青汁をはじめとした健康食品の原材料にはよく難消化性デキストリンという成分が入っているのを知っていますか?
この難消化性デキストリンは聞きなれない成分かもしれませんが、体内で効果的に働いているすごい成分なんです!
今回はその難消化性デキストリンに注目していきます。
国も認めたスーパー成分!難消化デキストリンって?
難消化性デキストリンとは?
難消化性デキストリンは、とうもろこしのデンプンを原料として酵素処理された水溶性食物繊維の一種です。
この成分は低粘度で甘みが少ないだけでなく、耐熱性、耐酸性も持ち合わせたほぼ無色の素材のため、健康食品をはじめとした様々な商品に使われているんです!
難消化性デキストリンの特徴
(出典:農畜産業振興機構)
難消化性デキストリンは1g=1kcalと低カロリーで、大腸で大活躍する成分なんです。
難消化性デキストリンは胃酸ではほとんど分解されませんが、小腸で約10%消化吸収され、残りの約90%は大腸まで到達します。
大腸まで到達した難消化性デキストリンの半分はビフィズス菌などの腸内細菌に利用され、残りの半分は糞便中に排泄されます。
トクホにも認定されて安心・安全
からだの生理学的機能などに影響を与える効果が科学的に立証されている食品を特定保健用食品(トクホ)と言います。
トクホの商品は医薬品ではなく、食品に分類されますが、トクホには効果があると言われている成分が含まれているのが特徴です。
それらの成分は国が有効性や安全性の審査を踏まえた上で販売されているので安心して購入することができます。
青汁に含まれる難消化性デキストリンの4つの効果
①食後の血糖上昇を抑制!
難消化性デキストリンは食後の血糖値の上昇を抑制する効果があることが研究結果でも実証されているんです。
通常、食事を食べると血糖が上昇し、その血糖を下げるために膵臓からインスリンが分泌されます。
しかし、食後の過度な血糖上昇やそれに伴う過度なインスリン分泌は糖尿病を悪化させるだけでなく、健康な人にも内蔵脂肪の蓄積や生活習慣病を発症させるという影響を与えるのです。
難消化性デキストリンは、血糖をあげやすいと言われているお米、パン、パスタなどの炭水化物の食事と一緒に摂取することで血糖値の上昇を抑え、インスリン分泌の上昇も緩やかにしてくれます。
②食後の中性脂肪の吸収も抑制してくれる!
難消化性デキストリンは食後の中性脂肪の吸収も抑制してくれる効果があることも報告されているんです!
高値の中性脂肪は脂質異常症を含む生活習慣病の原因の一つとも言われており、この中性脂肪は過度な脂肪の摂取だけでなく、アルコールや糖質類の取りすぎによって値が上昇するのです。
しかし、難消化性デキストリンと脂肪を一緒に摂取することで、食後の中性脂肪の上昇が抑えられます。
③おなかの調子を整えてくれる!
食物繊維の一種である難消化性デキストリンは便秘も改善してくれるんです!
特定保健食品でも難消化性デキストリンはおなかの調子を整える成分として謳われており、その効果は国に認められています。
また、上記でも説明したように、難消化性デキストリンは便の量を増やしてくれる働きだけでなく、腸内でビフィズス菌などの善玉菌に利用され、腸内環境を良くしてくれるので便秘の人にはうってつけの成分なんです。
④ビタミンやミネラルの吸収を促進してくれる!
難消化性デキストリンを摂取することによって、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛といったビタミンやミネラルの吸収率が増加したことも報告されているんです!
その他にも、女子大生を対象に難消化性デキストリンを摂取させたところ、成分摂取期間は貧血の一つの指標であるヘモグロビン濃度が増加したにも関わらず、摂取をやめてしまうことでその値も低下していってしまったことも報告されているため、難消化性デキストリンの成分はからだのビタミンやミネラルの吸収に大きく関わっていることが分かります。
難消化性デキストリンを青汁で飲む3つのメリット
①簡単に食物繊維が補える!
難消化性デキストリンが含まれている青汁は通常の青汁よりももっと多くの食物繊維を摂取することができるんです!
日本人の食物繊維の目標量は男性20g、女性18g以上と国が定めていますが、実際にはこの目標量に達していないのが現状です。
青汁には食物繊維を含んでいる野菜や果物などが配合されていますが、その中に食物繊維の一種である難消化性デキストリンが入っている青汁だとさらに多くの食物繊維を摂取することができるため、食物繊維の目標量に到達するサポートとしてオススメです。
②ビタミンやミネラルもしっかり摂れる!
健康維持や体調管理などに欠かすことができないビタミンやミネラルですが、これらも難消化性デキストリン配合の青汁で摂取することがオススメです!
ビタミンやミネラルの多くは青汁に含まれている野菜や果物に多く含まれています。そこにこれらの吸収を促進してくれる難消化性デキストリンが青汁に入ることで、青汁に含まれているビタミンやミネラルをもっと効率的にからだの中に吸収することができるんです!
③生活習慣病予防にも!
難消化性デキストリンが入っている青汁は生活習慣病の予防にも効果的なんです!
難消化性デキストリンには糖尿病、脂質異常症、肥満などの生活習慣病に効果があると国が証明していますが、青汁の原料である野菜や果物の素材自体にもカリウム、マグネシウムといったミネラルや抗酸化ビタミン、食物繊維などが含まれており、これらは生活習慣病に効果的な成分と言われています。
生活習慣病に効果があるたくさんの成分を難消化性デキストリンを含んでいる青汁から摂取するのは簡単にできる予防策ですね。
難消化性デキストリンでおすすめの青汁は、大正製薬ヘルスマネージ<難消化性デキストリン>
①糖の吸収を穏やかにする“難消化性デキストリン”配合の“トクホの青汁”
大正製薬から発売されているヘルスマネージは上記で説明した食後血糖値の上昇を緩やかにしてくれる作用を持つ難消化性デキストリンが含まれているんです!
大正製薬では食後30分後の血糖値が対照品摂取群に比べて有意な上昇抑制効果が見られたことも検証されています。
②“有機JAS”認定の九州産大麦若葉を採用
ヘルスマネージで使用されている大麦若葉は有機JAS認定されている九州熊本県阿蘇地で育てられた素材が使用されているためどなたでも安心して飲むことができるんです!
また、この大麦若葉は農薬や化学肥料が使用されておらず、厳しい規格をクリアした材料なので安心安全の青汁です。
③美味しく、飲みやすく、栄養しっかりの青汁
大正製薬から発売されているヘルスマネージ大麦若葉青汁は抹茶を絶妙に配合してあるため、お茶の代わりとなるほど飲むやすいテイストです。
また、製造方法も青汁の素材を絞るのではなく、丸ごと粉砕する“超微粉砕製法”を採用しているので、通常の製造方法では残ってしまう食物繊維などの栄養素も摂ることができ、また、口当たりも滑らかな青汁として発売されています。
青汁飲んで、難消化性デキストリンとって毎日スッキリ♪
国から認められている成分の難消化性デキストリンで自分の健康を管理してみませんか?
難消化性デキストリンはあくまで薬ではなく食品で急激な効果は見られないですが、青汁を通じて日常に手軽にとりいれられるので、食物繊維があまりとれてないな〜、便秘気味だな〜という方は一度試してみては?