最近お肌の調子が悪い…
肩こりなどの疲れが取れない…
これから寒くなるのに手足が冷えてつらい…
そんなことに悩んでいませんか?
寒くなるにつれて、体の不調が出てくる方が多いでしょう。
そんな時に摂ってもらいたい栄養素があります。それは「ビタミンE」です!
ビタミンEは「若返りビタミン」と言われるほど、私たちの体にとって良い働きをしてくれるビタミンです。
そして、野菜不足解消や便秘解消などの私たちの食生活や健康管理に役立つ青汁。
もちろん青汁にもビタミンEは含まれています。
そんな青汁に含まれているビタミンEの効果・効能について詳しく見ていきましょう!
そもそもビタミンEって何?
ビタミンEは、脂溶性ビタミンの1つです。
私たちの体の中でできる「人体のサビ」と言われる活性酸素を除去してくれる栄養素です。
動脈硬化やあらゆる生活習慣病を防いでくれて老化を抑えるなど、私たちの体にとってとても重要な栄養素です。
では、このビタミンEが不足するとどんな症状が現れるのでしょうか?
ビタミンEが不足したらどうなるの?
ビタミンEが不足したら私たちの体にどんな影響が出てくるのか見てみましょう。
①貧血(溶血性貧血)になりやすい
ビタミンEが不足すると、体の中にある活性酸素が増えて、細胞を守ってくれている細胞膜が壊れやすくなります。
特に赤血球の細胞膜はとても壊れやすく、デリケートです。この赤血球の膜が壊れてしまうと赤血球の役割である酸素と二酸化炭素を運ぶ事が出来なくなってしまいます。
このため、体内に新鮮な酸素が体の全体に十分に供給されなくなり、貧血になってしまうのです。
②血行障害が起こる
ビタミンEが不足すると、細胞が酸化されてしまいます。
細胞が酸化するという事は細胞が老化してしまい、細胞の寿命が短くなってしまうという事です。
これは血管でも同じ事が起こります。血管の中に酸化したコレステロールがくっついてしまい、血行障害や動脈硬化の原因になります。この血行障害によって、肩こりや頭痛、冷え症を引き起こしてしまうのです。
③肌にシミができる
ビタミンEが不足すると、皮膚の細胞に含まれる「リポフスチン」という色素が酸化してしまい、それがたんぱく質と結びつくことにとって、肌のシミやくすみになってしまいます。
ビタミンEが不足すると私たちにとって重大な症状が現れる事がわかりましたね。
ちなみに過剰摂取してしまった場合にも次のような症状がみられます。
○吐き気や下痢
○肝機能障害の低下
○筋力の低下
○血液が固まりにくくなる
○骨粗鬆症のリスクが高まる
ビタミンEは不足したときだけでなく、過剰摂取にも注意が必要です。
では次に、ビタミンEの効果・効能を見てみましょう。
ビタミンEの効果・効能
ビタミンEには次のような効果・効能が期待できます。
①体の酸化を防いでくれる(抗酸化作用)
ビタミンEは脂溶性ビタミンなので、細胞膜や血中脂質が活性酸素によって酸化されるのを防ぐ働きがあります。ビタミンEは非常に酸化されやすい性質をもっているので、体内で活性酸素と素早く結び付いて細胞などの酸化を防いでくれるのです。
活性酸素により細胞が酸化されてしまう事が老化や生活習慣病の根本的な原因になります。
②血行促進・生理機能を維持する
ビタミンEは血液中にも含まれているので、血管の内壁も健康に保たれます。それによって血行が良くなり動脈硬化を予防し、脳卒中や心筋梗塞、高血圧などのリスクも減ります。また、血行が良くなる事によって女性に多い冷え症や頭痛も防いでくれます。
ビタミンEは、性ホルモンの生成を助けて、生殖機能を守る働きもあります。更年期になると、性ホルモンのバランスが崩れる事がありますが、ビタミンEはこれを改善する効果も期待できます。
③美肌を作ってくれる
肌にシミやくすみが出来る原因の1つに、活性酸素による肌細胞の酸化があります。ビタミンEを摂っていれば、肌細胞の酸化が抑制され、結果的にシミやくすみの予防につながります。
特に女性の場合、年齢を重ねるにつれてお肌の悩みが出てくると思います。なので、ビタミンEとともに、抗酸化作用が期待できるビタミンCやβーカロテン(ビタミンA)、ビタミンB2などを摂る事によって、さらに美肌効果を期待できるでしょう。
④生活習慣病を予防する
生活習慣病のリスクも下げてくれる効果が期待できます。ビタミンEを摂る事によって、血管の老化を防ぐ事ができ、それは動脈硬化の予防にもつながります。また、動脈硬化の予防は、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病などの生活習慣病の予防になるのです。
⑤コレステロール値を正常にしてくれる
ビタミンEにはLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を下げてくれて、HDLコレステロール(善玉コレステロール)値を上げてくれる効果があります。
では、ビタミンEはどんな食材に多く含まれているのでしょうか?
ビタミンEを多く含む食材
ビタミンEは脂溶性ビタミンなので油を多く含むナッツ類などに多く含まれている事がわかります。
食材名 | 含有量(mg) |
---|---|
ひまわり油 |
38.7
|
アーモンド(乾) |
30.3
|
べにばな油 |
27.1
|
米油 |
25.5
|
ソフトマーガリン(家庭用) |
15.3
|
らっかせい(乾) |
10.1
|
ツナ缶 油漬フレーク |
8.3
|
モロヘイヤ |
6.5
|
うなぎ(蒲焼き) |
4.9
|
西洋かぼちゃ |
4.9
|
では、ビタミンEを摂るにあたって気をつけなければいけない事、効率よく摂る方法を見ていきましょう。
ビタミンEを摂取する時に気をつける事
①血液凝固剤、抗血液凝固剤などを飲んでいる人は注意!!
ビタミンEには血流を促進する作用があるので、血液凝固剤を飲んでいる人は、薬の効果を弱めてしまう可能性があります。
また、血栓予防のために抗血液凝固剤を飲んでいる場合、相乗効果で必要以上に血液が固まりづらくなってしまう事があります。
②手術を控えている人も注意が必要!!
ビタミンEは血流を促進するため、手術前に摂取しすぎてしまうと手術で出血しすぎてしまう可能性があります。
③食後30分以内にビタミンEを摂ろう
ビタミンEは脂溶性なので、食後30分以内に摂取することで吸収率がよくなります。油分を含む食事だと、なお吸収率が上がるでしょう。
空腹時や食前にビタミンEのサプリメントを服用すると、吸収率が極端に低下し、せっかく飲んでも効果が得られない事があるので気をつけましょう。
④アウトドアが好きな人、喫煙・飲酒の習慣がある人は積極的に摂取を!!
ビタミンEは紫外線に弱く、アルコールやニコチンによって壊されてしまう傾向にあります。
なので、屋外で働く人や、アウトドアが好きな人、喫煙・飲酒の習慣がある人はビタミンE不足になりやすいので、積極的に摂るようにしましょう。
次に、効率よく摂取するポイントを見ていきましょう。
ビタミンEを効率よく摂るには?
①他の抗酸化物質と一緒に!
活性酸素にもいくつか種類があり、それぞれに効果的な栄養素というのも違います。
したがって、ビタミンEだけ摂るよりも、ビタミンCやポリフェノール、βーカロテンなど他の抗酸化作用が期待できる栄養素と一緒に摂ることで、よりいっそうの抗酸化作用の効果が期待できるでしょう。
②調理は油がおすすめ!
ビタミンEは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ることで吸収率が上がります。しかし、古い油には過酸化脂質が溜まっているケースがあり、ビタミンEの抗酸化力を低下させてしまうことがあるので、新しい油と一緒に摂るようにしましょう。
また、ビタミンEは熱や酸にも強いので調理する上で制約が少ないので摂りやすいですね。
では、私たちは1日にどれくらいビタミンEを摂取すればいいのでしょうか?
ビタミンEの1日の目安量と耐容上限量
ビタミンEの目安量と耐容上限量を年齢別にまとめたので見てみましょう。
年齢 | 目安量(mg/日) | 耐容上限量(mg/日) | |||
---|---|---|---|---|---|
男性 | 女性 | 男性 | 女性 | ||
0~5ヶ月 |
3.0
|
3.0
|
-
|
-
|
|
6~11ヶ月 |
4.0
|
4.0
|
-
|
-
|
|
1~2歳 |
3.5
|
3.5
|
150
|
150
|
|
3~5歳 |
4.5
|
4.5
|
200
|
200
|
|
6~7歳 |
5.0
|
5.0
|
300
|
300
|
|
8~9歳 |
5.5
|
5.5
|
350
|
350
|
|
10~11歳 |
5.5
|
5.5
|
450
|
450
|
|
12~14歳 |
7.5
|
6.0
|
650
|
600
|
|
15~17歳 |
7.5
|
6.0
|
750
|
650
|
|
18~29歳 |
6.5
|
6.0
|
800
|
650
|
|
30~49歳 |
6.5
|
6.0
|
900
|
700
|
|
50~69歳 |
6.5
|
6.0
|
850
|
700
|
|
70歳以上 |
6.5
|
6.0
|
750
|
650
|
|
妊婦(付加量) |
-
|
6.5
|
-
|
-
|
|
授乳婦(付加量) |
-
|
7.0
|
-
|
-
|
青汁の原材料の中で1番ビタミンEを含んでいるのは?
青汁の代表的な材料である明日葉・ケール・大麦若葉の中で1番ビタミンEを含んでいるのはどれなんでしょうか?それぞれの栄養素を比較してみましょう。
それぞれ粉末100g当たりの数値を示しています。
栄養素 | ケール | 明日葉 | 大麦若葉 |
---|---|---|---|
食物繊維(g)
|
3.7
|
5.6
|
47.2
|
βーカロテン(μg)
|
2900
|
5300
|
12000
|
ビタミンB1(mg)
|
0.06
|
0.1
|
0.8
|
ビタミンB2(mg)
|
0.15
|
0.24
|
2.03
|
ビタミンB6(mg)
|
0.16
|
0.16
|
0.96
|
ビタミンC(mg) |
81 |
41 |
117 |
ビタミンE(mg)
|
2.4
|
2.8
|
7.7
|
ビタミンK(μg)
|
210
|
500
|
3320
|
カルシウム(mg)
|
220
|
65
|
500
|
ビタミンEのところを見てみると、大麦若葉の数値が圧倒的に高いのがわかります。また、ビタミンEと一緒に摂るとよいとされるβーカロテンやビタミンCも大麦若葉が1番多いですね。
大麦若葉青汁の中で特におすすめがリッチグリーン
たくさん種類がある青汁の中で大麦若葉にこだわって作られているのが「リッチグリーン」です。この「リッチグリーン」の特徴についてまとめてみました。
①特別な国産大麦若葉を使用して作っている
リッチグリーンは幻の大麦若葉だと言われる「赤神力(あかしんりき)」を原料に使っています。この赤神力は農薬を使わずに、丹念に育てられています。
②青汁の中の酵素が生きている
リッチグリーンは、ビタミン・ミネラル・ポリフェノール・酵素などの有用成分たっぷりの「赤神力」の若葉を新鮮な状態で生搾りし、酵素が生きたまま独自の活性保存製法で粉末化しているので、大麦若葉の酵素をそのまま摂る事が出来ます。
③保存料・着色料未使用で作られているので口当たりが優しい
この青汁は保存料・着色料を使わずに作られているので、素材本来のナチュラルな味に仕上がっています。口当たりも優しく、とても飲みやすい青汁となっています。
青汁を飲んでビタミンEを摂ろう!!
これまで、ビタミンEの効果・効能、不足した時と過剰摂取した時の症状などを見てきて、肩こりや冷え性などの身近な悩みから、動脈硬化や生活習慣病などの重大な病気まで防いでくれるとても重要なビタミンである事がわかりました。
また、熱や酸に強く、油と一緒に摂る事によって吸収率も良くなるので、比較的摂取しやすいビタミンであると言えるでしょう。しかし、ビタミンCやβーカロテンなどの他の栄養素と一緒に摂るようにするのは大変です。
そんな時は、青汁を飲んでビタミンKや他の栄養素を摂り、ビタミンKの効果を高めるとともに、便秘や野菜不足も解消して、健康な体を手に入れましょう!!
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