頑張っても痩せられない、せっかく痩せたのにあっという間にリバウンド…。
ジョギング、筋トレ、断食、食事制限など流行りのメソッドを試しては、失敗を繰り返してきた人も多いはず。
でも、そもそも体が太るメカニズムを知っていますか?
ただ、油物をカットすればいい、ハードな運動をすれば痩せるということではありません。その鍵になるのが、糖質です。
今話題の糖質ダイエット、さらに青汁を摂り入れれば、理想的な体形に近づけるかもしれません。
悪者は脂肪ではなく糖!? 今、糖質制限ダイエットが注目される理由とは?
最近話題のローカーボ=糖質制限ダイエット。
糖質の摂取を制限することで痩せると、モデルやタレントの間で人気になり、「糖質」という言葉が注目されています。
ダイエットや糖尿病のことを考えた食事といえば、一日の総摂取エネルギー量を減らす「カロリー計算」による減量が主流でした。
今までは脂肪量=カロリー量だと思い、高カロリーのものカットすればいい、もしくは摂ったエネルギーを燃焼させればいいと思っていた人も少なくないのではないでしょうか。
数年前、カロリーを計算し、運動も続け、でも砂糖を含まれる食事を続けたところ、以前より太ってしまったという結果をドキュメンタリーにした映画が注目されました。
カロリーの高いオイルはダイエット中に控えることは必要ではありますが、すべてカットすると肌が乾燥したり、体が冷えてしまって余計に脂肪を貯めこみやすくなってしまいます。
むしろ砂糖を代表とする「糖質」こそが脂肪の原因。糖質はいったい何なのでしょう。
カロリー制限や運動で痩せるは嘘⁉︎ 糖質のコントロールこそダイエットの鍵!
話題のダイエットメソッドでも糖質はダイエットの重要なポイントとされています。
過剰なカロリー制限は筋肉量を減らし、基礎代謝を落とすためリバウンドのもととしてきちんと食べること、でも糖質は控えることを提唱しています。
例えば、トレーニングに加え厳しい食事制限で確実に痩せさせることで有名な某パーソナルトレーニングの食事療法をチェックしてみると、カロリー表示とともに、糖質量の表示が掲載されているのです。
健康食品にも砂糖だらけ!?ダイエットするなら確認したい甘味料
では、ただ糖分をカットすればいいのかというと、そう簡単ではありません。
そもそも糖質は体のエネルギーになるもの。白砂糖に含まれるショ糖は体に害が及ぶとされているため避けた方がよいですが、糖質すべてをカットしてしまうのは危険!
また、ダイエットする際に頼りになる、ダイエットフードやカロリーゼロ食品などの健康食品も注意が必要です。
糖質ゼロ、カロリーゼロをうたっていても、砂糖よりも危険な甘味料が添加されているということもあります。
甘いものをガマンせずにダイエットできると手を伸ばしがちですが、摂取するとホルモンに影響を及ぼして血糖値が上がり、インスリンが分泌され体内に脂肪を蓄え逆に太るという研究結果があります。
また、依存性が高いのでやめられなくなるとも…。
いずれも継続せず一種や大量摂取をしなければ大きな健康被害が出ることはありませんが、控えるのが無難。
【よく使われている人工甘味料の懸念点】
●アスパルテーム 表示名:甘味料(アスパルテーム)
砂糖の100~200倍の甘さ。お菓子やヨーグルトに使われることが多い甘味料です。
がんや脳腫瘍、白血病、アレルギー性気道炎症との関連が疑われています、フェニルアラニン化合物を代謝することができない病気「フェニルケトン尿症」を悪化させます。
また、神経伝達物質が減らし、うつ症状へつながるという説も。
●スクラロース食品表示:甘味料(スクラロース)
砂糖の約600倍の甘さ。摂取しても、虫歯になりにくく、血糖値やインスリン値に影響を与えないとされてきましたが、ホルモンや免疫システムを乱す可能性が指摘されています。
また、米国ワシントン大学医学部研究チームによると糖尿病の発症につながる研究結果が発表されました。
●アセスルファムK(カリウム)
砂糖の約200倍の甘さ。ゼロカロリーやカロリーオフの飲料や食べ物に多く含まれています。アスパムテームよりも安くてコストが抑えられるとい特徴があります。
肝臓障害の可能性が指摘されています。また、精製過程において塩化メチレン(ジクロロメタン)という発がん性物質を溶媒として使われる場合があります。
塩化メチレンは消化できずに体内に残留してしまうので、それを不安視する声が上がっています。
●キシリトール 表示名:甘味料(キシリトール)、甘味料(キシリット)
キシリトールは、虫歯を防ぐと言われていて、天然にも存在する添加物の人工甘味料です。ガムなどに使われていますが、2013年5月10日、NHKが「キシリトールは一部の人にアレルギーを起こす」と報道しました。
日本アレルギー学会で、2.4%のアレルギーの症例が出たことを発表しています。
糖質制限ダイエットはなぜ痩せるの?血糖値のコントロールが成功への近道
では、どうして糖質制限をすると痩せるのでしょうか。それには血糖値との深い関係があります。
食事などで摂取した糖質は、胃などの消化器官でブドウ糖に分解されます。
糖質を摂ると、血中ブドウ糖値=血糖値が急上昇し、膵臓からインスリンが分泌されます。一部は筋肉や肝臓にグリコーゲンとして蓄えられ、また別の一部は体内のエネルギーとして主に運動によって消費されます。
ただ、これらにも限界があるため、使いきれなかった残りの糖質はインスリンによって中性脂肪へと変わり、これが脂肪となって蓄積されるのです。
つまり、血糖値の上昇をコントロールするために糖質を制限することで痩せるというわけなのです。
太るメカニズム
①糖質を摂ると血糖値が上昇
↓
②インスリンが大量分泌
↓
③筋肉や肝臓グリコーゲンに
↓
④体内エネルギーとして運動により消費
↓
⑤残りはインスリンによって中性脂肪として体内に蓄積⇒これが肥満の原因!
糖を脂肪にさせない!体脂肪の材料を減らす
体脂肪を減らすには、糖質を脂肪にさせない工夫が必要です。まずはその材料となる糖質を減らすことから始めましょう。
一口に糖と言うからには甘い印象を持つかもしれませんが、必ずしも砂糖だけを除けばいいわけではありません。
糖質とは、炭水化物から食物繊維を抜いたもの。具体的には甘い物とデンプン質を指します。
デンプン質とは米や小麦粉、芋など主に主食になる食べ物が代表的。甘い物が太りやすい印象がありますが、これらは甘くないのに太る原因になるというのが注意したいポイントです。
インスリンの分泌量を抑える
もう一つのポイントが、インスリンを抑えること。インスリンが急激に、かつ大量に分泌されると、脂肪細胞に糖が運ばれ脂肪が蓄積されてしまうのが先述の通り。
血糖値の上昇によって、インスリンは分泌されますが、血糖値の上昇が急であるほど大量にインスリンが分泌されます。同じ糖質量でも、血糖値の上がり方でインスリンの分泌量が増減するのです。
糖質制限ダイエットをやる上で抑えておきたい3つの数字
糖質制限ダイエットを成功させるために知っておきたい、一日の糖質目安量、主食の糖質量、GI値をチェックしておきましょう。
1.糖質制限ダイエットの種類と1日の糖質の目安量
糖質は、タンパク質、脂質とともに人体のエネルギーになる大切な成分の一つ。そのため、すべてをカットしてしまうと体に影響が出てきてしまいます。
ただ、制限する範囲で痩身効果が大きいのも事実。体に無理のない範囲でチャレンジするようにしましょう。
【スーパー糖質制限】
1食あたり糖質:10〜20g以下
1日あたり糖質30〜60g以下
ご飯やパンなどの主食をすべて低糖質の食品に置き換える方法。効果がもっとも大きく出ますが、長期に続けるのは避けましょう。
【スタンダード糖質制限】
1食あたり糖質50〜60g以下
1日あたり糖質70〜100g以下
1食は炭水化物を食べてもOK。残りの2食は主食を低糖質の食品に置き換える方法です。玄米や全粒粉パンなど精製度の低いものをゆっくり噛んで食べると効果アップ。
【プチ糖質制限】
1食あたり糖質50〜60g以下
1日あたり110〜140g以下
1日1食のみ低糖質の主食に置き換える方法で、負荷が軽く続けやすいです。糖質を摂る時は精製度の低いものを選びましょう。
2.抑えておきたい!主食の糖質量
主食を置き換えるためにチェックしておきたいのが、主食の糖質量。主食を低糖質にすると満足感が得られず、より糖質への欲求が強くなることがあります。
ご飯やパンなどの代わりになるのはどんな食品がよいのでしょう。
玄米の糖質は白米と変わりませんが、精米されている米よりも栄養価が高いので白米よりもおすすめです。
また、ヘルシーなイメージのベーグルですが、実は小麦粉の塊のため、糖質が非常に高いことがわかります。
品名 | 量 | 糖質量 | カロリー |
---|---|---|---|
白 米 | 茶碗一杯(150g) | 55.1g | 252kcal |
玄 米 | 茶碗一杯(150g) | 53.9g | 251kcal |
五穀米 | 茶碗一杯(160g) | 47.8g | 232kcal |
食パン | 1枚(60g) | 26.6g | 158kcal |
ベーグル | 95g | 43.1g | 221kcal |
クロワッサン | 45g | 14.0g | 95kcal |
かけうどん | めん250g | 58.5g | 307kcal |
かけそば | めん170g | 47.3g | 268kcal |
3.糖質制限ダイエットするなら知っておきたい「GI値」
糖質制限で痩せるために忘れてならないのが、もう一つのキーワード「GI値」。
Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略がGIです。
簡単に言うと、その食品を食べた後に体内で糖に変化し、血糖値が上がるスピードを数値にした指標です。GI値の数値で以下のことがわかります。
・数値が高い=血糖値の上昇がはやい
・数値が低い=血糖値の上昇が緩やか
血糖値が急激に上昇するとそれを抑えようとするホルモン、インシュリンの分泌量が増えるため、GI値の高い食品は控えめにすることがダイエット成功には不可欠だといえるのです。
野菜のGI値
野菜はヘルシーで低カロリー、それゆえダイエットの強い味方だと思いがちですが、GI値が高い野菜があるので、ダイエット中に食べるには注意が必要です。
ほうれん草などの葉物やキノコ類は低GI、緑黄色野菜、根菜類などに高GIの物が多い傾向にあります。
特にイモ類などデンプン質が多いため、糖質も多い傾向にあります。ご飯代わりとジャガイモばかり食べていては、ダイエット効果がないということをチェックしておきましょう。
●GI値が高いもの
ジャガイモ | 90 |
---|---|
ニンジン | 80 |
山芋 | 75 |
とうもろこし | 75 |
長いも | 65 |
かぼちゃ | 65 |
里芋 | 64 |
栗 | 60 |
さつまいも | 55 |
●GI値が低いもの
レンコン | 38 |
---|---|
松茸 | 29 |
えのき | 29 |
しいたけ | 28 |
長ネギ | 28 |
キャベツ | 26 |
ピーマン | 26 |
サヤインゲン | 26 |
大根 | 26 |
ブロッコリー | 25 |
モロヘイヤ | 24 |
小松菜 | 23 |
キュウリ | 23 |
レタス | 23 |
ほうれん草 | 15 |
糖質制限ダイエットに〝青汁〟を取り入れるべき3つの理由
糖質制限ダイエットをするなら、一緒に飲みたいのが青汁です。
青汁には食物繊維や各種のビタミン類、ミネラルやカロテン、ルテイン、そして葉酸などの血糖値を改善に導く豊富な栄養がたっぷりと含まれているだけでなく、血糖値の上昇そのものを抑える働きがある特別な成分を含んでいるものがあるんです!
①食物繊維が血糖値を抑える
青汁にたっぷりと含まれている食物繊維には、血液中のブドウ糖の吸収を穏やかにして血糖値の急上昇を抑える作用があります。
さらに満腹中枢を刺激してくれるので、ダイエット中の食べ過ぎ防止にも役立ちます。
②野菜不足を改善できる
ダイエット中は食事制限をして栄養が足りなくなってしまいがち。肌が荒れたり、内臓の機能が落ちてしまうことも。
そんなときに、効率的に野菜の栄養素が取れる青汁なら、ダイエット中の食事の栄養をサポートしてくれます。
③原材料に含まれる特有成分がダイエットをサポート
青汁の主原料に使われる大麦若葉にはSOD酵素(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)という酵素が含まれていて、血糖値の上昇を抑制する働きもあり注目されています。
明日葉特有の成分、カルコンが含まれていて、血糖値を下げる効果や、胃酸の分泌を穏やかにする効果が期待できます。
桑の葉に含まれるデオキシノジリマイシンは糖の分解を抑制して吸収も抑えることができます。
糖質制限ダイエットにおすすめの青汁3選
青汁を原料選びからこだわれば、ダイエットに効果的。糖質制限ダイエット中におすすめの原料別おすすめの青汁を選びました。
大麦若葉で選ぶなら…「ヘルスマネージ大麦若葉青汁<難消化デキストリン>」
「超微粉砕製法」という特許技術でJASに認定された国産の大麦若葉を粉砕。大麦若葉の豊富な栄養素を効率よく吸収できます。
さらに糖の吸収を穏やかにする働きがある食物繊維=難消化デキストリンを配合。食事と一緒に飲むと、飲んでいない時よりも糖の吸収が穏やかになる効果があります。
スーパー野菜がたっぷり!「サンスター健康道場 粉末青汁」
主原料を1種にする青汁が多い中「サンスター健康道場 粉末青汁」はブロッコリー、ケール、明日葉、大麦若葉、モロヘイヤと5種のスター野菜をたっぷりと配合。
通常の青汁より約2.5倍の量があるので、それぞれの原料特有の成分を余すことなく摂り入れることができます。
もちろん原料はすべて100%国産なので、たっぷり青汁を飲みたい人におすすめです。
こだわりの桑の葉でダイエット「神仙桑抹茶ゴールド」
農薬ゼロで栽培された桑の葉で作った青汁。桑の葉には中性脂肪を排出し、血中コレステロールを下げる効果が期待できる、フラボノイド類と食物繊維がたっぷり。
鉄分やカルシウム、ビタミンEなど女性に嬉しい成分もたっぷり入った桑の葉が、美しくスマートな体へ導いてくれます。
注意!糖質制限ダイエット中に気をつけたいこと
栄養豊富でダイエットをサポートしてくれる青汁ですが、もちろんそれだけで体重が減るわけではありません。糖質、GI値とともにカロリーも無視できませんし、適度な運動をして脂肪を燃焼やすくすることは必須です。
青汁を飲む場合も、割る飲み物に注意!牛乳に比べて1/4と言われる200ml程度で100kcalはあるので豆乳でも飲みすぎるとカロリーオーバーに…。
できれば水で割って飲んだり、加糖していないヨーグルトに混ぜて食べるのがおすすめです。
糖質制限でダイエットに終止符を!青汁で栄養をしっかり補おう
なかなか痩せずにダイエット迷子になっているなら、糖質制限を摂り入れてみては。さらに青汁をサポート食材に加えるだけで、ヘルシーに効果的にダイエット効果を実感できるかもしれません。
そして、続けることで脂肪を落とすだけでなく、体の中から綺麗になるサポートをしてくれます。青汁で、ダイエットとおさらばしましょう。
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