増加して、疲労がたまると言われているので不足状態にならないように保つ必要があるのです。
大麦若葉とケールは何が違う?栄養・飲みやすさを比較!
青汁の主原材料として有名なものには大麦若葉以外にケールと明日葉があります。今回は栄養素のバランス的に比較的似ている大麦若葉とケールで栄養と飲みやすさについて比較していきます。
どっちの栄養価が高い?
(出典:日本薬品開発株式会社)
大麦若葉はたんぱく質や食物繊維、鉄分、ビタミンB1・B2はケールと比較して多く含まれていますがその他の栄養素に関してはケールの方が栄養価が高いと言えます。
栄養価だけに注目するとケールは緑黄色野菜の王様と言われるほど大麦若葉に比べて全体的に栄養価が高いのでケールの方が良いのではないかと思う方も多いと思います。
どっちが飲みやすい?
しかし、毎日継続して飲んでこそ青汁の効果を実感できることを考えると栄養価はもちろんのことですが毎日飲み続けられる味、美味しさであるかどうかも重要な点になります。
飲みやすさの点で比較をすると、ケールは苦味や独特の香りがあり、昔の「苦くてまずい」と言われていた青汁に使用されていた代表選手ということもあり青汁初心者には飲みにくい味になります。一方で、大麦若葉はわずかにクセや苦味はありますが、抹茶風味で飲みやすいので青汁初心者にもおすすめできます。
大麦若葉は副作用あるの?妊婦さんは過剰摂取に注意!
大麦若葉をはじめ大麦若葉をメイン原材料として作る青汁は基本的には薬ではなく食品であるので副作用というものはありません。しかし、どんなに健康に良いと言われている食品であってもバランスが大事です。
極端の過剰摂取は体の不調を引き起こす原因になる場合もあるので気をつける必要はあります。
妊婦さんは飲んでも大丈夫?
青汁は薬ではなく健康食品であるので妊婦さんが飲んでも基本的には問題はありません。ただし、胎盤を通して胎児に栄養が運ばれる時期でもあるので、胎児の成長に悪影響を与えないためにも選ぶ際には通常よりも注意が必要です。
妊娠中に大麦若葉(青汁)を選ぶ時の注意点
・無農薬であるかどうか
・どこで栽培されているかどうか
・放射能汚染の心配はないか
・有害物質が含まれていないかどうか
大麦若葉の青汁ならヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサンがおすすめ!
大麦若葉が良いのは分かったけれど、たくさんある大麦若葉の青汁からどの青汁を選べばよいのか分からない方も多いと思います。そんな方におすすめしたいのが、大正製薬から販売されている「ヘルスマネージ 大麦若葉青汁 キトサン」になります。
①コレステロールを低下させる働きを持つキトサンが配合!
カニの殻由来の水溶性食物繊維のキトサン。通常、血中コレステロールは、肝臓で担汁酸となり、小腸へ分泌された後、一部は再吸収されて肝臓へ戻リマス。キトサンは、この再吸収を抑制し便として排出してくれます。このキトサンの働きにより血中コレステロールが活発に使用され、結果的に血中コレステロール値が低下します。
②安心な農薬不使用な有機大麦若葉をベースに使用!
ヘルスマネージ大麦若葉青汁<キトサン>では自然豊かな熊本県阿蘇地方の契約農家で、育てられら農薬不使用の有機栽培で育てられた大麦若葉を使用しています。大麦若葉粉末には、鉄分は、ほうれん草の約8.8倍、ビタミンB2は、アスパラガスの約9.5倍、葉酸については、小松菜の約6.5倍と普段の食事からとりにくい栄養もたっぷり含まれています。
③まるでお茶のような飲みやすさ!その秘密は抹茶を配合
実際飲んでみたら、これが青汁!?というぐらい飲みやすいです。飲んでみた感想はまるでお茶のよう。粉末を水に溶かすだけでサラっと飲めるので、毎日飲むのも苦になりません。個別包装されているので、外出先にももっていきやすい点も◎
④トクホ(特定保健用食品)認定で安全は保障済。
さすが製薬会社というだけあって、品質管理には徹底的にこだわりが!認定されるのは農産物全体の0.2%に過ぎない「有機JAS」認定の大麦若葉を使用。特定保健用食品(トクホ)の認定をわざわざ時間と手間をかけてとるとことあたりも、安心安全に徹底的にこだわると企業努力が垣間見れます。
毎日1杯!青汁をとりいれよう
私達の健康を守るためには食が基本であることには変わりありません。毎日毎食バランス良い食事をとることが難しくなっている現代において、食事では補えきれない部分がある人が多いです。そんな時には、足りない部分を補うサポーターとして1日1杯の青汁で補ってあげてください。そして、毎日元気に生活できる体を保ちましょう。
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