何もする気分になれない、すぐにイライラしてしまう、体が重くてだるい、めまいや頭痛がする…。
そんな症状に悩まされていませんか?
ストレス社会に生きる現代人にとって「うつ病」や「自律神経失調症」は深刻な社会問題。
今、そんな辛い症状を緩和するのに青汁が注目されています。
いまや100人に3~7人が「うつ病」
心身に不調を感じ、心がふさいでしまうなどの症状を引き起こす「うつ病」や「自律神経失調症」。
うつ病の患者数が2016年に111万6千人(厚生労働省)に達したと報道され、大きな社会問題になっています。
誰がなってもおかしくない現代病になりつつあるのです。
こんな症状で悩んでいるなら注意が必要です。
・集中力が続かない
・朝起きられない
・夜眠れずに慢性的な寝不足
・からだが重くだるい
・呼吸がしづらい
・イライラする
・異常なほど手足に汗をかく
・頭痛やめまい
長い労働時間、昼夜逆転の生活や慢性的な睡眠不足、偏った食生活など、日常的にストレスにさらされている現代人。
これらに加え、人間関係や環境からのストレスが加わり、これらのつらい症状を抱えている人は少なくありません。
自分で治そうとしようにもなかなか良くならず、我慢を重ねるのはとてもつらいもの。
症状を緩和するには何よりも病院を受診することが第一です。
精神科を訪れるのは勇気がいりますが、まずは専門医に相談すること。
それに加え、自分自身でできることはあるでしょうか。
うつ病と自律神経失調症の違い
うつ病と自律神経失調症は同じに考えられがちですが、そもそもどんな違いがあるのでしょうか。
自律神経失調症…体に不調が出る
体のあらゆる機能がうまく働かなくなり、不調が現れるのが自律神経失調症です。
自律神経のバランスが崩れることが原因で、頭痛やめまい、動悸、手足にしびれ、偏頭痛などの身体的不調などありとあらゆる症状が現れます。
うつ病…精神的な症状が出る
うつ病とはストレスが原因で脳の伝達がうまくできなくなる脳の病気です。そのため、精神面で症状が出やすくなります。
やる気がでない、死にたくなる、不安に襲われるなどがその症状になります。
うつ病、自律神経失調症と同じように体にも不調が出ることもあります。またうつ病は朝、昼、夜で症状の出方が変わり、朝に強く症状出るといわれています。
実は、うつ病になる前段階が自律神経失調症といわれています。
自律神経が乱れ体の機能が正しく働かなくなり、交感神経が脳内ホルモン「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」を刺激し続けることで、リラックスホルモン「セロトニン」を枯渇させてしまいます。
そのうち人間の情動=痛みや苦痛を感じないで済むように分泌される麻痺させる「オピノイド」が大量に分泌されて、うつ病になってしまうのです。
うつ病や自律神経失調症の原因とは?
この二つの病気の大きな原因は、ストレス。ただ、ストレス=精神的と理解すると原因を見逃してしまうかもしれません。
実は、ストレスには4つの種類があるといわれています。
①精神的ストレス
人間関係、育児、仕事や介護などあらゆる場面での落ち込み、不安感、恐怖感、絶望感、孤独感など
②構造的ストレス
頭蓋骨、背骨、骨盤などのずれや歪み、筋肉の緊張などがこれに当てはまります。肩こりや腰痛をそのままにすることもストレスになります。姿勢が悪い人は自律神経が乱れやすいと言われています。
③科学的ストレス
栄養の過不足、薬、化学物質、添加物などの食物によるストレス、たばこやアルコールなどの嗜好品によるストレス、大気汚染なども含まれます。
④温度・湿度のストレス
気圧の変化、極度の暑さや寒さ、高すぎる湿度などがストレスとなります。天気の気圧の変化で頭痛が起きるのもこのひとつ。
うつ病や自律神経失調症はこれらのストレスから強く症状が出ているものから対策するのが近道とされています。
うつ病や自律神経失調症を改善する3つの生活習慣
うつ病や自律神経失調症を改善するにはどうすればいいのでしょう。
専門医を受診し医師に指示に従いながら、上記の4つのストレスのうち自分自身のストレスを減らしていくがひとつ。
もう一つ助けになるのが、乱れた自律神経を生活習慣から整えることです。
ここでは自律神経を整える3つの方法を紹介します。
①しっかりと睡眠をとる
うつ病も自律神経失調症も心身ともに疲弊しているため、しっかりと休息を取ることが必要です。それにはまず、睡眠の質をあげるのことが大切。睡眠ホルモン「メラトニン」を味方に付けましょう。
日中にしっかりと太陽を浴びて、夜はお風呂はぬるめのお湯に浸かり、寝る1時間前には済ませます。
メラトニンの分泌量が上昇する就寝1~2時間前には部屋を暗くしてリラックス。スマホなどを観ると交感神経が優位になりやすくなるので寝る前は見ないように!
②適度な運動をする
自律神経を整えるには運動も効果的。ジョギング、水泳といった有酸素運動が有効です。
ひとりでできる運動のほうが自分のペースでできるのでおすすめです。
特に反復運動が幸福ホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌をよくしてくれます。
外に出るのが苦痛なら自宅でスクワット運動をするだけでも違います。
ポイントは、楽しいと感じる軽めの運動にとどめること。頑張りすぎると新たなストレスになってしまうので要注意です。
③食事を注意すること
食事も自律神経を整えるのに有効な手段。専門家の間で食事と自律神経の関係に注目されています。
幸福ホルモン「セロトニン」は自律神経の調整役を担っていますが、脳では5%程度しかつくられず、約95%が腸で作られています。
食べる行為は「楽しい」という点で交感神経を優位にさせますが、胃腸で消化されだすと副交感神経が優位に。これはセロトニンのおかげ。
自律神経を整える食材を積極的にとりいれることで、さらに有効な対策になるといえるのです。
うつ病や自律神経失調症におすすめの食べ物
食事をするなら自律神経を整えるもの、そして脳のエネルギーになるものがおすすめです。うつ病、自律神経失調症に効果が期待できる栄養素と食べ物を紹介します。
①食物繊維で胃腸をサポート
胃腸は第二の脳といわれています。消化をスムーズにすることにより、副交感神経を働かせることができます。野菜など食物繊維が多いものを積極的にとりましょう。
エシャロット、ゴボウ、キノコ類、きくらげ、明日葉、ケールなど
②ビタミンBで脳からアプローチ
イライラを鎮め脳にエネルギーを供給する栄養素がビタミンB群です。
特にビタミンB1は脳の中枢神経の代謝を促進し、精神を安定してくれます。ストレスにも強くなるため新たな不安や恐怖を作り出しにくくなります。
B群のうちどれかだけを摂取するのではなく、全体的にバランスよくとるのが有効です。
玄米や精麦、豚肉、豆・大豆製品
③アミノ酸で脳内ホルモンを増やす
アミノ酸の内トリプトファンは自律神経を整えるのに欠かせない脳内ホルモン、セロトニンやメラトニンを作ります。
アミノ酸は、体の中に蓄えておくことができません。そのため、毎日、アミノ酸(=タンパク質)をしっかり摂る必要があります。
ごま、チーズ、肉類、レバー、赤身魚、バナナ、玄米、アボカド、アーモンド、たらこ、鶏卵など
④ビタミンCでストレス耐性をつける
普段はストレスを感じると副腎の中にある抗ストレスホルモンで対抗していますが、これが枯渇するとビタミンCを補給することで養われます。
ビタミンCは一気に大量摂取すると体外に出てしまうので、少量をこまめに取るのがおすすめ。
アセロラ、レモン、キウイ、いちご、ブロッコリー、ピーマンなど
⑤マグネシウムがイライラを制御
マグネシウムにもセロトニンを作り出す役割があります。また神経伝達物質を放出することでストレスを逃がしてくれる一方、欠乏するとイライラを引き起こします。
カルシウムと一緒に働くため、合わせて摂ることをおすすめします。
玄米、海藻類、大豆製品
乳製品、大豆製品、干しえび、小魚、モロヘイヤ、小松菜
青汁は自律神経を整える!うつ病予防に効果的な理由
うつ病、自律神経失調症の症状を緩和するのにおすすめしたいのが、青汁を飲むこと。
体の機能に幅広く関与している自律神経を高めるには、上記のようにさまざまな栄養素が必要です。ただ、これらの栄養素が不足しないように摂取するのは大変。
青汁には食物繊維、ミネラルやビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。
毎日コップ一杯の青汁を飲むことで栄養補給はもちろん、食物繊維などの成分が腸内環境を改善に導いてくれます。
また、エネルギー代謝や睡眠サポートなどさまざまな効果が期待できます。
特に、青汁に含まれているビタミン類にはストレスや疲労を解消する抗酸化作用を持つ栄養素も豊富で、目に見えるストレスから気づかないうちに蓄積されたストレスにも作用。
ストレスレベルを常に低く保つサポートをしてくれるのです。
うつ病や自律神経失調症に効く青汁を選ぶポイントは?
青汁も主成分によって含まれる栄養素の量も変わってきます。どんな成分に注目して青汁を選ぶとよいでしょうか?
①食物繊維たっぷりの青汁でお腹をすっきり整える
食物繊維は自律神経をつかさどる胃腸の働きをサポートします。
またセロトニンを増やし、便秘などの不調にも作用して、ストレス軽減にも役立ちます。
多くの青汁に食物繊維は含まれていますが、主原料に大麦若葉や明日葉を含むものがおすすめです。
②ビタミンB群が豊富に含まれる青汁で精神面を整える
「精神ビタミン」をいう異名をもつビタミンB群。
イライラ防止やエネルギー代謝に効果があるものの、豊富に含まれる食品は消化に良くないものも、多くとるのが難しい栄養素です。
青汁なら手軽に摂ることができます。商品によって含有量が違うので成分表示もチェックしましょう。
③メラトニンやポリフェノールを含む主原料に注目!
ケールを原料にした青汁にはメラトニンが特に豊富に含まれています。
睡眠へいざなう深部温度を下げる効果と副交感神経を優位にする働きがあります。
また明日葉に含まれるポリフェノールは抗酸化作用だけでなく、ストレスを軽減してくれる種類のものがあります。
うつ病予防や自律神経失調症の人におすすめの青汁
自律神経の乱れを整えるためにおすすめの青汁を紹介します。
①サンスター健康道場 粉末青汁
一般的な青汁の主原料は1種類なのに対し、サンスター健康道場 粉末青汁はなんと5種類の野菜が含まれています。添加物不使用で、原料は100%国産なので安心。1杯で一日分の不足した野菜が補える手軽さが人気の秘密です。
しかも通常の青汁の3倍以上の食物繊維が取れるので、より自律神経を整えるサポートをしてくれます。
②黒糖抹茶青汁寒天ジュレ
同じ青汁でもこちらの黒糖抹茶青汁寒天ジュレは、ジュレタイプ。プルプルとした食感に、和菓子のようなほんのりとした甘さが、スイーツを食べているよう。
ビタミンB群やビタミンCなどの抗酸化栄養素が豊富なクマザサを主原料に、寒天を使っているので食物繊維がたっぷり。
さらに40種類もの野菜のエキスを配合し、乳酸菌やオリゴ糖とお腹の調子を整える栄養素も入って、体の中から整えてくれます。
粉末の青汁は溶かす必要がありますが、こちらはそのまま食べられるので、続けやすいのがポイントです。
③マイケア ふるさと青汁
ふるさと青汁は、伊豆諸島・八丈島を原産の明日葉が主原料の青汁です。
明日葉には食物繊維やビタミンE、ビタミンB1、B2などがケールより多く含まれています。これを根から葉まで丸ごと凝縮。しっかりとした素材そのままの味が楽しめます。
明日葉に含まれるポリフェノールの一種クマリンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをして、気分を落ち着かせ集中力や記憶力の低下防止に効果が認められます。
注意!過度な期待は寄せすぎないように…!
青汁がうつ病・自律神経失調症におすすめであることを紹介してきましたが、青汁がこれらの症状を治してくれるわけではありません。
あくまでうつ病や自律神経失調症の原因のひとつである「自律神経の乱れを改善する効果が期待できる」というもの。
うつ病と自律神経を治すには、必ず専門医の受診による適切な診察と、場合によっては投薬が必要です。青汁はあくまで“サポート”に限るということを心得てください。
1日1杯!うつ病・自律神経失調症の予防は青汁で!
自律神経の乱れは、自律神経失調症、やがてうつ病へと症状を進行させてしまいます。
だからこそ、日々のケアを継続して「ならないこと」=予防することがもっとも肝心です。
青汁を続けて、美味しく心身ともに健康な体を取り戻しましょう。
関連記事
・薬が慢性化の原因!?青汁が偏頭痛の改善に効果的な5つの理由
・【必見】腎臓や肝臓が悪い人が青汁を控えるべき理由
・ワーファリン服用中に青汁は飲んではいけない!ケールの青汁ならOK?
・バイアスピリンと青汁の飲み合わせってどうなの!?