健康にために毎日飲んでいる人も多い青汁ですが、どのようにして飲んでいるでしょうか?
お水で割って飲むという人が多いとは思いますが、寒い日にはホットで飲みたいという方も多いのでは?
なかには、冷たいまま飲むとお腹を壊したり冷えがひどくなったりという方もいるかもしれませんね。
しかし、ホットにして気になるのが、ビタミンやミネラルなど青汁の栄養素が損なわれるんじゃないかってことではないでしょうか?
そこで、今回は青汁をホットで飲んだ場合のメリットやデメリットをみていきましょう
青汁はホットにすると栄養がなくなるって本当?
青汁は薬ではないので基本的に飲み方は決まっていません。
そのため、各青汁のパッケージに記載されている通りに自分の飲みやすいように継続して飲めば問題ありません。
しかし、中には自分にとってピッタリな飲み方を探すうちに、「冷たい水に溶かして飲むと余計に冷えを感じてしまう。ホットにして飲んでも栄養的には問題ないのだろうか」と悩んでしまう人もいるようです。
特に寒い季節には温かい飲み物を手放せないという人もいると思います。
そんな時に気になるのが、青汁を温めることで青汁に含まれている栄養素に変化は起きるのかどうかではないでしょうか?
青汁に含まれる熱に弱い栄養素って?
基本的には青汁はホットにすることはあまりおすすめできない飲み物になります。
その大きな理由は青汁に含まれているビタミンB1やビオチン・パントテン酸・葉酸などのビタミン類や酵素などの熱に弱い栄養素が熱により破壊されてしまう可能性があるためです。
もちろん、加熱によりすべての栄養素が破壊されてしまうわけではありません。カロテンやビタミンE、ミネラル、食物繊維などの熱に強い栄養素はそのまま保持されます。
熱に弱い栄養素酵素とは
酵素は私たちが生きていく上では必要不可欠な成分であり、大きく分けると消化酵素・代謝酵素・食物酵素の3種類に分類されます。
消化酵素は食べた物を消化してくれる働きがあり、代謝酵素は消化された食べ物をエネルギーに変える働きがあり、食物酵素は生の野菜や果物などに含まれています。
この酵素の特徴として体温くらいの温度で1番動きが活発になります。そして、加熱に弱いため、48℃以上の環境ではその働きは失活してしまうと言われるほど熱に弱い栄養素になります。
そのため、食物酵素を体の中に摂り入れたいのであれば、加熱されていないということが大事になります。
ホットに向いている青汁とホットに向いていない青汁
青汁は製造方法で分類すると2パターンに分けることができます。その製法の違いによってホットに向いているもの向いてないものに分けることができるのです。
<製造方法における青汁の分類>
加熱処理 | 非加熱処理 | |
---|---|---|
簡単な説明 | 原材料をそのまま加熱して、粉末させていることが多い。 | フリーズドライ製法を用いて粉末化したり野菜エキスをそのまま冷凍したりすることが多い。 |
形状 | 主に粉末タイプのものが多い | 主に冷凍タイプのものが多い (一部、非加熱の粉末タイプのものある) |
製品完成時 | 熱に弱い栄養素の含有量は他熱処理のものに比べて少ない。 (熱に強い栄養素はしっかりと残ります。) |
熱に弱いとされる栄養素の含有量は多い。 |
温めることで | 栄養素の損失は少ない。 | 栄養素の損失は多い。 |
加熱処理と非加熱処理の青汁では以上のような特徴があります。そのため、もしホットで青汁を飲む場合には、加熱処理で作られた青汁を使用することがよりおすすめにはなります。
加熱処理の青汁は製造段階で1℃熱を加えられているので、ホットにすることで熱に弱い栄養素の破壊が最小限で済みます。
一方で、非加熱処理の青汁は熱に弱い栄養素もしっかりと含まれていることが最大のメリットになります。
そのため、これを加熱してしまうと最大のメリットをなくしてしまうことになるのであまりおすすめすることができないのです。
青汁をホットにして飲む場合にはその青汁の製造方法を確認することで向いているのか向いていないのかどうかを判断する必要があります。
青汁を飲むと体が冷えるって本当?
基本的に青汁は継続して飲むことで新陳代謝を高めてくれる効果もあるので、冷え性の改善にも効果的な飲みものであると言えます。
ただし、緑黄色野菜を原料とする青汁は利尿作用があるカリウムも豊富に含んでいるため、尿や汗などの老廃物が排出される際に余分な熱も一緒に排出されるので、一時的に体温の低下を感じてしまうことがあるかもしれません。
また、寝起きの朝1杯に青汁を飲むという方も多いかもしれません。
朝は一番体温も低い時間帯であり、その時に体温よりも低い常温以下の飲み物を飲むことはそれだけ涼しくなり体は冷えを感じてしまうことがあるのです。
そのため、ホットで飲むことには抵抗があるが、冷えを感じるのも嫌だという方は青汁とは別に白湯を用意して一緒に飲むことで冷えを感じるのを防ぐことをおすすめします。
ホットならではの良さがある!青汁をホットで飲むメリット3つ
体の冷えを感じるのが嫌でホットの青汁を飲みたいという方が多いとは思います。
ここまででホットにすることはあまりおすすめできないと説明してきましたが、ホットにすることで得られるメリットも3つあります。
①体を温めて冷え性改善
冷え性の改善策で挙げられることで体の中から温めるということで、常温以下の飲み物を飲まないというものがあります。
そのため、もともと冷え性改善の効果を期待できる青汁をホットで飲むことは体を温める効果を期待できるのです。
また、冷え性改善に飲むのであれば、体を温める効果のある食材でもある粉末生姜などを加えて飲むこともおすすめです。
②整腸作用で腸内環境を整える
元々、青汁には食物繊維が豊富に含まれているので、整腸作用があり老廃物をしっかりと排出してくれる効果を期待できます。
それに加えてホットの青汁を飲むことは腸の動きが活性化されたり血流が良くなったりすることで、体内循環が良くなり腸内環境が整えられることが期待できるのです。
また、冷たいものを飲むとすぐにお腹を壊してしまうというような人には、腸を冷やさないホットの青汁を飲んでみるのも良いかもしれません。
③睡眠の質を上げて不眠症の改善
ケールを主とした青汁には睡眠促進効果のあるメラトニンが豊富に含まれていることもあり、ホット青汁で飲むとさらに体を温めてくれるので、睡眠を促がしてくれる効果を期待できます。
青汁をホットで飲むときの注意点
ホットで青汁を飲むメリットもあるので、ホットで飲みたいという方にはぜひ試していただきたいとは思います。
しかし、ホットの青汁を飲む場合には青汁に含まれている栄養素の効果をしっかりと得るためにはちょっと気をつけていただきたいことがあります。
①ホットで飲む場合、どれくらいの温度が適切?
ホットで飲む場合に一番気をつけてもらいたいのが、その温度になります。できるだけ栄養素を破壊しないためにも、30~40℃くらいの人肌くらいのぬるま湯で飲むように心がけて下さい。
人肌くらいの温かさであれば熱による栄養素の破壊も少ないですし、体への吸収率も高いです。
②冷凍青汁は電子レンジであたためていい?
手軽に温めることができるという点で、温めるのに電子レンジを使用したいという方もいるかもしれません。
しかし、電子レンジを使用することはあまりおすすめできません。電子レンジを使用すると気づかぬうちに沸騰してしまったなんてことが多いです。
また、電子レンジにかけると食品の栄養素が破壊されるという見解もあるので、冷凍青汁の場合は湯せんで温めてあげることをおすすめします。
ホットで飲んでも美味しいおすすめ青汁
たくさん青汁がある中でホットとして飲む場合には、どの青汁を選ぶのがおすすめなのかが気になるところではないでしょうか?
そこでおすすめしたい青汁が下記の2商品です。
①神仙桑抹茶ゴールド
・神仙桑抹茶ゴールドは、農薬不使用で栽培された「桑の葉」と「緑茶」、「シモン芋の葉と茎」を使用して作られた青汁であるので安心して飲むことができること。全ロット検査を定期的に行っており、残留農薬ゼロ証明が証明されていること。
・製造工程において、蒸気で蒸した素材を仕上げでさらに約140度の焙煎にかけたのちの完成品を栄養成分分析に出されている。そのため、熱により失われていく部分は減少した後の検査なので、お湯でだした場合でも、すぐに飲まれるのならば大きな差は無いと言える商品であること。
・添加物を使用しておらず、抹茶のようなお味で毎日継続して飲みやすい味であること。
②めぐりごこち楽・月・花
・めぐりごこち楽・月・花は、こだわりの奄美諸島の徳之島産の生姜をはじめとした明日葉、ヒハツ(ナガコショウ)、黒糖、きくらげ、西洋ヤナギ、西洋オトギリソウ、西洋ニンジンボクのポカポカ嬉しい8素材を使用して製造されていること。
・お湯で飲めるホット青汁として製造されており、お湯で割るとまろやかになり飲みやすい仕立てになっていること。
青汁をホットで飲んで、ホッとしよう♩
基本的には水に溶かして飲むことが多い青汁ですが、中にはホットで飲むことができる青汁もあります。
今までは特に寒い時期には体が冷えるから青汁はお休みというような方もいたかもしれませんが、ちょっと温度に気をつければホット青汁として楽しむことができます。
体調に合わせてホット青汁も上手に活用して一杯の青汁でホッと一息つける時間をゲットしませんか?