現在、私たちの身の回りに溢れている食品の多くには食品添加物が使用されています。しかし、食品を選ぶ時にできるなら「無添加」と書かれているものを選びたいという方は多いのではないでしょうか?
青汁は緑黄色野菜だけで作られて健康的に良いイメージが強いです。しかし、残念ながら中には危険な添加物が使用されているものもちらほらあります。
せっかく、健康のために青汁を飲もうとしているのに健康を害する恐れのある食品添加物が含まれていたら本末転倒ですよね。
今回はそんな青汁に含まれている食品添加物について詳しく解説していきます。
青汁の添加物は危険!?食品添加物の種類と効果
「食品添加物」と一言で言ってもその種類や用途、効果は様々であり、現在日本で使用が可能な食品添加物は約4500種類あると言われています。
今回はその中でも特に青汁で使われることが多い食品添加物をご紹介します。
【青汁で使用頻度が高い食品添加物】
種類・用途 | 効果 | 代表例 |
---|---|---|
甘味料(天然・人工) | 甘味を加える | ◎◎オリゴ糖、アスパルテームなど |
香料 | 香りをつける | バニラ香料、エステル類など |
増粘多糖類 | 粘り気をつけたり形状を変えたりする | アセチル化酸化デンプン、アルギン酸カルシウムなど |
酸化防止剤 | 酸化を防止して品質の劣化を防ぐ | L-アスコルビン酸、エリソンビン酸など |
保存料 | 保存性を高める | 亜硫酸ナトリウム、安息香酸など |
栄養強化剤 | 栄養素を付け加える | ビタミンC、食物繊維、乳酸菌など |
全ての青汁にではありませんが、上記のような食品添加物が使用されている青汁も多く販売されているので、購入する際には少し注意が必要です。
昔の青汁は添加物がなかった!?
青汁が普及し始めた時の代表選手として名前が挙がる商品にキューサイの冷凍青汁があります。
この時代にはまだ添加物の技術も今ほど発達しておらず、「青汁=まずい」というイメージもあり、唯一使用されていた添加物と言えば、栄養強化剤として使用されていたビタミンCになります。
今では保存料や酸化防止剤などを使用して商品の保存性を高めていますが、この時代では冷凍することで菌の繁殖を防止して保存性を高めていたのです。
添加物による品質の向上が青汁を進化させた!?
「青汁=まずい」というイメージが強かった商品をよりいろいろな人に手を取ってもらうように品質の工夫が日々なされています。その手段として食品添加物が多用されるようになってしまったのです。
では、どのように青汁の品質が向上し、その中で食品添加物がどのような役割を果たしているのかより詳しく解説していきます。
①栄養価をアップさせる
主原材料の種類を増やしたり(ケールだけでなく大麦若葉や明日葉、桑の葉など)、原材料だけでは補え切れない栄養素を添加したり(ビタミンCや食物繊維、ミネラルなど)する。
②より安全性を高める
主原材料に関しては無農薬栽培されたものを使用したり、粉末化することで乾燥状態での流通が可能になり保存性を高めたりする。
③美味しさを追求してより飲みやすい仕立てにする
青臭さや苦味が少ない主原材料を使用したり、旨みや甘味などを加え飲みやすくするために茶葉やはちみつ、果汁などを配合したり、甘さをつけることで誰でも飲みやすくするために甘味料(自然・人工)を添加したりする。
④飲みやすい仕立てにする
粒状やジュレ状にするのに添加物を使用していろいろな方に飲みやすい形状にしている。
青汁に含まれる避けるべき「危険な添加物」と「安全な添加物」
食品添加物とはそもそも製造や加工の過程で品質の向上のために添加されているものになります。
私たち一般消費者からすると、普段私たちが口にするものに添加されている食品添加物は国によって安全が保障されているから使用されていて大丈夫なはずという認識しかないのではないでしょか。
では実際はどうなのか解説していきます。
青汁使用率ナンバー1添加物:甘味料
青汁で最も使用率が高い添加物が甘味料です。
甘味料は大きく分けると「天然甘味料」と「人工甘味料」の2種類に分類できます。特にこの中で避けてもらいたいのが「人工甘味料」の方です。
人工甘味料は天然甘味料や通常の砂糖やはちみつのような甘味料と比較すると、少量でより甘味を強く感じることができます。
ただし、人工という名前が示す通り人の手によって工業的に作られたものであり、中には化学薬品を混ぜ合わせることにより作られているものもあります。
人工甘味料の過剰摂取により味覚障害や不眠、頭痛、めまいなどの症状が引き起こされたとのケースもあるようなので注意は必要です。
一般的に使用されている人工甘味料は動物実験などで安全性が確かめられており、厚生労働大臣によって認可を受けているものではあります。
しかし、その安全性を確かめる実験は単体摂取の場合であり、複合的に摂るとどのようになるのかは調べられていないのはもちろん、安全であるとは言われていても頻繁に摂取して少しずつ体の中に蓄積されていけば、体に悪影響を及ぼす可能性を否定することはできません。
砂糖よりも低カロリーでダイエット効果も期待できるというイメージが先行して使われがちの甘味料ではありますが、やはり不自然な甘味であることには変わりません。
可能な限り避けるべき甘味料の1つになります。
▶︎青汁に含まれる人口甘味料は危険!?それとも安全?
実際何種類が含まれているかは不明な添加物:香料や増粘多糖類
青汁によく使用される食品添加物には食品の香りづけをするのに使用される香料や、飲みやすい形状に加工される時に使用されることが多い増粘多糖類があります。
これらの食品添加物は食品表示においては一括名で表記がされます。そのため、表示には香料、増粘多糖類と一言でしか記載されませんが、実際には何種類のものが使用されているのかを私たちは把握することができないのです。
基本的には、香料によって食品の香りを再現するためには様々な種類の香料を複雑に配合することが必要であると言われています。
そのため、一種類、十数種類、数十種類と使用されていても同じ一括名での表記になり、実態を知ることができないので注意が必要になってくるのです。
青汁でよくみられる栄養強化剤として使用される添加物:食物繊維
青汁にはよく添加されているものの代表選手として難消化性デキストリンやグァーガム分解物、イヌリンなどといった水溶性の食物繊維があります。
青汁そのものにも食物繊維は豊富に含まれていると言われていますが、不溶性の食物繊維が大半で、水溶性食物繊維はほとんど含まれていません。
そのため、便秘をより効果的に改善するためには水溶性と不溶性がバランスよく摂取することが大切であるということもあり、水溶性の食物繊維が添加されている青汁が多いのです。
甘味料や香料、増粘多糖類に比べると害は少ないと言える食品添加物ではあります。しかし、他のもの同様に人工的に作られてものに変わりありません。
そのため、これらが使用されている青汁の場合、食物繊維はしっかり摂取できますが、一方で、食品添加物もしっかりと摂取してしまっているということは知っておく必要があります。
青汁に昔から使われている食品添加物:ビタミンC
青汁に昔から使われている食品添加物の代表がビタミンCになります。
このビタミンCは栄養強化剤として使用されることもありますが、保存料不使用と謳う際に酸化防止剤として使用されることも多いです。
酸化防止剤はその働きから考えると保存料の仲間と言えます。
ビタミンCの抗酸化作用は食品の酸化を防ぐことで、食品の劣化を防ぐことができます。そのため、保存料の代わりとして使用されることが多いのです。
しかし、この添加されるビタミンCも他のものに比べると害は少ないと言われるものになりますが、人工的に作られたものにかわりはないので、可能であれば避けるに越したことはありません。
注意!添加物入りの青汁を避けたほうがいい人
現在、国内で販売されている商品に使用されている食品添加物は、基本的に国によって安全性が認められたと言われているものになります。
しかし、人工的に作られたものである食品添加物は少量であれば目に見える症状として現れないこともありますし、繰り返し摂取することで体に徐々に蓄積し、何らかの不調を引き起こす可能性があることは否定できません。
できれば、可能な限りみんなに避けていただきたいのが食品添加物ですが、その中でも下記の方には特に食品添加物の入りの青汁は避けていただきたいです。
①妊娠中の方
妊娠中の食品添加物の過剰摂取はお腹の胎児に悪影響を及ぼす恐れがあると言われています。
特に、人工甘味料である「アスパルテーム」に関しては、新生児に知能障害を引き起こすことも示唆されています。
青汁に限らずに、妊娠中には食品添加物が使用されているものは可能な限り避けていただきたいです。
②子ども、特に乳児や幼児
消化器官がまだ未熟な幼児にとって、体の中に入ってきた食品添加物を無毒化して体外に排出するという流れは、かなりの負担になります。
また、着色料などは子どもの成長を妨げたり免疫機能の低下を促したりする危険性も言われており、甘味料などは中毒性もあることから可能な限り避けていただきたいです。
子どもはまだ食品添加物の危険性を理解できないという面もあるので、周りの大人がしっかりと気をつけてあげる必要があります。
③高齢者の方
高齢者は体の機能が弱り、消化機能も低下しているということを考えて、子ども同様食品添加物は可能な限り避けてあげるべきです。
高齢者は健康だと思っていても、エネルギー源となりうる糖質やたんぱく質、脂質などを控える傾向があり、低栄養に陥りやすいです。
低栄養になると健康維持が難しくなり、そこに食品添加物を摂取してしまうと骨粗鬆症や認知症などのリスクを高めてしまう危険性もあるので注意が必要です。
▶︎人工透析中の人は絶対NG!青汁を飲んではいけない人まとめ
青汁を飲むなら国産無添加の青汁が安心・安全
青汁といっても様々な種類のものがあります。
青汁を飲む方の理由の多くは健康になるためということだと思います。しかし、健康になるために青汁を飲んでいるのに同時に食品添加物もたくさん摂ってしまうのはとても残念なことです。
現在の市場には残念ながら食品添加物が使用されている青汁も数多く存在しています。しかし、一方で食品添加物が使用されていない青汁もしっかりと存在しています。
そのため、購入する際にはぜひ、原材料が国産で食品添加物無添加の青汁を選んでいただきたいです。
国産無添加青汁でおすすめの青汁は、サンスター健康道場 粉末青汁
「健康に気をつけるために青汁を飲みたい」けど、「食品添加物は気になるし、できれば摂りたくない」という方におすすめしたい青汁はサンスター健康道場の粉末青汁です。こちらの商品がおすすめのポイントは4つです。
①1杯で1日の野菜不足を補える
サンスター健康道場 粉末青汁は、厳選した5種類の野菜がブレンドされており、その量は野菜約100g分であると言われています。
決してこれだけでは1日の野菜が十分ではありませんが、野菜不足が気になっている方にはおすすめです。
②100%国産、厳選野菜5種類
原材料は100%国産野菜だけで、添加物は一切不使用であるので安心して飲むことができます。
・ケール(宮崎県産、大分県産、熊本県産、島根県産、静岡県産)
・大麦若葉(福岡県産、大分県産、熊本県産)
・明日葉(東京都(八丈島)産)
・モロヘイヤ(島根県産)
③一般的な青汁の約2.5倍量
1袋の量は、なんと10gであり、一般的な青汁の量は約4gと言われているので、約2.5倍も多いです。そして、価格も1袋150円とお安くなっています。
④飲みやすいので続けやすいです
サンスターの粉末青汁は苦味が強いケールだけではなく、甘味があるブロッコリー、抹茶のような香ばしい香りの大麦若葉、スパイシーな味わいの明日葉、粉っぽさを抑えるモロヘイヤを絶妙のバランスで組み合わせることにより、甘味料や香料を添加することなく、継続して飲める美味しさです。
そして、ミクロパウダー製法により他のものを混ぜやすい仕立てになっております。
青汁にも危険な添加物は含まれている!選ぶ時は国産無添加のものを!
健康のために飲んでいる青汁に思いのほかに添加物が含まれているということに驚いた方も多いのではないでしょうか。
せっかく、健康のために飲む青汁なのでぜひ選ぶ時には気をつけていただきたいです。
選ぶ時には、原材料が国産のものを使用しており、無添加のものを選んで、楽しい青汁生活を送りましょう。
さらに、可能でしたら、無農薬で栽培された原材料を使用しているものを選ぶのもおすすめですよ。