数年前からダイエットのひとつの方法として実践する人が増えてきた「ファスティング」。
短期集中ダイエットを目的にファスティングをしようかと考えている人も多いのでは?
とはいえ「何も食べなければいいんだよね?」「水だけ飲んでいればいいの?」など間違った知識で行ってしまうと、体調を崩してしまったり、ダイエットどころかリバウンドしてしまったりする危険性もあるんです。
そこで提案したいのが「青汁」を使ったファスティングです。
青汁は野菜の栄養がたっぷり入っていてしかも低カロリーなので、ファスティング向きの飲み物。
正しい方法で行えばデトックスやダイエットなどさまざまな効果が期待できます。
そこで、青汁でファスティングをする時のポイントやファスティングで期待できる効果、ファスティングで失敗しないための注意点などを紹介しましょう。
ファスティングに興味があるけれど方法がよくわからないという人はチェックしてみてくださいね。
ファスティング・プチ断食ってそもそも何?
ファスティングの本来の意味はズバリ「断食」のこと。ヨガなどの修行の一環として行われてきたほか、病気の治療を目的としても行われてきました。
現在では、ファスティングといっても何も食べない、飲まないという断食ではなく、必要な栄養を少量の食べ物や飲み物で補いながら行うスタイルが一般的。
期間も1ヶ月以上にわたる本格的なものから半日程度のいわゆる「プチ断食」までさまざまです。
特にダイエットや健康維持などを目的に行うファスティングは、果物や野菜、水分などを摂りながら3日から1週間程度かけて行うものが主流となっています。
プチ断食と呼ばれる方法も広い意味ではファスティング。
週末の1日か2日だけファスティングを行う週末断食や、1日のうち1食~2食を飲み物に置き換える気軽なやり方もプチ断食といえます。
こちらは初心者でもチャレンジしやすく人気となっています。
ファスティングの目的って何?
では、ファスティングをすると私たちの体にはどんなことが起こるのでしょうか?
高脂肪・高カロリーな食品や食品添加物などを日常的に摂ることが当たり前になっている現代の食生活。
体に負担の多いものばかりを取り入れると内臓はフル回転し続けなければならず、特に消化を司る胃腸の負担はかなりのもの。栄養を吸収し不要なものを排出する役割を担っている「腸」も、日々の酷使によってかなり汚れている状態といえます。
腸が汚れると、栄養が吸収されにくくなったり免疫力が落ちたりと健康状態にも影響が出てきます。
そこで、定期的にファスティングをして胃腸を休ませることが大切というわけ。消化機能を休ませることで代謝が上がり、全身に溜まった老廃物や毒素をきちんと排出できるようになります。
また胃腸を休めることによって、肝臓や膵臓などほかの臓器の負担も減るので、体がリフレッシュされるのです。
ファスティングを行うことでこんな「体にいいこと」が期待できます。
・疲れた内臓を休ませて体の中からリフレッシュできる
・デトックス作用で体内の老廃物をスッキリ排出
・摂取カロリーが抑えられ、代謝も上がるため健康的にダイエットできる
・腸内環境の改善によって便秘も解消、肌トラブルの改善
・肝臓の機能をサポートし、肝臓の解毒作用を高めてくれる
青汁でファスティング・プチ断食をするメリットは?
ファスティングというと酵素ドリンクを思い浮かべる人も多いと思います。
確かに酵素ドリンクを飲みながらのファスティングは人気が高いのですが、実は青汁もファスティングにはおすすめのドリンク。
では、青汁・フルーツ青汁・酵素ドリンクそれぞれのメリットとデメリットを簡単に説明しましょう。
ダイエットに効果アリの成分 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
青汁 | ・ビタミン、野菜に含まれる酵素、食物繊維 ・抹茶や緑茶に含まれるカテキンなど |
・野菜に含まれるビタミンやミネラルをバランスよく摂取できる ・アレンジがしやすい ・比較的安価 |
・満腹感を得にくい ・味が単調 ・糖分が不足して低血糖を起こすことも |
フルーツ青汁 | フルーツや野菜に含まれる酵素のほか、乳酸菌や食物繊維、美容成分配合のものも | ・フルーツと野菜の栄養が摂れる ・アレンジがしやすい ・甘みがあるので満足感がある |
・お腹にたまりにくい ・甘味料など添加物が気になる人には向かない |
酵素ドリンク | 多くの素材を発酵熟成させたエキス、酵母菌、乳酸菌など | ・野菜や野草、果物など豊富な素材が入っていて栄養バランスがいい ・コクがあるので満足感がある |
・独特のクセがあるので飲みにくいと感じる人も ・価格が高い ・ボトルタイプが多く持ち運びには不向き |
ファスティング・プチ断食するなら青汁が最適!その理由は?
①断食中でも必要な栄養が摂れる
青汁に使われている主な原料は、大麦若葉や明日葉、クマザサ、ケールなどビタミンやミネラルが豊富な野菜ばかり。
低カロリーでありながら野菜の栄養が詰まっているので、ファスティング中も必要な栄養はしっかりフォローしてくれます。アミノ酸や酵素も含まれていて、栄養を摂りながら代謝を高めるにはピッタリの飲み物といえます。
②食物繊維が豊富だから腸のお掃除にピッタリ
青汁には食物繊維もたっぷり。原料の野菜にも豊富に含まれていますし、そのほかに食物繊維や乳酸菌をプラスしている青汁もあります。
青汁に含まれている食物繊維は、腸の中で善玉菌のエサになって腸内環境を整えてくれるほか、便のかさを増やして柔らかくし、便秘を解消する働きも。
腸がスッキリすることで免疫力が向上する、体臭が軽減される、肌や髪の質がよくなるなどさまざまな二次的効果も期待できるので、青汁で腸内環境を改善することはダイエットだけでなく健康にも役立ちます。
③飲み物に溶かすだけなので気軽にチャレンジできる
ファスティングをする時は、青汁を1日に3杯~10杯以上飲むことになりますが、粉末タイプの青汁ならさっと水に溶かすだけですぐに飲めるので簡単です。
また、ヨーグルトや豆乳に混ぜて飲めばお腹にもたまり、空腹感が和らぎます。
酵素ドリンクはボトルタイプが多くて持ち運びには不向きですが、青汁なら外出先でもファスティングが可能。使い勝手のよさが青汁ファスティングのいいところですね。
④価格が手ごろで取り入れやすい
青汁でファスティングをするメリットのひとつが「価格」。酵素ドリンクやクレンズジュースなどは1ヶ月分で数千円から1万円以上かかるものもあるので、1日に何杯も飲むとなると、ためらってしまう人もいるかもしれません。
青汁なら、だいたい1ヶ月分で3,000円前後のものが多くお財布にも優しい価格。プチ断食にもファスティングにも購入しやすいのでおすすめです。
青汁でファスティング・プチ断食をする時の基本的な方法とおすすめの飲み方は?
では実際に青汁を使ってファスティングをする場合、どのように行えばいいのでしょうか。誰でも気軽にできる代表的な方法を紹介しましょう。
※どの方法も、ファスティング(断食)期間中は1食につき青汁を3~4包分飲むことになります。
青汁でプチ断食・ファスティングする際の基本的なやり方3つ
1週間集中ダイエットプラン(ファスティング)
まずは、準備期間+3日間のファスティング+復食期間を含め、トータルで1週間から10日かけて行うファスティングです。
準備期間(3日前~前日)
ファスティングをするために体を慣らしておく期間です。徐々にご飯の量を減らし、おかずも野菜や豆腐など消化のいいものを摂るようにします。もちろん、この時点で食前などに青汁を飲んでおくのもおすすめ。
ファスティング前日は、主食の量を通常の6割程度に減らして体の準備を。翌日から食べられなくなるからといって食いだめは厳禁ですよ!
ファスティング(2日~3日間)
いよいよ断食期間です。1食につき青汁を3包~4包分飲むのが基本。青汁のほかには野菜スープやヨーグルト、砂糖不使用のフルーツジュースなどを飲んでもOK。
ファスティング初日から2日目くらいに、頭痛やだるさ、吐き気などが起こる可能性もあります。これは毒素が抜け始める時に表れる反応です。無理をせず横になるなどして過ごせば、徐々に回復してきますので心配しなくても大丈夫です。
復食期間(1日~3日)
ファスティングをした日数と同じだけの復食期間を設けましょう。3日間のファスティングを行ったら3日かけて少しずつ通常の食事に戻していきます。重湯や味噌汁、野菜スープなどから始めて、2日目におかゆや煮物、豆腐、海藻などを摂るようにします。
3日目からは卵や魚などの動物性たんぱく質を摂ってもOK。白米に戻しても大丈夫ですが、量は控えめに。
通常食
通常食に戻っても、いきなり脂っこいものや辛いもの、消化の悪いものは避けるように。もちろん食べすぎは厳禁です。ファスティングをしたおかげで、味に敏感になって素材本来のおいしさを感じることができると思います。
週末プラン①(1日断食)
平日は仕事がある人におすすめの、金曜日の夜から日曜までのプランです。
前日夜(金曜日)
主食は少なめ、味噌汁や白身魚など消化によいものを摂りましょう。
1日目(土曜日)
朝食は青汁のみ、昼食は食前に青汁を飲み、お粥やヨーグルトなどの軽食をプラス。夜は青汁のみ。水分はこまめに摂りましょう。
2日目(日曜日)
朝食には重湯や具の入っていない味噌汁、五分がゆなどがおすすめ。青汁も1杯飲んでおきましょう。
昼食は青汁+野菜スープや柔らかく煮た素うどんなどお腹にやさしいものを。
夕食は味噌汁や野菜スープ、魚など消化のよいものを普段より少なめに。おかゆからご飯に戻してもOKですが、量は控えめにしましょう。
週末プラン②(半日プチ断食)
空腹感に耐えられるか不安な人は半日だけのファスティングから始めてみては。
1日目(土曜日)
朝食はいつもより軽めに。昼食はうどんや雑炊など消化のいいものを少量摂るようにします。そして夕食は青汁だけ。青汁以外にも水分は意識して摂るようにしましょう。
2日目(日曜日)
朝は青汁だけを飲みます。ハチミツを少量加えてもOK。
昼はおかゆや具の少ない味噌汁、野菜スープなど胃に負担のかからないものを少量。そして夜は白身魚や野菜の煮物、味噌汁など消化のよいものを通常の半分~6割程度の量を意識して食べます。
週末を利用したこの2つのプランなら、週明けからは普通に食事もできますし空腹でいる時間も短いので初心者でも気軽にチャレンジできますよ!
青汁でプチ断食・ファスティングする際のおすすめの飲み方
最近の青汁は、水に溶かすだけでもおいしいものが増えてきています。とはいえ、ファスティング期間中は青汁中心の食生活になるため、味に飽きてしまうことも。
そんな時は、砂糖不使用のフルーツジュースや野菜ジュース、炭酸水、ヨーグルトなどと合わせてみましょう。
ヨーグルトだとファスティング中の軽食としても取り入れられ、お腹にもたまるのでおすすめです。
通常なら牛乳と青汁も相性がいいのですが、牛乳は意外に消化に時間がかかるため胃腸に負担がかかります。ファスティング中は控えてください。
不安な人は夕食時のファスティングから
ファスティングが初めてという人や仕事などへの影響が気になるという人は、夕食を置き換えることから始めてみるのもおすすめです。
昼食の後に何も食べず、夕食を青汁にするだけで18時間くらいのプチ断食になります。これだけでも胃腸を休めることができ摂取カロリーも抑えられるので、最初は夕食時のファスティングにチャレンジしてみては。
青汁を使ったファスティング・プチ断食の注意点は?
青汁でのファスティングやプチ断食を行うために、抑えるべきポイントと注意点は何でしょうか。
ファスティングのスケジュールを確保する
①ファスティング(断食)の日は週末などゆったり過ごせる日に設定
②準備期間をファスティングの期間と同じくらい確保
③復食期間もファスティングの期間と同じくらいか2倍くらい確保
2日~3日の断食期間を設ける場合は、準備期間と復食期間を含めて最低でも10日~2週間確保することが必要ですから、その間に飲み会や食事会がある時は避けて、まとまった日数が取れる時に行うようにしましょう。
青汁以外にも水分をしっかり摂る
青汁を使ったファスティング中は、1日に10包程度の量を飲むことになります。
だいたい1包あたり100mlの水で溶かすので、青汁だけで約1リットルの水分を摂ることになりますが、それ以外に水やお茶、炭酸水などで水分補給をしましょう。
もちろん温かいお茶や白湯でもOKです。ただし、カフェインが含まれているものや牛乳、砂糖が入っているジュースなどは避けるように。
青汁を含めて水分を1日3リットルくらい摂ることを意識してください。ファスティング中は水分を摂ることで脂肪の燃焼が促されたり、デトックスによる毒素の排出が促されたりという効果もあります。
もちろん、空腹感を和らげるためにも水分摂取は効果的。しっかりと水分を補給することでファスティングの効果もアップします。
低血糖や体調管理にも注意する
摂取カロリーが極端に減るため、血糖値が急激に下がってしまう人もいます。めまいやふらつきのほか、低血糖になるとじっとりと汗をかいたり呼吸が荒くなるなどの症状があらわれる場合も。そんな時はハチミツや黒砂糖、梅干しなどを口に含んでしばらく休むようにしましょう。
また、ファスティングを始めると頭痛や倦怠感が起こる人もいます。これはデトックス作用が働き始めている証拠。この時も無理はせず、水を飲んで体を休めること。
通常とは違う食生活なので、人によって体にさまざまな反応が出ることがあります。体調には注意して、無理はしないように行ってください。
青汁でファスティング・プチ断食をする時のQ&A
Q:何日ぐらい続ければいいですか?何日で何キロ痩せるか知りたいです
青汁と水分だけを摂って過ごすのは2日(48時間)が最適です。
何キロ痩せるかは個人差がありますが、48時間のファスティングで1.5~2㎏痩せたという人が多いようです。
ただ、ファスティングの本来の目的は体重を減らすことよりも体質を改善すること。断食に近い状態で2日間過ごすことで内臓の働きがよくなり、代謝がアップして溜めこみにくい体質=痩せやすい体質になることが目標です。
ですから、ファスティングで何キロ痩せるというよりも、内臓をリフレッシュして太らない体作りをすると考えて、定期的に行うことをおすすめします。
青汁しか飲まないでいると、体調が悪くなったりしませんか?
好転反応を感じた時は、まずは落ち着いて。横になってゆったりとした気持ちで過ごすようにし、無理をしなければ徐々に和らいでいきます。あまりに体調がすぐれない状態が続く時は断食期間を中止し、早めに復食期間に移行するようにしましょう。
フルーツ青汁でもファスティング・プチ断食できますか?
フルーツ青汁の多くは乳酸菌や酵素、美容成分が配合されている者が多いので、ファスティングで体質改善+腸内環境アップや美肌効果も期待できます。
まさかのリバウンド!?青汁でのファスティングした人のありがちな失敗
ファスティングを決意した時はやる気十分、ダイエットも成功するはずと思っているかもしれません。でも…失敗してしまう人も意外に多いんです。
ここでは、ファスティングにチャレンジしたものの結果的に失敗…となってしまう主な原因を紹介していきましょう。もちろん、失敗しないための対策も後ほど!
①準備期間をとらず、いきなりファスティング
ファスティングするぞ!痩せるぞ!と意気ごむあまり、いきなり断食を始めてしまう人。もちろんファスティングには気合いも必要ですが、それ以上にしっかりと準備をしておくことも大切です。
できれば3日前くらいから食事を野菜中心のものにして量を減らしていき、体がファスティングしやすくなる状態を作っておきましょう。
前日まで好きなように食べていて、朝起きていきなりファスティングに入ると空腹感も倍増して、反動で食べすぎる原因にもなってしまいます。何事も準備は万端に。
②ガマンしてるしちょっとだけなら…とひと口
青汁と水分以外は基本的に口にしない方法なので、当然お腹は空きます。ツライですよね。
その辛さに負けて、ファスティング期間中にやってしまいがちなのが「ちょっとひと口」。半日ガマンしたから、1日ガマンしたから…と1個だけチョコを食べてしまったりお菓子を食べてしまったり。
ファスティング中は消化器官が休んでいるため、内臓は「寝ぼけている」状態です。そこに高カロリーのお菓子やチョコレートのような刺激物が入ると大きな負担がかかりますし、脂肪はしっかりと蓄えられてしまいます。
どうしてもガマンできない時も、青汁をプラスするか少量の果物を口にするなどして乗り切りましょう。
③ファスティング終了!反動でドカ食い
復食期間中なのに「やっと食べられる!」とばかりにいきなり好きなものをドカンと食べてしまう…。通常のダイエット終了後でもやってしまう人は多いのではないでしょうか。
頑張った自分にごほうび、という気持ちもわかりますが、せっかくファスティングで状態がよくなった内臓に高カロリーなものは負担がかかります。ここはもう少しだけガマンして、胃腸に負担をかけない食事を心がけましょう。
また、ファスティングで急激にカロリーを減らした後は、体は摂取したカロリーから最大限の栄養を摂り、元の状態に戻そうという機能が働きます。
ですから、急にファスティング前の食事に戻すと、簡単に体重も元通り。それどころか以前よりも体重が増えちゃった!なんてことにもなりかねません。
ファスティング→ドカ食い→リバウンドを繰り返していると、健康的どころかどんどん痩せにくい体になってしまいます。
ファスティングは、食べない期間よりもむしろこの復食期間の食生活が重要ですよ!
失敗しないために押さえておきたいポイント
では、ファスティングを成功させるためには何に気をつけたらいいのでしょうか?
準備期間をしっかり取って体をファスティングモードに
ファスティングは最低限の栄養とカロリーしか摂らないため、めまいや頭痛、だるさなど体の不調が表れる人も。そんな症状を軽くして体への負担を少なくするためにはファスティング前の準備が重要です。
1日のプチ断食をするなら前日から、3日行うなら3日前から、消化のよいメニューを取り入れ、量も徐々に減らしていきましょう。空腹感に少しずつ慣れていくことで、断食期間が楽になり、復食期間のドカ食いも防ぐことができます。
野菜や豆腐などを上手に取り入れて、準備期間のうちに体と心を「ファスティングするぞ!」という状態にしておきましょう。
飲み方に工夫をしてみる
ファスティング中は青汁だけを飲むのが基本。とはいえ、毎日毎食、青汁を水で溶かすだけだと飽きてしまうので飲み方を工夫するのもひとつの方法です。
おすすめは炭酸水割り。炭酸でお腹が膨れるので空腹感がやわらぎますし、気持ちもリフレッシュできます。
そのほか、ヨーグルトに混ぜるのも腹持ちがよく食べた実感も得られるので、ファスティング中の1食をヨーグルト+青汁にするのもいいでしょう。
甘みが欲しければ少量のハチミツを加えてもOK。ただし入れすぎないように!
食べ物のことばかり考えない時間を作る
食べられないとなると食べ物のことばかり考えてしまう…これは誰でも体験したことだと思います。そしてついにガマンできなくなり結局食べてしまい「もうダイエットなんて無理」と落ちこんだことのある人も多いはず。
青汁と水分、軽食しか口にできないファスティング中は食べ物以外のことを考える時間を作るのも大切です。
本を読んだり音楽を聴いたり、ストレッチをしたりと何かに集中できる時間を作り、できるだけ「食べたい」感情にとらわれないようにすること。どうしても食べたくなった時は少量の果物を食べたりするのも効果的です。
あとは「いっそ寝てしまう」というのもひとつの方法。ファスティング中は眠気が強くなることが多いので、そんな時は体の声に従って寝るのもいいと思いますよ。
復食期間こそ青汁を活用する
ファスティングは、断食期間以上に復食期間の食べ方が大切。ここで間違うと今までの努力が無駄になってしまいます。
ファスティング期間が終わったから、また前と変わらないライフスタイルでいいんだ!という人は、ほぼ確実にリバウンドします。
ファスティングは、食事制限の期間よりもその後が大切。この時期にも青汁が頼りになります。たとえば
・朝食置き換えだけは続ける
・お腹が空いた時に1杯飲む
・食事前に飲んでおいて食事量をセーブ
こんなふうに取り入れることで、栄養は摂りながら急激なカロリーオーバーや食べすぎを防ぐことができます。
終わった後の管理もファスティングの一部。青汁を上手に活用してリバウンドを防ぎましょう。
ファスティング・プチ断食におすすめの青汁3選
では、ファスティングにピッタリのおすすめ青汁を紹介しましょう。どれもクセがない青汁なので、水に溶かすだけでも充分おいしく飲むことができます。もちろん栄養価も抜群。
極の青汁・・・野菜の力がたっぷりの日本茶のような青汁
サントリーの「極の青汁」は、国産の大麦若葉と明日葉、宇治煎茶と愛知県産抹茶をブレンドして作られた青汁です。
大麦若葉はビタミンやミネラル、食物繊維たっぷりでファスティング中の栄養補給にはピッタリ。明日葉にはデトックス作用があるのでよりファスティングの効果をアップしてくれます。
さらに、野菜ポリフェノールの一種で抗酸化作用に優れた「ケルセチンプラス」を独自配合して、野菜の持つ力をより高めているのが特徴。1杯で野菜の栄養を効率よく摂ることができます。
高級なお茶のような味で初心者でも飲みやすい青汁です。
ふるさと青汁・・・デトックス効果に優れた明日葉メインの青汁
マイケア「ふるさと青汁」は、明日葉をメインに使った抹茶風味の青汁です。
八丈島の自然の恵みがたっぷり詰まった明日葉には、特有のポリフェノール「カルコン」が豊富。カルコンは体にたまった老廃物をスッキリ流してくれる働きがあるので、デトックスにはうってつけ。
ふるさと青汁は、特にカルコンが豊富に含まれる明日葉の根の部分までまるごと使っているから、明日葉パワーを余すところなく取り入れることができます。
さらに国産の大麦若葉と桑の葉を加え、栄養バランスもよく飲みやすい青汁に仕上げています。
明日葉の力で、ファスティング中のデトックス効果をさらにアップさせることができる青汁です。
めっちゃたっぷりフルーツ青汁・・・どうしても甘みが欲しいならコレ!フルーツ風味のおいしい青汁
甘さがないとファスティングなんて無理!そんな人におすすめなのが「めっちゃたっぷりフルーツ青汁」です。
フルーツと野菜のエキスを使っているから、青汁なのにすっきり甘いフルーツジュースのような味。青汁としての栄養も優秀で、国産のクマザサ、明日葉にインド産モリンガを加えてビタミンやミネラル、食物繊維もたっぷりです。
さらに120種類以上の野菜や野草、果物、海藻などを発酵熟成させた「酵素」も配合されているから、消化を助けて代謝を上げ、ダイエット効率もアップ。
水に溶かすだけでもおいしいですが、ファスティングに活用するなら炭酸水割りがおすすめ!お腹にもたまるので空腹感も和らぎます。
豊富な栄養と酵素に加えて、乳酸菌やプラセンタも配合されていてダイエット中の便秘や肌トラブルも心配ナシ。体の中からキレイにダイエットができる青汁です。
青汁でのファスティング・プチ断食は「ゆる~く、なが~く」が大切!
青汁を使ったファスティングのコツと注意点を紹介してきました。これなら自分でもできそう!と思った人もいるのでは?
「断食」は無理でも、1日だけの青汁生活や1食置き換えなら今日からでも始められそうですよね。プチ断食や置き換えに慣れてきたら、本格的にファスティングに挑戦してみるという段階的な方法もアリです。
ファスティングを終えると、濃い味つけや化学調味料などに慣れた味覚もリセットされるため、素材そのものの旨みがはっきりとわかるようになります。食材選びや外食の時に気をつけることなど、食に対する意識が変わったという人も多いんです。
そしてファスティングで体質改善やダイエットに成功したら、定期的に1食置き換えをすることをおすすめします。もちろん、健康維持のために月に一度、数ヶ月に一度というスパンで行うのもいいと思います。
ファスティングもプチ断食も、自分のペースで続けることがイチバンです。
ファスティングをきっかけに自分の体ときちんと向き合い、体の声を聞くことはダイエットにも健康維持のためにも大切なこと。体調不良や食べすぎなどを感じた時に「少しファスティングしてみようか」と思うようになるのが理想的ですね。
たまに「ゆる~く」1日から2日のプチ断食、そして定期的にファスティングをするなど「なが~く」続けること。これが健康的な体とスタイルをキープするための正しい方法です。
まずは1日だけ、週末だけなど自分のやりやすい方法で始めてみましょう。栄養バランスがよくて飲みやすい青汁が、ファスティングの強い味方になってくれるはずです!