青汁の主原料であり、緑黄色野菜の王様とも呼ばれるケールに匹敵するほどの栄養価があると注目されている野菜に明日葉があります。
ケールの青汁は苦くてまずいというイメージを持たれていますが、明日葉の青汁はクセのある苦みや青臭さがなく飲みやすいと言われています。
今回はそんな明日葉の嬉しい効果・効能について詳しく紹介していきます。
飲みやすく栄養も豊富!青汁の主原料、明日葉。
明日葉は房洲半島から紀伊半島の太平洋岸に自生しているセリ科の植物になります。
日本原産の明日葉は栄養価が高く、中国では古来より不老長寿に良いと薬として使用されていました。そして、セリ科特有の香りとともに、ケールほどではありませんが少し苦味のある野菜になります。
明日葉の栄養価
明日葉は鉄やカルシウム、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、βカロテンなども豊富で、食物繊維もしっかり含まれています。
特に食物繊維の含有量は1番多くて、ケールの約1.5倍、大麦若葉の約約1.3倍になります。
また、明日葉に特徴的な栄養成分としては3つのものがあります。
カルコン
明日葉以外の植物にはほとんど含まれていない珍しい成分です。抗酸化作用のあるポリフェノールの一種であり、抗菌作用や抗炎症作用もあり様々な生活習慣病を予防する効果があると言われています。
特にメタボリックシンドロームの予防への効果が期待できます。
クマリン
抗酸化作用があるポリフェノールの一種になります。こちらは他の植物にも含まれていますが、抗菌作用や血栓防止作用・むくみの防止などの効果が期待できます。
ルテオリン
フラボノイドの1種で、他にもセロリやパセリ、ブロッコリーなどにも含まれます。利尿作用があるので、むくみの解消に効果が期待できる栄養素になります。
明日葉の7つの効能。むくみ・ダイエット・美肌にも効果あり!?
ケールに匹敵するほど栄養価が高いと言われている明日葉には様々な効果ができます。
①明日葉でしつこいむくみとはさようなら
明日葉に豊富に含まれるカリウムやカルコン、クマリン、ルテオリンには利尿作用があります。特にカリウムはナトリウムとバランスをとりながら体の中の水分調整を行っています。そのため、カリウムが不足してしまうとナトリウムの濃度を下げないように体内に水分がためこまれてしまいむくんでしまうと言われます。
現代の食生活ではなかなか不足しがちなこれらの栄養素を食事にプラスして明日葉の青汁を飲むことで解消できるのです。
②しつこい便秘の解消
女性のお悩みに常に上位に位置し、最近では赤ちゃんでもお悩みによく挙がってくる便秘。便秘解消で多くの方が想像するのは食物繊維ではないでしょうか?食物繊維をしっかりと摂取することで腸内環境がきれいに保つために排便が促されるのです。
明日葉はその食物繊維が青汁の三大主原料と言われるケール・大麦若葉と比べても1番多く含まれています。
③ダイエット効果で健康的な体を手に入れよう
明日葉に含まれるカルコンには内臓脂肪を減少させてくれる働きがあるとともに、クマリンにはセルライトやむくみの解消に効果を発揮してくれると言われています。
また豊富に含まれるビタミンB群には脂肪を燃焼してくれる働きがあり、食物繊維には食べ過ぎを抑えてくれる効果も期待できます。
これらのいろいろな働きにより、食べないで痩せるというきついやり方が主流と思われがちのダイエットですが、健康的にダイエットを行うことができるのです。
④メタボや生活習慣病とは無縁の体作り
明日葉にはダイエット効果だけでなく、カルコンによる収縮した血管を広げ、老廃物を排出する働きにより高血圧の予防改善や血液サラサラの効果が期待できます。
また、クマリンにも血液サラサラの効果は期待できるとも言われています。これらの効果は動脈硬化や血栓のリスクを減少することにも繋がると言えます。
即効性があるわけではないので、日ごろから継続しておくことで自然とメタボや生活習慣病といったものの予防や改善につながっていくでしょう。
⑤疲労回復で毎日生き生き元気な体
「疲れた時の栄養補給に」と飲む方も多い栄養ドリンクにも含まれている、エネルギーを生み出すのに必要な栄養素でもあるビタミンB群のB1、B2、B6が豊富に含まれているのも明日葉の特徴です。
また、精神的なストレスに効果があると言われているパントテン酸や、ミネラルのカルシウムやマグネシウムも豊富に含まれています。
これらの栄養素が含まれていることで明日葉の青汁を飲むと「疲れにくくなった」「疲れの回復が早くなった」というように体感する方が多いようです。
⑥明日葉で骨を丈夫にして骨粗鬆症予防を
ビタミン、ミネラルが豊富に含まれている明日葉ですが、ケールに比べると少ないですがカルシウムも豊富に含まれています。
そして、何より特徴的なのが骨の形成を促進するのに重要なビタミンKの含有量がケールやほうれん草をはじめとする緑黄色野菜の中で群を抜いて多いです。
⑦明日葉で貧血の改善・予防
貧血と聞いて鉄分をイメージする方が大半ではありますが、他にも効果的な栄養素があります。それが明日葉に豊富に含まれているビタミンCや葉酸などのビタミンB群になります。
ビタミンCには鉄分と一緒に摂取することで鉄分の吸収率をアップさせます。葉酸は血を作る造血作用があることから、これらを同時に摂取することができる明日葉は貧血の予防・改善の効果が期待できます。
明日葉と大麦若葉・ケールとは何が違う?栄養・飲みやすさを比較!
(出典:マイケア)
明日葉と大麦若葉、ケールはそれぞれに含まれている栄養素には特徴的なものがあるので、その時の自分自身の悩みの解消にピッタリのものを選ぶ必要があります。それぞれに良いところがあるので良いところ取りをするのがおすすめです。
特にむくみや便秘解消に関しては今回解説している明日葉がおすすめです。
飲みやすさに関して、ケールは昔ながらの青汁をイメージしてもらうと分かりやすいですが、苦くて青臭くて飲みにくいということで青汁初心者の方にはあまりおすすめできません。
逆に、明日葉と大麦若葉はケールと比べると苦さや青臭さがないので飲みやすいので青汁初心者の方にもぜひお試しいただきたいです。
明日葉は副作用あるの?妊婦さんが飲んでも大丈夫?
明日葉の青汁は薬ではなく食べ物ではないので副作用というものは基本的にはありません。
しかし、デトックス効果が非常に高い明日葉はどんなものにも共通することですが極端な過剰摂取は体に不調を引き起こす原因にはなりうるので摂りすぎには注意が必要です。
明日葉に副作用はあるの?
明日葉の過剰摂取により注意が必要な栄養素の代表的なものは3つあります。
①食物繊維
明日葉には便秘や下痢の改善予防に効果的な食物繊維が水溶性と不溶性がともにバランスよく豊富に含まれていますが、過剰摂取してしまうと、軟便や下痢、便秘を逆に引き起こしやすくなると言われています。
②βカロテン
明日葉に豊富に含まれているβカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そのため、過剰に摂取してしまうと必要量以上のビタミンAが合成されてしまうことになり、体内に蓄積されてしまうのです。
ビタミンAの過剰摂取は、頭痛、吐き気、下痢などの原因になるとも言われているので極端の過剰摂取は避ける必要があります。
また、妊娠中のビタミンAの過剰摂取は胎児の形態異常をもたらす可能性がると言われているので注意が必要です。
③クマリン
クマリンの過剰摂取により日光アレルギーとも呼ばれる光過敏症や皮膚炎が引き起こされると言われています。
青汁に含まれているクマリンに触れたからといってこれらの症状が出るわけではありませんが、クマリンを含む精油に関しては使用後に紫外線には気をつけるようにとの注意がなされています。
そのため、クマリンが含まれている明日葉の青汁も1日の摂取目安量を超えないようにして摂ることをおすすめしています。
妊娠中の妊婦さんは飲んでも大丈夫?
非常に栄養価の高い明日葉は食事では補え切れない栄養素を摂るという面においては妊婦さんにもぜひ上手に活用していただきたいものの1つになります。
ただ1つ気をつけていただきたいのが、特に妊娠初期のビタミンAの過剰摂取は赤ちゃんの耳の形態異常などの先天異常が起こる可能性があるとの報告もされています。そのため1日の摂取目安量をしっかりと守ってから飲むようにだけ注意が必要です。
これを守れば他に心配する必要はないので、食事でしっかりと栄養が摂れていないと気になる時にはぜひ飲んでみてください。
明日葉の青汁ならマイケアふるさと青汁がおすすめ!
数ある明日葉の青汁の中でも特におすすめなものがマイケアさんから販売されている「ふるさと青汁」です。おすすめのポイントは3つあります。
①明日葉をまるごと使用
ふるさと青汁に使用されている明日葉は、自然たっぷりの八丈島で3年かけられて育てられたものになります。そして、その明日葉を葉・茎・根っこまで余すことなく使用しているのです。
②安心な国産・農薬や化学肥料不使用で育てられた原料を使用
原材料の明日葉は八丈島産、桑の葉は島根県産、大麦若葉は大分県・熊本県産と全て国内で育てられたものになります。それに加えて全て農薬・化学肥料に頼らず昔ながらの農法で育てられているので安心して飲むことができます。
③毎日飲み続けられる飲みやすさ
甘みのある桑の葉と大麦若葉を独自の比率でブレンドすることで、明日葉の栄養素を生かしたまま、毎日飲み続けられる抹茶風味で飲みやすい仕立てに仕上げています。
毎日1杯!青汁をとりいれよう♪
青汁は薬ではないので数回飲んだからと言って劇的な効果が得られるものではありません。
毎日コツコツと飲み続けることで何かしらの効果を感じることができるはずです。
もし何か気になる症状があったり食事による野菜不足を感じたりした時には、薬に頼る前にまずはぜひ青汁を試してみませんか?
毎日1杯の青汁で毎日心身ともに生き生き元気な生活を手にいれましょう!
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