青汁が作り置きに適さない3つの理由|ペットボトルは特にNG!?

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青汁ワーファリン9

野菜ジュースは個包装だけでなく1ℓパックやペットボトルなどもありますが、青汁の1ℓサイズを見かけたことはないのではないでしょうか?

「青汁って毎日飲むものだから作り置きしておい方が楽!」
「作り置きしたものをマイボトルやペットボトルに入れて持ち歩けたら楽になるのに!」

とそんなことを思っている方も多いはず。

結論からいうと青汁は作り置きに向いていません!

それはなぜなのか?青汁が作り置きに向いていないのかについて詳しく説明してきます。

青汁が作り置きに適さない3つの理由

青汁とアレルギーの関係6

作り置きが全くできないというわけではありませんが、向いていないのにはちゃんと理由があります。その理由は大きく分けて3つになります。

①栄養価が下がる

青汁だけに限ったことではありませんが、食品や飲み物は開封をしたり作り終わったりした時点で酸化が始まり、どんどん劣化していきます。

そして、青汁に含まれている栄養成分には光や熱、水分、酸、時間の経過などによって破壊されたり変質してしまったりするものが多いです。

特に、豊富に含まれているビタミンCやビタミンE、ポリフェノール、酵素は酸化に影響を受けやすい成分であると言われています。

また、作り置きする前は粉末状態であることが多い青汁ですが、作り置きになると水と合わせることになります。水と混ぜ合わせることにより、一気に劣化が進んでしまうのです。

他にも特に大麦若葉明日葉青汁に豊富に含まれていることが多いものにSOD酵素があります。酵素は作り始めたら時間とともにその活性がどんどん失活してしまうということと、熱に弱いという弱点があります。

②雑菌繁殖する

青汁の作り置きをおすすめできないのには衛生面での不安があることも理由の1つになります。

主流である粉末青汁であれば水分を含んでいないので長期保存も可能にはなります。しかし、作り置きの青汁は水分と混ぜ合わせた状態になります。この状態では雑菌は繁殖しやすい状態なのです。

マイボトルで持ち運ぶ場合、しっかりと殺菌したものを使用していれば問題ないのではと思う方もいるかもしれませんが、時間が進めば進むほど雑菌が繁殖しやすい状態になってしまうのです。

青汁は栄養素が豊富な飲み物になります。そのため、水や無糖のお茶などと比較しても青汁に含まれる豊富な栄養素は雑菌にとってもエサとなり繁殖がしやすい環境になるのです。

また、マイボトルやペットボトルで持ち歩くのはフタをあける→口をつけて飲む→フタをしめるというのを繰り返すことになるので、より雑菌が繁殖しやすい状態になります。

青汁ではありませんが、麦茶や清涼飲料水をペットボトルで飲んだ時の雑菌の増え方を調べた調査結果が下記になります。


(出典:RCC 健康・医療)

口をつけて飲むことによって雑菌が混入してしまうのです。コップで飲む場合、基本は飲み切りになってしまうので、雑菌が繁殖してしまうことはほとんどないのです。

そのため、特に気温や湿度が高い季節の時には、場合によっては食中毒を引き起こしてしまう危険性もあるので注意が必要になります。

特に危険な牛乳割りの作り置きとは!?

青汁の作り置きがおすすめできない理由は理解できましたでしょうか?

基本は水と混ぜ合わせて飲むことが多い青汁ですが、中には牛乳と混ぜ合わせて飲むという方もいるかもしれません。

衛生面に注目してみると、牛乳割りの青汁は水で割った青汁よりも雑菌が繁殖しやすい飲み物になるのです。

カルシウムなどの栄養が豊富に含まれている牛乳は特に注意が必要になります。

ペットボトルでの持ち歩きにも注意が必要

ペットボトルのキャップはポリエチレン(PE)、容器はポリエチレンテレフタレート(PET)という材質で作られています。

ポリエチレンのキャップでは雑菌は繁殖しにくいと言われていますが、容器の方は抗菌処理が難しいと言われています。

ペットボトルの持ち歩きは飲む度にフタの開け閉めが発生します。そのため、ペットボトルの飲み口に数百個の雑菌が付着してしまうのはもちろんのこと、口の中は菌の宝庫でもあるので、飲む度に容器の中に菌が入ってしまい、どんどん繁殖してしまうのです。

特に、温度が高いと菌が繁殖しやすいので、夏の常温の持ち歩きには要注意です。

③保存料未使用だから品質がキープしにくい

基本的に青汁は保存料不使用のものが多いです。そのため、作られたものは品質がキープしにくいのですぐに飲むことがすすめられています。

青汁は緑黄色野菜を絞ったものであるので、野菜同様色や風味の劣化がしやすいものであります。劣化しやすいというのは、消費者に心配されやすいですが、それは食品添加物が使用されておらず安全に飲むことができる証拠でもあります。

それでも青汁を作り置きしたい時の3つのポイント

青汁・糖質制限ダイエット7

青汁が作り置きに向いていないということは分かっても、可能なら作り置きをして飲みたいという人もいるのではないでしょうか?

作り置きはおすすめできませんが、もし、作り置きをするのであれば気をつけていただきたいポイントがあります。

①溶けやすくて、殺菌効果のある成分が含まれているものを選ぼう

青汁は栄養価が高い飲み物であるので、どうしても作ってから時間が経過するほど、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

そのため、どうしても作り置きをして飲みたいという場合には、殺菌効果が期待できる栄養成分が豊富に含まれているものを選びましょう。

具体的には殺菌効果が期待できるカテキンやポリフェノールなどの成分が豊富に含まれているものを選ぶことがおすすめです。

また、溶け切らず粉末が沈殿してしまうと、そこで雑菌が繁殖しやすくなってしまいますので、溶けやすいものを選ぶのもポイントの1つになります。
 

②作るのは多くても1日分で、その日のうちに飲みきりましょう

せっかく作り置きをするのであれば多めに作っておきたいと思う人も多いかもしれませんが、作り置きをする場合には多くても1日分にしましょう。

2~3日分の作り置きをしてしまうと栄養成分の減少・劣化はもちろんのこと、一般的な保存環境では雑菌がどうしても繁殖してしまいます。

そのため、衛生面や栄養成分の面から見てもしっかりと効果を得るためには作ったその日のうちに飲んでしまうことをおすすめします。

③冷蔵庫で保管しましょう

作り置きの青汁は都度作りの青汁に比べてどうしても雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、家の場合は冷蔵庫で、外で持ち歩く時にも保冷剤などで保冷しながら持ち歩くことをおすすめします。

下記は食中毒の原因にもなるサルモネラ菌の繁殖数を温度別で比べた結果になります。

(出典:花王プロフェッショナルサービス)

上の結果からも分かるように、最近は10℃以上の環境において非常に繁殖しやすくなります。そのため、常温での持ち歩きは細菌が1番繁殖しやすい環境でもあります。

一方、10℃以下の環境ではすべてはではありませんが、細菌が増殖しない環境になります。青汁を作り置きする場合には、細菌の繁殖を少しでも抑えるために、冷蔵庫もしくは10℃以下の環境で保管することを心がけましょう。

【結論】青汁の作り置きはおすすめできません

青汁中性脂肪・LDLコレステロール2

基本的には青汁の作り置きはおすすめできません。

青汁を美味しくそして、栄養素の効果を1番効率的に得るためには、その都度作って飲むことが1番最適になります。

青汁は緑黄色野菜の栄養をそのまま摂り入れるものであるのでフレッシュな状態で摂り入れるのが良いです。しかし、どうしても作り置きしなければ飲むことができないというような状況があるかもしれません。

そんな時には今回説明した作り方のポイントを参考にして青汁を飲んでみてください。ただし、このポイントにそって作ったものでもニオイや味に違和感を感じた場合には1日たっていなくても飲まないようにしてくださいね。

上手に青汁を取り入れて、青汁ライフを楽しみましょう。

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管理人プロフィール

こんにちは!青汁美人の管理人のアオノワカハです。 私も昔、不摂生な食生活をしていて栄養不足の悩みを抱えていました。 でも、「青汁」を生活に取り入れたことをきっかけに徐々に栄養不足に悩むことも減っていき、今ではヘルシーなライフスタイルを送っています。 このサイトでは私が数々の青汁を試した経験を元に、「賢い青汁の選び方」を伝えていくと同時に青汁を使ったライフスタイルのご提案もしていきたいと思います♪

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