健康のために飲む青汁なので、その中身が安全であることはとても気になることの1つではないでしょうか?
特に妊娠中や授乳中のデリケートな時期に気をつけたいものの代表選手が外国産、添加物、カフェイン。
健康食品として有名な青汁ですが、商品によっては原材料に外国産のものが使用されていたり、添加物やカフェインが含まれていたりするものもあります。
そこで今回は妊娠中や授乳中でも安心して飲むことができる、国産の無添加ノンカフェインの青汁についてご紹介していきます。
妊娠中や授乳中だからこそ、こだわりたい!国産無添加ノンカフェイン青汁
妊娠中や授乳中はお母さんが食べた物が赤ちゃんに栄養として運ばれます。そのため、普段以上に食べたり飲んだりするものに関しては気になる人が多くなります。
妊娠中、授乳中に外国産、添加物、カフェインを控えた方がいい理由
①外国産
外国産の青汁には2種類のタイプがあります。
青汁そのものが外国から輸入されるものと青汁の原材料が外国から輸入されるものがあります。
外国産のものが全て危険であるというわけではありません。しかし、原産国が書かれていてもどのような場所で製造・栽培されているのかも分かりません。
また、日本では農薬指定されていない薬剤が使用されていたり、遺伝子組み換え食品が使用されていたりする可能性がゼロではありません。
農薬や薬剤、遺伝子組み換え食品は少量であっても体にどんどん蓄積されてしまいます。
今はその影響が目に見えて分からなくても将来的に害をもたらす可能性があるとともに、妊娠中や授乳中であれば赤ちゃんへの影響も心配になります。
②添加物
現在日本で使用が可能な食品添加物は約4500種類あると言われています。
青汁で代表的に使用される添加物には甘味料、香料、増粘多糖類、酸化防止剤、保存料、栄養強化剤などがあります。
現在、国内で販売されている商品に使用されている食品添加物は基本的に国によって安全性が認められたと言われているものになります。
しかし、添加物が使用される場合、1種類ではなく複数のものが同時に使用され、複合的に使われた場合にはどのような影響があるのかは調べられていないのが現状です。
そのため、1回の摂取量は少量であっても繰り返し摂り入れることで徐々に体の中に蓄積されてしまうので、何らかの不調が引き起こされる可能性がゼロではありません。
そして、妊娠中や授乳中に過剰摂取してしまうと、赤ちゃんにも運ばれてしまうのでできるだけ避ける必要性があるのです。
③カフェイン
カフェインにはメリット・デメリットの両方があります。
メリットにはリラックス効果や疲労回復、眠気覚ましなどがあります。一方で、デメリットとしては過剰摂取により死産や流産の危険性が高くなると言われています。
カフェインは胎盤を通して赤ちゃんの血液の中に溶け込み、未熟な腎臓に大きな負担を与えると言われています。
また、カフェインには利尿作用があり母体のカルシウムの排出量を増やしてしまい、赤ちゃんの成長に必要なカルシウムが十分に運ばれずに成長に悪影響を及ぼす可能性も否定できないのです。
少しだけなら大丈夫?妊娠中・授乳中にとっていいカフェインの量は?
残念ながら現状、妊婦のカフェイン摂取量の基準は設定されておりません。
食品安全委員会の調査によると海外におけるカフェインの安全基準の摂取量の上限は200m~300mg/日と言われています。
そもそもカフェインってどの食品にどれだけ含まれてるの?
カフェインが含まれていることで有名な飲み物はコーヒーですが、実はいろいろな飲み物にカフェインは含まれています。
知らぬ間にカフェインを摂りすぎてしまっていたなんてことが起きないように、飲む前にぜひ確認してみてください。
市販の飲み物に含まれるカフェインの量は?
<代表的な飲み物100㎖中に含まれるカフェイン量(mg)>
種類 | 100㎖中に含まれるカフェイン量(mg) |
---|---|
ドリップコーヒー | 90 |
インスタントコーヒー | 40 |
エスプレッソコーヒー | 300 |
玉露 | 120 |
抹茶 | 30 |
緑茶 | 20 |
紅茶 | 20 |
ほうじ茶 | 20 |
ウーロン茶 | 20 |
番茶 | 20 |
玄米茶 | 15 |
麦茶 | 0 |
ココア | 30 |
コーラ | 12 |
妊娠中や授乳中は控えたい!商品別カフェインが入った青汁一覧
ここまででいろいろな飲み物のカフェイン量は分かっていただけましたが、さまざまある青汁のカフェインの有無についてご紹介していきます。
カフェインが入っている青汁一覧
・サントリー 極の青汁:10㎎未満/1包(3.3g)
・アサヒ緑健 緑効青汁:2.3㎎/1包(3.5g)
・えがお えがおの青汁満載:5㎎/1包(4.5g)
・エバーライフ 飲みごたえ野菜青汁0.00075㎎/1包
ノンカフェインな青汁一覧
・サンスター 健康道場 粉末青汁
・ステラの贅沢青汁
・ファンケル 本絞り青汁ベーシック
・やずや 養生青汁
・ケンブリア リッチグリーン
・ヤクルト 青汁のめぐり
・山本漢方 大麦若葉粉末
・ダイエット研究所 ママの青汁
・DHC 乳酸菌が入ったよくばり青汁
妊娠中や授乳中は気をつけたい!外国産の原料を使った青汁一覧
妊娠中や授乳中に体の中に取り入れるものは赤ちゃんへの影響も考えて、できるだけ原材料が国産100%のものを使用しているものを安全のためにも選びたいところです。
妊娠中や授乳中は控えたい!中国産の原料を使用している青汁
ニュースでも数多く報道されている中国の食品問題から考えても、避けていただきたいのが中国産の原材料を使用している青汁です。
無農薬と謳っていても日本と中国で定めている農薬の種類には違いがありますし、大気汚染も問題になっている中国で栽培された原材料は可能な限り避けるべきものの1つになります。
中国産原材料を使用した青汁
・山本漢方製薬 大麦若葉粉末100%
・お茶村 神仙抹茶ゴールド
一部海外原料を使った青汁
・やずや 養生青汁
(ハトムギエキス:タイ産)
・キューサイ はちみつ青汁
(はちみつ:ルーマニア)
妊娠中や授乳中は控えたい!添加物が入った青汁一覧
ここまでで、国産原材料100%使用でノンカフェインの青汁は8種類になります。さらにこれを詳しくみていきます。
この中でさらに妊娠中や授乳中には特に避けたい添加物が入っているかどうかを確認していきます。今回は無添加の定義を下記2点にさせていただきます。
1.原材料が100%野菜であり、野菜以外のものが使用されていないこと
2.栄養強化剤して人工的に作られたビタミンCやデキストリンなどの食品添加物やその他の食品素材が添加されていないこと
商品名 | 原材料 |
---|---|
マイケア ふるさと青汁 | あしたば葉茎末、難消化性デキストリン、直鎖オリゴ糖、あしたば根末、桑の葉末、大麦若葉末 |
サンスター 健康道場 粉末青汁 | ブロッコリー、ケール、大麦若葉、明日葉、モロヘイヤ |
ステラの贅沢青汁 | クロレラ、ケール、ボタンボウフウ(長命草)粉末 |
ファンケル 本絞り青汁ベーシック | ケール(国内産)、水溶性食物繊維、でんぷん分解物、植物性ツイントース(オリゴ糖) |
ケンブリア リッチグリーン | 大麦若葉、デキストリン |
ヤクルト 青汁のめぐり | 大麦若葉エキス末(デキストリン、大麦若葉エキス)、ガラクトオリゴ糖、水溶性食物繊維、デキストリン |
ダイエット研究所 ママの青汁 | 愛媛産オーガニックケール100% |
DHC 乳酸菌が入ったよくばり青汁 | 大麦若葉エキス末(大麦若葉エキス、デキストリン)、ボタンボウフウ葉末、穀物醗酵エキス末(穀物醗酵エキス、マルトデキストリン)、ゴマ葉末、乳酸菌末(殺菌)、(原材料の一部に小麦を含む) |
妊娠中や授乳中も安心!国産100%無添加ノンカフェイン青汁No1はこの青汁!
サンスター 健康道場 粉末青汁 |
ステラの贅沢青汁 | ダイエット研究所 ママの青汁 |
|
---|---|---|---|
鉄分 | 0.77㎎ | 0.99㎎ | 0.20㎎ |
カルシウム | 97.3㎎ | 26.4㎎ | 100㎎ |
食物繊維 | 3.6g | 0.29g | 1.14g |
葉酸 | 66.0μg | 1.44μg | 20.3μg |
価格 | 30日分 4,500円 |
30日分 9,486円 |
30日分 8,000円 |
形状 | 粉末 | 粒 | 粉末 |
※栄養価は公式HPとメーカーが推奨している1日の推奨量で計算をしています。
※ステラの贅沢青汁の3~9粒と記載されていたので、今回は6粒で計算しています。
※ダイエット研究所 ママの青汁の公式HPには100gあたりの栄養素しか記載がされていなかったので30日で1袋を使用した場合で計算しています。
以上よりそれぞれの青汁を比較してみます。まずは粉末青汁であるサンスターとママの青汁を比較しています。
ともに、カルシウムの量はほぼ一緒ですが、鉄分・食物繊維・葉酸に関してはサンスターの方が豊富に含まれていてバランスも良いです。
会社の知名度からもサンスターの方が信頼できますし、価格的にもお手頃で手に取りやすい商品になっています。
また、原材料で比較してみると、ママの青汁が愛媛産オーガニックケールのみで作られているのに対して、サンスターの方はブロッコリー、ケール、大麦若葉、明日葉、モロヘイヤと5種類の野菜が使用されています。
そのため、いろいろな野菜を使用している方が栄養バランスも良いと言えるでしょう。
一方で、ステラの贅沢青汁は粒であるので、3つの中で1番飲みやすいです。
鉄分は1番豊富に含まれているので貧血気味の妊婦さんにはおすすめできますが、メーカー推奨量で摂取すると1ヶ月に1万円近くかかるのはお財布に痛いところです。
同じ金額をかけるのであれば、サンスターの青汁を1日2杯飲んだ方が栄養を多く摂取することができますが、粉末は飲むのが苦手という方にとってはこちらの方が飲みやすいでしょう。
国産無添加ノンカフェインが安心!妊娠中や授乳中の青汁選びは慎重に!
健康のためにと飲む青汁ですが、残念ながら安心して飲むことができない商品も出回っています。
その中でも特に妊娠中や授乳中においては胎児や赤ちゃんに与える影響も考えて、選ぶ際には慎重になっていただきたいです。
そんな時には、国産無添加ノンカフェインの青汁を選んで、安心して飲めるようにしてみませんか?
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