野菜や果物を買うときに生産地を確認してから買う人は多いと思います。
もちろん野菜が豊富に含まれている青汁を選ぶ時もその例外ではありませんよね。
生産地には国内産や中国産などとたくさんの選択肢がありますが、どれも同じように安心して購入できるものなのでしょうか?
今回は、青汁を選ぶ際に抑えておきたい生産地について詳しくご紹介します!
外国産の青汁は危険なの!?中国産は敬遠されがちな理由
青汁に限らず、外国産の商品は国内産のものに比べて価格が安いですが、安全性がかけているイメージですよね。特に食べ物は直接健康に関わるものなので慎重に選びたいものです。
私たちが食べている輸入食品はアメリカ、フランス、韓国など様々な国から日本に輸入されていますが、輸入食品の多くは中国からの商品です。
そんな、輸入件数1位の中国ですが、食の安全性に関する事件も多く起きています。2007年に起きた中国産冷凍ギョウザ事件などの事件がまだ記憶に残っている人も多くいるのではないでしょうか?
このような大きい事件が起こると価格が安くても安全性を100%信じられないのが正直なところかもしれません。
国産と外国産の安全面の違い
1.残留農薬基準
国産と外国産の残留農薬基準は野菜や果物の種類によって異なっているため日本の基準に達していない食品も多くあります。
その中の一つがアーモンドで、アメリカでの基準が0.2ppmに対して、国際基準が0.05ppm、日本では0.01ppmとアメリカの基準値より日本の基準値の方が厳しくなっています。
原則は国際基準となりますが、アーモンドのような商品は国際基準でも日本の基準に達していないのです。
①日本の基準値が厳しい場合【アジンホスメチル(殺虫剤)】
日本 | 国際基準 | 米国 | |
---|---|---|---|
アーモンド | 0.01ppm | 0.05ppm | 0.2pm |
②日本の基準値と国際基準値が同じ場合【クロルピリホスメチル(殺虫剤)】
日本 | 国際基準 | 米国 | |
---|---|---|---|
小麦 | 10ppm | 10ppm | 6.0pm |
③日本の基準値が緩い場合【イミダクロプリド(殺虫剤)】
日本 | 国際基準 | 米国 | |
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ぶどう | 3ppm | 1ppm | 1.0pm |
2.食品添加物
食品添加物も農薬と同じように日本で使用が認められている食品添加物とアメリカで認められているもののリストは異なります。
どの国でも原則、添加物の安全性が確認されていますが添加物の分類や数え方は日本と大きく異なっています。
③日本の基準値が緩い場合【イミダクロプリド(殺虫剤)】
日本の食品添加物 | 米国の食品添加物 |
---|---|
・指定添加物 449
・既存添加物 365 ・一般飲食物添加物 約100 ・18類香料リスト 約3100 ・合成香料 約2300 ・天然香料 約260 |
・直接添加食品添加物と副次食品添加物 約600
・GRAS物質 約380 ・届出GRAS物質 約260 ・自己認証GRAS物質 約400 ・天然香料 約600 |
このように、国によって食文化や食料生産事情、気候、摂取量が異なるため、基準や規制もその国によって違うのです。
輸入食品は価格が安いため手に取りたくなってしまいますが、やはり国内産の日本人にあった基準のものを食べるのが日本人の体には一番いい選択ですね。
国内産原料がやっぱり安心!国産青汁が安心できる3つの理由!
①日本の法律で安全が守られている
消費者庁は食品表示法というルールで、食品の安全を管理しているのです。材料や原産国の名前の記載はもちろんですが、この法律には商品を作っている人たちが守らなければならない基準や品質も詳細に設定されています。スーパーで購入する商品はこういったルールを合格して製造された商品なのです。
②産地や生産者がはっきりわかる
野菜や果物を作った人の情報が書いてあると、信頼して野菜を食べることができますよね。最近は、スーパーマーケットでも野菜のパッケージや価格ラベルの近くに生産者の名前や場所が記載されていることが増えてきています。また、QRコードを読み取ると、実際に野菜を育てている畑の写真や栽培者の写真をアップしているところもあります。生産者が自信を持って生産している国産の原料が使われている青汁だからこそ安心して飲むことができますね。
③鮮度が良い状態で作られている
国産の青汁は輸送時間が外国産に比べて格段に早いため新鮮な原料で商品を作ることができます。しかし、海外から輸入品で商品を作る時は輸送している時間が長い分、食材の品質の劣化は国産よりも進んでしまいます。また食品の品質が落ちるだけでなく、ビタミンやミネラルといった栄養価も一緒に減ってしまうのです。
国産青汁の原料の主な産地はここ!
メーカーによって青汁に使用される野菜は違いますが、よく使われている野菜は以下のものになります。
ケール:宮崎県産、大分県産、熊本県産、島根県産、静岡県産
日本で作られているケールの大部分は、青汁のために作られています。ケールには豊富なβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれており、スーパーフードとも呼ばれ、栄養満点です。
明日葉:八丈島産
20数種類のビタミンとミネラルが含まれている明日葉は、八丈島で栄養価の高い特産野菜としても有名です。
大麦若葉:熊本県産、大分県産、福岡県産
ケールと同じくらい青汁でよく使われている栄養豊富な大麦若葉ですが、ケールに比べてクセをあまり感じないため飲みやすいと評判の野菜です。
これらの地域で収穫された原料だけを使った国産無添加青汁のランキングはこちら!
青汁を飲むなら国内産で決まり!
全ての輸入食品が悪いということはありませんが、新鮮で日本の基準で生産されている国産の商品の方が安心して食べることができるのではないでしょうか。
青汁を購入する際にも生産地に注目して購入してみてくださいね。