緑黄色野菜の王様と呼ばれるケールをはじめとして、大麦若葉や明日葉などの栄養素が豊富に含まれているもので作られる青汁。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われる言葉があるほど栄養価が高いと呼ばれている緑黄色野菜のトマト。
健康効果やダイエット効果を期待して青汁やトマトジュースを飲む人も多いのではないでしょうか?
しかし、具体的に飲むことでどういう効果があるの?と聞かれたらクエッションマークが頭の中に抱かれる方が多いのではないでしょうか?
そこで、今回は青汁とトマトジュースの違いについて詳しく解説していきます。
青汁とトマトジュースの違いを徹底比較
青汁 | トマトジュース | |
---|---|---|
効果 | ・ダイエット効果 ・美肌効果 ・便秘解消 ・むくみ解消 ・冷え性改善 |
・ダイエット効果 ・アンチエイジング効果 |
カロリー (約コップ1杯分) |
10~15㎉ | 20~40㎉ |
栄養素 | ビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれている | リコピン (糖分や塩分が添加されているものもあり) |
コスパ (約コップ1杯分) |
50~120円 (1日1~2杯推奨なので、100~240円) |
100円前後 |
それぞれを一言で説明すると、青汁は複数の緑黄色野菜を中心とした原材料で作られているので、いろいろな栄養素がバランスよく含まれています。
一方で、トマトジュースの原材料は基本的にトマトのみなので、トマトの栄養素のみが含まれています。
一般的に青汁は加熱処理をしないで粉末状に作られることが多いので、野菜まるごとを食べるのと同等の栄養素を体の中に取り入れることができると言えます。
そのため、普段の食事では不足してしまいがちなビタミンやミネラル、食物繊維などを補うことができるのです。
トマトのリコピンをはじめとして、ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれている野菜です。
しかし、その製造過程で加熱処理が行われ熱に弱いビタミン類の栄養素の多くは破壊されてしまったり、味の調整を行う際に食塩や糖分が添加されてしまっていることが多いです。
青汁とトマトジュースのメリット・デメリット
青汁 | トマトジュース | |
---|---|---|
メリット |
・ビタミンやミネラルの補給で免疫力の向上 ・腸内環境が整えられる ・睡眠の質が高まり体内時計が整う →いろいろな栄養素を一度に摂取することができる ・手軽に飲める(いろいろな形状のものがそろっている) |
・体内に吸収されやすい ・二日酔い防止 ・手軽に飲める ・そのまま飲むのは苦手でも料理に活用できる |
デメリット | ・青臭さが気になる ・薬との飲み合わせで弊害が生じる場合がある ・甘味料や香料などの添加物が使用されているものもある 飲みすぎると、 ・シュウ酸の過剰摂取 ・血液凝固の働きを邪魔する ・カリウムの摂りすぎ |
・青臭さが気になる ・食塩や糖分が添加されているものがある 飲みすぎると、 ・(無塩でない場合)塩分の摂りすぎ ・カリウムの摂りすぎ ・リコピンの摂りすぎ |
おすすめな人 | ・毎日の食事だけでは野菜不足が気になっている人 | ・お酒を飲む前の人 ・脂肪を燃焼させたい人 |
青汁とトマトジュースを比べるとそれぞれにメリット・デメリットがあります。
野菜不足が気になりいろいろな栄養素をしっかりと補いたいという場合は、トータルバランスを考えて青汁を選ぶことをおすすめします。
トマトジュースは残念ながら、トマトに含まれる栄養しか摂ることができないためです。
しかし、二日酔い防止のために飲酒前や脂肪を燃焼させたいダイエットの時ならトマトジュースを選ぶのも良いのではないでしょうか。
ただし、トマトジュースを選ぶ場合にはいくつか気をつけるべきことがあります。
注意!トマトジュースを飲むときに気をつけたい意外な落とし穴
トマトジュースよりも青汁がトータルバランス的に良いと言われる理由は、使用されている原材料の数が違うということだけに注目されがちですが、実はそれだけではありません。
トマトジュースはその製造過程で、加熱処理が加えられることで熱に弱いビタミン類の栄養素は破壊されてしまうので、体の中に摂り入れることができません。
また、トマトジュースは青汁が栄養素を重視して製造されているのに対して、飲みやすさを重視して製造されている飲み物なので、飲みやすくするために食塩を添加したり、糖分が加えられたり、香料が添加されたりすることがあります。
そして、市販のトマトジュースを購入する際にはもう1つ注意していただきたいことがあります。
それは商品名ではトマトジュースと謳っているにも関わらず分類上ではトマトジュースと言えないものが残念ながら販売されているということです。
分類上ではトマト絞り汁100%のものだけがトマトジュースです。
トマトの絞り汁50~100%未満のものはトマト果汁飲料であり、トマトジュースに他の野菜や果物の絞り汁を加えたものをトマトミックスジュースという風に分類されます。
決して、トマトの絞り汁100%のものが良いというわけではありませんが、トマトの栄養効果を得たいのであれば、100%のものを選ぶことをおすすめします。
自分の目的にあわせて、自分にあったものを食品表示で確認して選ぶことが大切なのです。
健康のバランス感ならやっぱり青汁!おすすめ青汁3選
いろいろな栄養素をバランス良く、そして、たくさんの健康効果を期待するのであれば、やはり青汁を選ぶことをおすすめします。
しかし、青汁とは言っても商品ごとで使用されている原材料やその種類は様々です。そこで、より栄養のトータルバランスが良い青汁が飲みたいという方におすすめの青汁が以下の3種類になります。
①リッチグリーン
・リッチグリーンは、農薬を使用せずに自社農園「宇佐オーガニックファーム」をはじめとした主に大分県の農園で育てられた幻の大麦若葉「赤神力(あかしんりき)」を100%使用していること。
・独自製法で、絞られた大麦若葉の新鮮な青汁を酵素の活性を保ったまま粉末化した麦緑素(ばくりょくそ)が使用されていること。
・すべて自社で直接運営しており、トレーサビリティをしっかり確保した上で製造されていること。
②ふるさと青汁
・ふるさと青汁は、原産地・八丈島の「明日葉」をはじめとして、島根県産の桑の葉、熊本・大分県産の大麦若葉と使用し、原材料は農薬・化学肥料に頼らず昔ながらの農法で栽培されていること。
・メイン原材料である明日葉は葉・茎・根っこまでをまるごと使用し、根っこには今話題の健康成分・LPSが豊富に含まれていること。
・各地より届いた原料は、厳重に品質管理された国内のGMP認可工場にて取り扱われて、何重もの厳しいチェックが行われ製品が作られていること。
③すっきり爽快青汁
・すっきり爽快青汁は、国産の大麦若葉を原料として使用していること。
・漬物から単離した乳酸菌(Pediococcus pentosaceus OS)でトマトのエキスを発酵させて作った健康食品素材である「乳酸菌発酵トマトエキス末」が配合されていること。
・水に溶けやすい顆粒タイプで、口当たりがなめらかで、スッキリとした味わいなので、毎日飲んでも飽きずに続けられる美味しさであること。
青汁とトマトジュースの違いまとめ
青汁とトマトジュースはどちらも健康のためにと飲む人が多い飲み物の1つになります。しかし、それぞれにメリット・デメリットがあり合う人・合わない人がいます。
自分自身が求める目的がどちらに合うのかどうかをしっかり判断して、青汁かトマトジュースを生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、毎日の野菜不足を補うために取り入れたいのであれば、いろいろな栄養素をバランスよく摂取することができる青汁をおすすめします。