「いつまでも元気でいたい」「いつまでも綺麗でいたい」「いつまでも若々しくありたい」という願いは、いつの時代においても多くの人が望むものです。しかし、これほど科学が発達した時代においても残念ながら多くの人が夢見ている不老不死はまだ実現されていません。
「老化(=エイジング)を抑える」ということで頭に浮かぶのは、最近よく耳にするようになったアンチエイジングではないでしょうか?
「アンチエイジング」とは、老化に対抗して若作りと思われがちで、化粧品を想像する方が多いと思いますが、決してそうではありません。
いつまでも若々しく元気でいるためには外側だけではなく内側のケアを行うことで、体の機能をしっかりと維持することです。
老化の原因とは?
そもそも老化とはいつ頃から始まると思いますか?4~50歳から老化は始まると思われがちですが、実は、20代前半からすでに老化は始まっているのです。老化とは、私達の体の細胞がダメージを負うことで進んでいきます。
老化の最大な原因は細胞の酸化!?
この細胞がダメージを受けて老化をしていく原因として考えられることはいくつかありますが、その中の代表的なものとして細胞の酸化があります。酸化とは物質が酸素と結びついて起こる現象になります。私達は酸素を体の中に取り込むことで、活動するエネルギーを生み出しているのですが、その際に同時に酸化により体にとってはよくない物質も作られてしまっているのです。
細胞の酸化の原因は活性酸素!?
私達の体は全部で約37兆個の細胞によりできています。これらの細胞を酸化させる原因の1つとして活性酸素というものがあります。活性酸素とは代謝の過程において酸素が変換されてできたものであり、加齢とともに増加することにより私達の体の中の細胞を酸化させることで体の機能が低下していってしまうのです。
この活性酸素は酵素により除去することはできるのですが、この酵素は20歳頃から生成量が減少し始めてしまうので、全ての活性酸素を除去することができなくなり、体の中で蓄積されてしまい老化を引き起こしてしまうのです。
では、どのようにしてこの老化を止めることができるのでしょうか?
老化を抑えるアンチエイジングのための4つの方法
アンチエイジングのために私達ができることには以下の4つの方法があります。
1.スキンケア
シミやしわにならないように毎日ケアしてあげることで老化を遅らせます。
2.紫外線防止
紫外線を浴びると肌にダメージを受けるのはもちろんのこと、シミやしわ・肌荒れ・ニキビなどを引き起こす原因になってしまうので、直接紫外線を浴びないと工夫が必要になってきます。
3.食生活と生活習慣の見直し
食生活と生活習慣の見直しをすることで私達の細胞の老化を防ぐためにできることはいろいろとあります。
4.美容医療
治療費はかかってしまいますが、医師に治療してもらい細胞の老化を抑えて老化を食い止めるという方法もあります。
このようにアンチエイジングをするための方法にはいろいろありますが、今回は、食生活と生活習慣の見直しによって老化を防ぐ方法に注目してみたいと思います。
老化の救世主!抗酸化物質とメラトニン
老化とは私達の体の中の細胞が酸化することによって引き起こされます。この細胞の老化を抑えるために有効であるものに抗酸化物質があります。
抗酸化物質は酸化を防ぐ物質で活性酸素そのものを除去してくれたり活性酸素によりダメージを抑えてくれる働きがあると言われています。この抗酸化物質は抗酸化物質を多く含む食べ物から摂取することができると言われています。
また、アンチエイジングには抗酸化物質の1つであり、別名「睡眠ホルモン」と呼ばれることもあるメラトニンも重要な役割を果たしていると言われています。
この抗酸化物質とメラトニンの2つを上手に取り入れることがアンチエイジングへの近道になります。
抗酸化物質が豊富な飲み物の代表は青汁
抗酸化物質の代表的なものとして、ビタミンACE(エース)やポリフェノール、アントシアニン・スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)などがあります。そしてこれらの抗酸化物質は様々な食べ物に含まれています。その代表的な食べ物は下記になります。
・ビタミンA:緑黄色野菜(人参やかぼちゃ、トマト、ほうれん草など)、うなぎ、鶏レバー
・ビタミンC:かんきつ類、ピーマン、いちご、ゴーヤ、ブロッコリー
・ビタミンE:アーモンド、青魚、大豆、植物油(オリーブオイルやなたね油など)
・ポリフェノール:ごま、大麦、ブロッコリー、ウコン、明日葉
・アントシアニン:ベリー系の果物、赤ワイン、桑の葉
・SOD:明日葉、ルイボス、大麦若葉
そして、これらの成分を手軽に一気に摂取できるのが青汁です。
コレステロール値の上昇を抑える!ビタミンACE(エース)
ビタミンACE(エース)は体内で強い抗酸化力を発揮して、活性酸素の除去してくれるとともに、ポリフェノールは植物に多く含まれる苦味・辛味成分で抗酸化力が強く、コレステロール値の上昇を抑制したり女性ホルモンと同じような働きをしたりするものがあることから美容と健康面の両方から注目度の高いアンチエイジングの成分になります。
強い味方の抗酸化物質!SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)
また、アントシアニンは目の健康を守る成分として有名であり、SODとは、Super Oxide Dismutase(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)を略したものであり、私達の体の中で発生した活性酸素を無毒化して除去してくれる強い抗酸化物質となります。
ただ、このSODに関しては食品から補うのはなかなか難しく、青汁の主成分として有名の明日葉やお麦若葉そして、ルイボス以外からは摂取できないと言われています。
安眠効果だけじゃない!メラトニン
そして、もう1つの抗酸化物質とともに注目したい成分がメラトニンです。メラトニンには安眠効果の他にもアンチエイジングの効果があると言われています。
寝不足によって引き起こされてしまう肌トラブルは睡眠中に分泌されるはずのメラトニンが寝不足により不足してしまうために起こってしまうと言われています。
また、メラトニンも強い抗酸化力を持っており、免疫力を高めたり、体の中の活性酸素を除去したりとアンチエイジングの効果があると言われています。
そのため、メラトニン不足を防ぐには規則正しい生活をして体内時計を正常にして、しっかりと良質な睡眠をとることが大切です。
また、メラトニンを多く含んでいる食品には、明日葉やケール、貝割れ大根、春菊、トマトなどがあります。しかし、私たちがスーパーなどでも購入しやすい貝割れ大根、春菊、トマトには残念ながらあまりメラトニンは多くは含まれていません。
そのため、睡眠以外でメラトニンを補うためには明日葉やケールを使用している青汁を飲むことがおすすめになります。
アンチエイジング効果を期待するにはどんな青汁が良い?
アンチエイジングのためには効果的な2大成分は抗酸化物質とメラトニンですが、抗酸化物質とSODだけを摂取しようとするならばどんな青汁を選んでも問題ないでしょう。しかし、メラトニンも多く含まれるものが良いという場合には、明日葉やケールが使用されている青汁を選ぶことをおすすめします。
飲みやすさNO.1明日葉の青汁
明日葉は普段スーパーなどで見かけることはなかなかありませんが、野菜の王様と呼ばれるほど、栄養価が高く特に各種ビタミン類やポリフェノールの一種であるカルコンという成分を多く含んでいて、3大青汁原料の1つと言われています。そして、明日葉の青汁は明日葉そのものをそのまま食べると苦味を感じてしまうのですが、青汁にするとその苦味は和らぎ、ケールの青汁よりは飲みやすいです。
抗酸化力の高いケールの青汁
一方、ケールも青汁の3大青汁原料の1つであり、緑黄色野菜の王様と呼ばれるほど栄養価の高い野菜でヨーロッパなどでは食卓に並ぶこともあるそうですが、日本の食卓にはほとんど並ぶことはなく青汁に使用されているというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
ケールを使用した青汁は苦味が強い傾向があると言われていますが、各種ビタミン類や抗酸化力の高いルテインという成分を豊富に含んでおり、ビタミンCにおいては大麦若葉の約11倍以上、明日葉の約2倍以上、含まれています。
また、他のものに比べてカルシウムやマグネシウムも効果的に摂れると言われています。苦味が強いとも言われ、昔のケールの青汁=苦くて飲みにくいというイメージがどうしても残っておりますが、最近のケールの青汁は企業の努力もありだいぶ飲みやすくなっており、逆にこの苦さに慣れてくると癖になるという方もいらっしゃるほどです。
青汁でアンチエイジングしよう!
メラトニンが多く含まれている青汁は明日葉やケールが使用されている青汁だけですが、各種ビタミン類やSODといった抗酸化物質はすべての青汁に豊富に含まれています。いつものお食事に青汁を追加することで、食事では補え切れない栄養素を摂りいれて、いつまでも若々しい体を保っていきましょう。いろいろな種類の青汁があるので、ご自身にぴったりの効能・味の青汁を探しだしてください。
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