青汁と言えば健康維持や便秘解消などのために飲むという人が多いことから、体に良いというイメージを持つ人が大半ではないでしょうか。
しかし、その高すぎる栄養価のため、食べ物であるため副作用とは言えませんが、飲んでいる薬の効果を半減させてしまったり飲むことで体調を崩してしまったり体質的に体に合わなかったりという場合もあります。
また、基本的には健康な人が適量飲む分には全く問題ありませんが、持病をお持ちの方や赤ちゃんにとっては実は危険な場合があります。
そこで、青汁には発ガン性をはじめとするどんな危険な可能性があるのかについて詳しく解説していきます。
危険!青汁に含まれる添加物に発ガン性のものが含まれる!?
青汁を選ぶ際に原材料の産地や無農薬かどうかという安全性の確認、製品自体に甘味料や保存料などの食品添加物が使用されていないかどうかを確認する人は多いと思います。
青汁は原材料そのものを丸ごといただく食べ物になるので、安全性のために産地や無農薬かどうかを確認することはもちろん大切になります。
青汁の安全性と聞くとどうしても産地と無農薬であるかどうかの2つのことに目がいきがちですが、他にも気をつけていただきたいことがあるのです。
青汁に含まれる発がん性の疑いのある添加物や成分とは
添加物・成分名 | 用途 |
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放射線物質 | 原材料の殺菌や害虫駆除などのために使用 |
アセスルファムK(カリウム) | 人工甘味料で甘味をつけるために使用 |
放射線物質はなぜ危険?
青汁に含まれる発がん性物質の代表的なものは放射線物質があります。
放射線の照射により発がん性物質である「シクロブタノン」という物質が発生すると言われています。
そのため、現在日本においてはじゃがいもの発芽抑制のための放射線照射以外においては禁止されています。
しかし、国際基準では殺菌や害虫駆除、発芽防止で放射線照射が行われているので、放射線照射された原材料が使用された青汁も存在はしています。
人工甘味料アセスルファムKはなぜ危険?
砂糖の200倍の甘さをもつ人工甘味料であり、口の中で甘味が残りにくく、風味を良くすることから甘さが苦手な人でも飲みやすいということで使用されることが多いです。
そして、安全基準はクリアされてはいますが、ラットを用いた実験で妊娠中や授乳中の摂取で子どもに影響が出たり、頭痛やうつ病、発がん性なども副作用として報告されています。
発ガン性はないが、青汁に含まれている気をつけたい添加物・成分とは
添加物・成分名 | 用途・詳細 |
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アスパルテーム (L-フェルニアラン化合物) |
人工甘味料で甘味をつけるために使用 |
スクラロース | 人工甘味料で甘味をつけるために使用 |
シュウ酸 | 青汁の原材料に含まれる成分 |
硝酸イオン | 青汁の原材料に含まれる成分 |
人工甘味料アスパルテームはなぜ危険?
絶対避けていただきたい添加物の1つがアスパルテームになります。
砂糖の約200倍の甘さをもつ人工甘味料であり、指定添加物に指定されているので上限量を超えない使用では法的には問題ありませんが、様々な問題が指摘されている食品添加物の1つになります。
そのため、必要以上に摂取してしまうと、頭痛やめまい、睡眠障害、視力障碍、味覚障害などの副作用が引き起こされる危険性があるとの報告もあります。
人工甘味料スクラロースはなぜ危険?
砂糖の600倍の甘さをもつと言われている人工甘味料であり、ダイエット甘味料としてよく使用される食品添加物になります。
特に、糖尿病患者にとってはインスリンの過剰分泌を促してしまうことから、絶対に避けるべ甘味料というほど注意が必要なものになります。
また、分解されにくい物質であることから、ホルモンや免疫系のシステムエラーを起こす危険性もあるので摂取には注意が必要とされています。
シュウ酸の過剰摂取はなぜ危険?
パイナップルを食べると口内が荒れたりかゆくなったりという経験をしたことがあるという方には、特に気をつけていただきたいです。
このシュウ酸には少量でもアナフィラキシーショック(アレルゲンが体内に入り込むと、極めて短時間で全身にアレルギー症状が出てしまうことです。)を起こしてしまう場合もあるアレルギーの原因の1つになります。
また、シュウ酸の過剰摂取により尿路結石を引き起こしてしまう可能性があるとも言われています。
そのシュウ酸が豊富に含まれる食材にほうれん草とブロッコリーがあります。
そのため、シュウ酸アレルギーの可能性が心配な人は比較的シュウ酸の含有量が少ないとされているケールやモロヘイヤ、明日葉が使用されているものを選ぶことをおすすめします。
硝酸イオンはなぜ危険?
「硝酸イオン」という言葉を聞いたことはありますか?
硝酸イオンは自然界のどこにでも存在しているもので、そのもの自体では私たちの体にとって有害なものではありません。
そして、植物の栄養には不可欠なものであるため、野菜の中でも特に青汁の原材料としても使用される葉物野菜に多く含まれていると言われています。
しかし、体の中で硝酸イオンは還元されて「亜硝酸塩」という私たちの体にとっては有害なものに変化してしまうのです。
この亜硝酸塩はヘモグロビンの働きを妨げることで体の隅々に酸素をしっかり運ぶことを邪魔します。
また、硝酸イオンが体の中のたんぱく質とくっつくことで発ガン性物質を作るのに関わっているという説も言われており、過剰な摂取を避けることが望ましいとされています。
また、硝酸イオンは水洗いをしたり加熱調理したりすることで減少するとも言われています。
そのため、今後、青汁を選ぶ際には、産地や栽培方法、原材料の洗浄がどのようにされてどんな製造方法であるのかをしっかりと記載もしくは教えてもらえるものを選ぶことをおすすめします。
ブルーベビー症候群とは
酸素を運ぶことができないメトヘモグロビンの量が過剰になってしまい、体が酸素不足で皮膚や粘膜が青色に変わってしまう状態をメトヘモグロビン血症。
そして、新生児を含めて子どもが他の原因がなくこのような症状が現れている時に、ブルーベビー症候群と言われています。
色の濃い硝酸イオンが豊富に含まれた葉物野菜を離乳食として食べたり、硝酸イオンを含む井戸水で作ったミルクを飲んだりしたことが発症の原因とされています。
硝酸イオンはもともとから私たちの体に存在しているものであるので、普通に摂取する分には問題はありません。しかし、過剰に摂取してしまうと症状が現れると言われているので、飲みすぎには注意が必要です。
原材料に葉物野菜が多く使用される青汁ではありますが、規定量を守って飲めば全く問題はないので安心してください。
ただし、大人にとっては大丈夫な量でも赤ちゃんや子どもにとっては過剰である場合もあるので、その点には注意が必要です。
青汁は原材料の安全性が命!産地不明のものは発ガン性の危険性も…
現在、様々な青汁が販売されています。
その中には残念ながら、産地が不明な原材料が使用されていたり外国産の原材料が使用されていたりと様々です。
外国産の原材料が全部悪いというわけでは決してありません。
できるだけ、避けれるのであれば、避けていただきたいものになります。
産地不明なものはおすすめできません!
産地不明なものに関しては、どのような土地でどのように栽培されていたのかかが不明であることから、栽培されている土地が土壌汚染や大気汚染に侵されてしまっているという危険性もあり、おすすめできません。
外国産のものも安心できない!
また、外国産のものに関しても、原価を抑えるために外国から輸入されたものが使用されることが多いです。
外国産に関してはその土地で使用が許可された化学肥料や農薬が使用されることが多いので、中には日本では禁止されているものが使用されてしまっている場合もあるので危険であり、おすすめできません。
過去に輸入された青汁が問題になったことも…
そして、2014年に輸入された青汁の原材料に放射線照射がされていて、厚生労働省から輸入元に回収の要請をしたというニュースもありました。
日本においては、じゃがいもの発芽防止のための放射線照射は禁止されていますが、国際基準では殺菌や害虫駆除、発芽防止で放射線照射が行われているのです。
この時にも、原材料は回収されましたが、発覚した時には国内の9社のメーカーに原材料はわたっていましたが、製品の回収は確認されていないのです。
なぜ、放射線照射がいけないのかというと放射線照射により大腸がんのリスクが高まると言われています。
発ガン性の疑いのものは体に入れない!安心な青汁の選び方とは?
健康のために飲む青汁であるので、発ガン性の疑いや体に害を及ぼす可能性のあるものは可能な限り体に入れないように気をつけるべきであります。
ではどのようにしたら良いのかという選ぶ際のポイントを下記に説明します。
②原材料の産地が不明なものが使用されている場合には避けましょう。
③産地や栽培方法が分かっているものや有機JASなどのように第三者機関によってしっかりと調査されている原材料を選びましょう。
④食品添加物が使用されていないものを選びましょう。
安心安全!国産無添加青汁3選
では、安全で安心して飲むにはどんな青汁を選ぶのが良いのかが気になるところです。そこで今回おすすめする青汁は以下の3つになります。
①サンスター健康道場 粉末青汁
・サンスター健康道場 粉末青汁は、厳選した5種類の野菜がブレンドされており、その量は野菜約100g分であり、1杯で1日の野菜不足を補える。
・原材料は100%国産野菜だけで、添加物は一切不使用である。
・1袋の量は、なんと10gであり、一般的な青汁の約2.5倍量でありお買い得である。
・苦味が強いケールだけではなく、甘味があるブロッコリー、抹茶のような香ばしい香りの大麦若葉、スパイシーな味わいの明日葉、粉っぽさを抑えるモロヘイヤを絶妙のバランスで組み合わせることにより、甘味料や香料を添加することなく飲みやすい美味しさである。
シュウ酸が豊富に含まれるブロッコリーが使用されていますが、規定の量をしっかり守って飲んでいれば問題はないので、過剰に飲みすぎなようにだけ注意しましょう。
②マイケアふるさと青汁
・ふるさと青汁は、八丈島で3年かけられて育てられた明日葉を葉・茎・根っこまで余すことなく使用。
・原材料は全て農薬・化学肥料に頼らず昔ながらの農法で育てられ、明日葉は八丈島産、桑の葉は島根県産、大麦若葉は大分県・熊本県産のものを使用し安心安全!
・明日葉に甘みのある桑の葉と大麦若葉を独自の比率でブレンドすることで、抹茶風味の飲みやすい仕立てを実現。
③ステラの贅沢青汁
・ステラの贅沢青汁は、6大栄養素が濃縮された福岡県産ブルガリス種クロレラに無農薬で育てられた沖縄県与那国産の長命草、九州産農薬不使用のケールという濃く・苦く・強い栄養価をもつ3つの栄養素が配合されている。
・濃く苦い青汁を粒に凝縮することによって飲みやすい仕立てに!
・クロレラの粘りを利用して固めることで粒にしているので、添加剤を使用していないので安全。
発ガン性物質の添加物は避けよう!青汁飲むなら国産無添加が安心安全!
残念ながら、健康のイメージが強い青汁ですが中には健康を害する恐れがあるものも含まれています。
安心安全な青汁を選ぶことはもちろんなことではありますが、どんなに健康をうたわれているものであっても特定のものを過剰摂取することは体にとってはあまりよくありません。
選ぶ時には最低限、下記のものは避けて選びましょう。
・原材料に放射線照射がされていないこと
・人工甘味料であるアセスルファムK(カリウム)やアスパルテーム(L-フェルニアラン化合物)、スクラロースが使用されていないこと
国産無添加の青汁をしっかりと規定の量を守って飲んでイキイキ毎日過ごせるようにしましょう。