子どもが産まれて離乳食を始めると、『離乳食を始めたのになかなか食べてくれない』『子供の栄養大丈夫?』などと悩んでしまうママやパパも多いのではないでしょうか?
そんな時にママやパパが青汁を毎日飲んで野菜不足を補っていたりすると、赤ちゃんの離乳食にも青汁を使って野菜不足を補っても大丈夫だろうかと考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
今回は大人が健康維持や野菜不足のサポートのために飲むことが多い青汁を、赤ちゃんのための離乳食に取り入れるということが本当に大丈夫であるのかを詳しく解説していきます。
そもそも青汁って赤ちゃんに与えていいの?
基本的には青汁は食品であるので、赤ちゃんが絶対に食べてはいけないというものではありません。
特に、緑黄色野菜100%で作られた青汁は野菜だけなので、赤ちゃんのための離乳食に使用できないというわけでもありません。しかし、気をつけていただきたいことがあります。
基本的に現在販売されている青汁の大半は大人をターゲットに作られたものであり、製造メーカーは大人が飲むことを想定して作っているので、商品によっては赤ちゃんが飲むのは避けた方が良い物、飲むとしても大人が飲むよりも量を少なくしたり倍以上に薄めたりして与える必要があります。
そして、飲むことによって何かしらの不調が引き起る可能性も否定はできないので、その際は自己責任になるということは心にとめておく必要があります。
青汁を赤ちゃんに上げるのはいつからOK?
基本的には赤ちゃんに青汁は必要ないと思います。しかし、もし青汁をあげるのであれば、与え始める時期に関して注意が必要です。
青汁は飲み物なので早い段階から与えることができるのでは?と思ってしまう方もいるかもしれませんが、あまり早い時期に与えてしまうことは未熟な消化機能である赤ちゃんの体にとって負担がかかってしまうことがあります。
飲み物ではありますが、基本的には緑黄色野菜になります。そのため、もし、赤ちゃんに青汁を与えるのであれば、最低限離乳食を開始している事が条件になります。
加えて、青汁の原料である緑黄色野菜をまず離乳食として食べ始めてから、青汁にも挑戦してみるというやり方がおすすめです。
お粥だけしか与えていない初期の段階ではまだ早すぎるので、注意が必要です。
青汁を飲ませると赤ちゃんのうんちが変になる!?
青汁を赤ちゃんに飲ませ始めると毎日のうんちに変化が出てくることがあります。
この時期の赤ちゃんの便はまだ柔らかいことも多いので気づきにくいことも多いですが、青汁を飲ませることで便秘になったり下痢になったりという変化が起きる可能性があるので、飲ませる時にはいつも以上にうんちに変化がないかを観察してあげる必要があります。
赤ちゃんの消化器官はまだまだ未熟な状態です。
大人と同じくらいの消化機能を獲得できるのは7歳くらいと言われています。そのため、食物繊維が豊富に含まれている青汁は赤ちゃんの消化器官にとっては負担になってしまう可能性があるのです。
うんちを観察し、青汁が赤ちゃんの消化器官に負担になっていないかを注意しながら、与えるかどうかを自己判断してください。
もし、何か少しでもトラブルは発生した場合にはすぐにやめるようにしてください。
野菜不足で何とかして野菜もしっかり食べてもらいたいというお母さんの場合、ついついうんちトラブルは無視してしまうことがあるかもしれませんが、基本的には青汁は絶対に飲まないといけないというものでもありません。
そこはしっかりと赤ちゃんの様子を見ながらママやパパが判断してあげてください。
離乳食につかう青汁を選ぶ上で気をつける5つのポイント
ここまでで赤ちゃんに青汁を与える場合には、大人と同じようにではなく注意が必要ということは分かっていただけたとは思います。
しかし、実際に赤ちゃんに飲ませるのは数ある青汁からどんな青汁を選ぶべきなのか迷う場合もあるのではないでしょうか?
そこで、赤ちゃんに与える青汁を選ぶ際の見るべきポイントをご紹介します。
①原材料は安全性が保障されているものを選ぶ
赤ちゃんの体の機能はまだまだ小さいので、大人に比べると様々な影響を受けやすいです。
そこで気になってくるのは原材料から受ける農薬や化学肥料、放射能の影響ではないでしょうか?
大人が飲む場合ももちろん、これらの影響があるものはできるだけ避けるべきです。
しかし、それ以上に赤ちゃんに与える場合にはより一層気をつける必要があります。
そのため、赤ちゃんに与える青汁に使用されている原材料は無農薬やオーガニック、有機栽培されたものを選ぶことをおすすめします。
また、独自で残留農薬や放射性物質の検査をしているところもあるので、そこをしっかりと確認することでできるだけ安全なものを与えることができます。
②食品添加物は避けよう
次に気をつけたいのは青汁に使用されていることが多い食品添加物です。
健康維持のために飲まれることが多い青汁ですが、中には食品添加物がたくさん使われているものも多いです。
食品添加物は私たちの体の中に入って無毒化して排泄されるためには、たくさんのビタミンやミネラルが消費されて消化器官に負担がかかってしまいます。
そのため、消化器官が未熟な赤ちゃんには絶対に避けていただきたいものの1つになります。
無添加と書かれていても特定の1つの添加物が使用されていないだけで他の食品添加物は使われているなんてこともあるので、しっかりと無添加であるということを確認してから与えるようにしてください。
③人工的に甘味をつけているものは避けよう
昔の青汁のイメージは「苦い、まずい」というように、青汁の主原材料は緑黄色野菜ということもありそのままでは苦い、青臭いということで飲みにくいということがあります。
そのため、最近の青汁は甘くて飲みやすくて美味しいものがあります。しかし、この飲みやすさを実現するために、残念ながら甘味料が使われているのも少なくありません。
人工甘味料や砂糖や果糖ブドウ糖液糖などの甘味をつけているものは甘すぎるため糖分の過剰摂取や味覚の発達障害、消化器官への負担を引き起こしかねないので、できるかぎり避けるようにしてください。
また、はちみつ入りの青汁もありますが、ボツリヌス菌の影響を考えて1歳未満の赤ちゃんの摂取は警告されているので、入っていないものを選ぶ必要があります。
④カフェインは避けよう
青汁の中には原材料に緑茶や抹茶などが使用されており、カフェインが含まれているものもあります。
その量は決して多くありませんが、カフェインは胎児や赤ちゃんへの影響を危惧して妊婦中や授乳中には避けるものの1つになります。そのため、赤ちゃんに与える青汁においてはノンカフェインのものを選ぶように心がけましょう。
⑤難消化性デキストリンや水溶性食物繊維が添加されたものは避けよう
青汁はもともと主原材料として食物繊維が豊富な緑黄色野菜が使用されることもあって便秘解消のために飲む方も多いです。
そのために、便秘解消に特化した青汁の中には、食物繊維を人工的に配合しているものもあります。
食物繊維は消化器官が未熟な赤ちゃんにとっては負担になることがあります。そのため、赤ちゃんに与える青汁は食物繊維が添加されているものは避けることがおすすめです。
離乳食に青汁つかうなら国産無添加のものを!
では離乳食に使う際にどんな青汁を使うべきかという話ですが、今回おすすめするのは、サンスターの健康道場 粉末青汁です。
この青汁がおすすめのポイントは下記になります。与える量や何倍に薄めるのかは赤ちゃんの様子を見ながら調整してくださいね。
①1杯で1日の野菜不足を補える
サンスター健康道場 粉末青汁は、厳選した5種類の野菜がブレンドされており、その量は野菜約100g分であると言われています。
決してこれだけでは1日の野菜が十分ではありませんが、野菜不足が気になっている方にはおすすめです。
②100%国産、厳選野菜5種類
原材料は100%国産野菜だけで、添加物は一切不使用であるので安心して飲むことができます。
・ケール(宮崎県産、大分県産、熊本県産、島根県産、静岡県産)
・大麦若葉(福岡県産、大分県産、熊本県産)
・明日葉(東京都(八丈島)産)
・モロヘイヤ(島根県産)
③一般的な青汁の約2.5倍量
1袋の量は、なんと10gであり、一般的な青汁の量は約4gと言われているので、約2.5倍も多いです。そして、価格も1袋150円とお安くなっています。
④飲みやすいので続けやすいです
サンスターの粉末青汁は苦味が強いケールだけではなく、甘味があるブロッコリー、抹茶のような香ばしい香りの大麦若葉、スパイシーな味わいの明日葉、粉っぽさを抑えるモロヘイヤを絶妙のバランスで組み合わせることにより、甘味料や香料を添加することなく、継続して飲める美味しさです。
そして、ミクロパウダー製法により他のものを混ぜやすい仕立てになっています。
青汁を使ったおすすめ離乳食レシピ3選
【お手軽青汁粥】
<材料>
・米粉 大さじ1
・水 大さじ6
・青汁 1つまみ
<作り方>
1.材料を小鍋に全て混ぜ合わせる。米粉や青汁がダマにならないように混ぜる。
2.小鍋の中の材料を混ぜながら弱火にかける。
3.透明感が出てきて粘りやとろみが出てきたら、火からおろす。
4.赤ちゃんが食べられるくらいまで冷めたらできあがり。
【青汁スープ】
<材料>
・人参 10g
・玉ねぎ 10g
・青汁 2つまみ
・水 大さじ6
・水溶き米粉(もしくは片栗粉)適量
<作り方>
1.野菜を柔らかく蒸す(もしくはボイル)して、みじん切りする。
2.小鍋に①とあらかじめ混ぜ合わせて溶かしておいた青汁を加えて、火にかける。(弱火)
3.煮立ったら、水溶き米粉(もしくは片栗粉)でお好みのとろみをつけたらできあがり。
【豆腐の青汁ふわふわ焼き】
<材料>
・豆腐 50g
・かつおぶし 1つまみ
・青汁 小さじ1/2
・米粉(もしくは片栗粉)小さじ1/2
<作り方>
1.豆腐はしっかり水切りしておく。
2.①にかつおぶし、青汁、米粉を加えてよく混ぜ合わせる。
3.食べやすいように、小判状に成型する。
4.フライパンで両面焼き色をつけるように焼いたらできあがり。
赤ちゃんも笑顔で健康に!離乳食に青汁をうまくとりいれて♪
赤ちゃんにとって青汁とは決して取らなくてはならないものではありません。しかし、野菜を食べてくれないと「なんとか野菜を食べてもらいたい!」と思う方も多いでしょう。
青汁を摂れば野菜は食べなくても大丈夫というわけではありません。あくまでもサポート的なものです。
ママの不安を少なくするためにも上手に活用して、消化器官も丈夫な健康で元気な赤ちゃんに育ててあげましょう。
そして、基本、青汁は大人を対象に作られているものではあるので、赤ちゃんに使う場合には、赤ちゃんの様子をしっかりと観察しながら自己責任で使ってくださいね。
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